MTBさんの本を読んだんだけどさ

結構面白い話がいっぱい載ってたよ
MTBさんが師匠の大久保先生から学んだことの一つに「馬をよく見ること」ってのがあって、その教え通りに他所の馬でもよく観察していたとか、若い頃は馬の診療所によく入り浸って獣医の人からいろんな話を聞いて馬の不調がある程度見るだけでわかるようになった話とか
他所の馬でもしっかり観察してサクラユタカオーやエルカーサリバーの強さを見抜いたりしてたらしい
他にもライスシャワーは心が読めるのかとか書いてた
あとトウカイテイオーのことを“まさに僕の好みの象徴とも言える”とまで言ってた

エルグラのことに関しては、グラスワンダーは朝日杯まではとにかく楽しんで走らせることを重視してたって書いてたな
エルコンドルパサーはすごく臆病だったとも書いてたし、調教師に頼み込んでまで乗り替わりを遅らせてもらってレースのやり方を教えてたって書いてた
毎日王冠の前にどっちに乗るかを決めた時にも最後の最後までギリギリまで悩んでたしなんならこの本を書いている今(2001年秋)も悩みは残るって書いてた
ただ、グラスワンダーを選んだ理由は一切書いてなかったから、「エルコンドルパサーはもう大丈夫」って言うのが真実かはわからない
ただ本当に甲乙付け難いとだけずっと書いてた

マックイーンにも惚れてたのにさらにテイオーか…

テイオーにそんな評価してたんかあの人

あと、エルコンドルパサーのジャパンカップを観戦して「ああ、僕の相棒だった馬は凄いやつだったんだなあ、やっぱり」って言ったり、その後のグラスワンダーの有馬記念でも「顔つきが良くなってきた」とか「やっぱり、凄い馬だ。僕が選んだ相棒は、素晴らしい馬なんだ」とか、結構エルの脳が破壊されそうなことを言ったり思ったりしてたらしい

いくらぐらいだった？
俺も買いたい

>>2

>>3

132ページにあるよ

「筋肉が柔らかいといえば、なんといってもトウカイテイオー」とか、「大好きな馬の一頭」とか

他にもジャパンカップで勝った時は「周囲は奇跡と評したが、僕は『トウカイテイオーが勝って当然だ、それくらいの馬なんだ』と思っていた」とか

>>5

図書館で借りたからタダだったよ

めっちゃ言ってる……

本当にこう……馬を思いすぎてる人だな

>>7

いいなー

馬そのものに脳みそ焼かれてんのな

エルカーサリバーとかサクラユタカオーは活躍する前から強さを見抜いてたってのも131ページあたり

全６章なんだけど、
１章:大久保厩舎に弟子入りするまで
２章:大久保厩舎に弟子入りしてから
３章:ジョッキーとして活躍するようになってから
４章:ライスシャワー
５章:エルグラ
６章:騎手引退してから調教師にこれからなります

こんな感じの本だった

絶版本じゃないから2090円の定価で買えるよ

やっぱライスは1章まるまるか、そりゃそうだよな…

ライスシャワーのあの宝塚記念に関しては、走り出すまでは気になるところはなかったが走り出してからおかしかったって書いてた
普段は指示した分だけしっかりと、心が読めるのかと言うほどに過不足なく走ってくれるライスシャワーがその日に限っては動いてくれないとか書いてたよ

グラスワンダーを楽しく走らせるのを重視してたってのはどこかウマ娘のマルゼンスキーと重なるところがあるな
あとエルが気弱なのも原作準拠なのか

>>9

エリモエクセルでオークスに勝った時のことは「この馬に乗せてもらえた幸運を心から感謝した」

秋華賞で1着のファレノプシスから４馬身差の7着に敗れた時のことは「これはどう考えたって、僕のせいだった」って書いてた

同じ1ページでこれかあ、って思ったよ

本当に馬思いの人なんだなあってのが全編通して伝わってくる

>>16

エルはマスク付けることで陣営ソウルインストールって感じやね

あれ、名前外れてる　>>17も俺ね

デジタルのことは最初は「弱々しい」とか書いてたな

マイルCSを選んだのがMTBさんの進言ってのはガチだった

芝でも走れるってのも理由だったみたいだけど、ジャパンカップダートは距離が保つかわからないからっていう理由もあったみたい

(ライスシャワーは心が読めるのか、マックイーンが大好きとかテイオーが好みとかも
バレてるのかな)

MTBさんクソボケネタは、過剰とはいえそこそこ的を射ていたのか
何なら追加情報あるし

この本書いたのが騎手引退直後だったらしく、「どれだけの馬になるか、最後のG1勝利をプレゼントしてくれたアグネスデジタルの今後を、僕は楽しみにしている」って書いてた
この後に秋天でオペラオーを破るんだよね

250ページが本当にかっこいいこと書いてる
矯正馬具についてオーナーとかと意見対立した時の話なんだけど「たとえ自分の騎乗回数が減ったとしても、馬にとって本当には良くないと判断した限り、妥協するべきではないと思って僕はこの仕事をやってきた」「わかってもらえないのは悲しいが、でも馬たちのことを思えば、仕方ない」って書いてた

264ページでもテイオーのこと言ってる
馬を見ることについての話なんだけど「バランスが良く、筋肉が柔らかい馬が僕は好きだ。トウカイテイオーはそんなタイプの好例だ」
「良質な筋肉は、普段はすごく柔らかいが、力が入るとパンとなる。あの馬も、多分そういう感じだったのだろう。乗ったことはないが、柔らかい、素晴らしい乗り味なのだろうな、と想像している」
本当に馬のことが大好きなんだってわかるよ
「当歳馬は可愛らしくて、ついつい僕などはその姿にただ見惚れてしまう」とかも書いてた

馬への愛情は本当に凄いんだよね

とまあそんな感じで全編通して面白い本だったのでみんなも読んでみてね、って感じのスレ立てでした