スカタンはごめんなさいすればいいけど不誠実はあかん new!!
2022/03/11 Fri. 03:24 [edit]
って 知り合いの結婚式の会場が心斎橋だったから
のむラボに寄ったというあの日
(礼服だったのでウソではない)に 言ったろうが。
すぐばれるような ウソやゴマカシは やめろとも言っただろうが。
クソが。
いや、昨日だけで リンクを貼ったわけでもない
ある過去記事(→こちら)に 7拍手も付いておりまして、
これは異例なことなのですが
ひとつ前の記事のリドレーのお客さんから聞いて 理由が分かりました。
「ハイランダー 村上」で検索すれば 分かるかもしれません。
追記:吐いたツバは飲まない方針の当ブログですが
この記事は次に更新するときに消しまする。
のむラボに寄ったというあの日
(礼服だったのでウソではない)に 言ったろうが。
すぐばれるような ウソやゴマカシは やめろとも言っただろうが。
クソが。
いや、昨日だけで リンクを貼ったわけでもない
ある過去記事(→こちら)に 7拍手も付いておりまして、
これは異例なことなのですが
ひとつ前の記事のリドレーのお客さんから聞いて 理由が分かりました。
「ハイランダー 村上」で検索すれば 分かるかもしれません。
追記:吐いたツバは飲まない方針の当ブログですが
この記事は次に更新するときに消しまする。
category: のむラボ日記
ディスクブレーキの固定ボルトのスナップリングには気をつけようね new!!
2022/03/10 Thu. 22:38 [edit]
お客さんから リドレーのバイクをお預かりしました。

ハンドルバーの交換の都合上
ドロップバーの中に通してあるブレーキホースを一旦外す必要があり、
当然 ブリーディングも要するという作業です。
ブレーキはBR-R8070で、

カールじいさんの空飛ぶ家(→こちら)という表記の下に
160/180とありますが、これは傾斜している台座の取り付けの向きで
ブレーキが対応するローター径を 160mmか180mmか
選べるという仕様になっています。


↑で、これはディスクブレーキキャリパーの取り付けボルトで
キャップスクリューの頭の周りに
これに対応するギザがあるものに取り付けると
ゆるみを防止するというものです。
初期ゆるみだけは防げない可能性はありますが、
ボルトがゆるみ切って 抜け落ちる事態は防ぎます。
シマノでの公式名を調べたら「スナップリング」でした。
一般にイメージされるスナップリングとは形状が違いますが、
そういう名前なので仕方がありません。
これをボルトのギザに はめ込んでから
大きくゆるめて また締め直したのだと思われますが、


スナップリングがボルトの首下のワッシャーに噛み込み、
そのまま締めこんでありました。

で、恐ろしいことに ボルトもワッシャーも台座に接していません。
お客さんに訊いたら このブレーキを取り付けて以来
ボルトについては一切 触っていないとのことです。
これをやらかしたのは 私の知り合いですが、
最悪死ぬレベルのスカタンは・・・やめようね!
「フェイルセーフ的なパーツがあったがために
むしろ しくじっている」というのも なんだかなあ・・・。
ハンドルバーの交換の都合上
ドロップバーの中に通してあるブレーキホースを一旦外す必要があり、
当然 ブリーディングも要するという作業です。
ブレーキはBR-R8070で、
カールじいさんの空飛ぶ家(→こちら)という表記の下に
160/180とありますが、これは傾斜している台座の取り付けの向きで
ブレーキが対応するローター径を 160mmか180mmか
選べるという仕様になっています。
↑で、これはディスクブレーキキャリパーの取り付けボルトで
キャップスクリューの頭の周りに
これに対応するギザがあるものに取り付けると
ゆるみを防止するというものです。
初期ゆるみだけは防げない可能性はありますが、
ボルトがゆるみ切って 抜け落ちる事態は防ぎます。
シマノでの公式名を調べたら「スナップリング」でした。
一般にイメージされるスナップリングとは形状が違いますが、
そういう名前なので仕方がありません。
これをボルトのギザに はめ込んでから
大きくゆるめて また締め直したのだと思われますが、
スナップリングがボルトの首下のワッシャーに噛み込み、
そのまま締めこんでありました。
で、恐ろしいことに ボルトもワッシャーも台座に接していません。
お客さんに訊いたら このブレーキを取り付けて以来
ボルトについては一切 触っていないとのことです。
これをやらかしたのは 私の知り合いですが、
最悪死ぬレベルのスカタンは・・・やめようね!
「フェイルセーフ的なパーツがあったがために
むしろ しくじっている」というのも なんだかなあ・・・。
category: その他 機材の話
ツーリング用コンポとしてのXTのハブで後輪を組みました new!!
2022/03/10 Thu. 21:28 [edit]
今日もホイー(以下略)。

XTハブとAL22Wリムで後輪を組みました。

FH-T780 32H 全コンペヨンロク組み結線無しです。
ハブの品番が「M」780ではなく 「T」780なのは
MTBではなくツーリング用のコンポだからですが、
元々 デオーレというのはツーリング用のコンポとして
この世に出たものなので、ある意味 先祖返りと言えなくもないです。
ディスクブレーキ台座付きのハブと 寸法を共有しているかのような
左フランジの位置が気になりますが、気にしてはいけません。
XTハブとAL22Wリムで後輪を組みました。
FH-T780 32H 全コンペヨンロク組み結線無しです。
ハブの品番が「M」780ではなく 「T」780なのは
MTBではなくツーリング用のコンポだからですが、
元々 デオーレというのはツーリング用のコンポとして
この世に出たものなので、ある意味 先祖返りと言えなくもないです。
ディスクブレーキ台座付きのハブと 寸法を共有しているかのような
左フランジの位置が気になりますが、気にしてはいけません。
category: のむラボ日記
榊と角速度
2022/03/08 Tue. 10:35 [edit]
横画像と縦画像の混在した記事ですが ご容赦ください。
以前に ここに上げた2月16日の鍋谷峠の画像ですが、



ふもとの大野町の交差点で断念して帰りました。
そこにある電光掲示板での温度はマイナス3℃でした。
2月27日に 26号線の岸和田あたりから外環状線に入り
父鬼和気線をまたいで

冒頭の画像にある向こう側から
大野町に入ったのですが、
道中にも ここにも雪がありません。

気温は2℃でした。
このときは ここまでの走行距離が長かったので
鍋谷峠を上っていません。

練習する動機付けとして
榊(サカキ)を衝動買いしました。

昨日(3月7日)の早朝の大野町です。
気温はマイナス2℃ですが、

路面の凍結はありません。
ただ、これ以降の道中は 駐車している車のフロントガラスが
霜で覆われていました。

鍋谷峠の頂上です。
ふもととの温度差は少なかったです。
この時点で午前4時半くらい、
あとでポラールの記録での この地点での温度を見たら
マイナス2.4℃でした。
帰りに大野町の電光掲示板を見たら
変わらずマイナス2℃だったのと、
その時点でも 日の出前なので
時間経過による温度変化は ほぼ無いと思われます。


登りのときには気付かなかったのですが、
下りの途中で雪玉が転がっていました。
もっと大きな雪玉だったのが融けきらずに残っているようです。
峠の頂上の和歌山側は広場のようになっているので
誰かが作った雪玉や雪だるまが 長く そこに残ることは考えられますが、
ここは細い道の道中です。
崖の上から自然に転がってきたとも考えにくく、
この日は路肩に雪が一切なく
雪玉も これ1つしか見かけませんでした。
2月27日に大野町を通過した日に、父鬼の当たりで
つがいと思しき タヌキ2頭を見かけたので
3月8日はdeer seeker要素を期待してハンドルバーに
アクションカムを取り付けていたのですが、
全くの空振りに終わりました。

これは そのアクションカムからの抜粋ですが、
きれいな路面は こんな感じです。

落ち葉がひどいところは こんな感じです。

↑さっきの雪玉


榊を買ったのは ここのお地蔵さまに供えるためです。
私以外の人が 手を入れてくれていました。
花立てに挿してあるものが変わっています。
地元の人でしょうか。ありがたや。
花立ての植物が枯れていたら持って帰る用に
ビニール袋も用意していたのですが、
いま挿してある枝は枯れていないので
これに加えて 持ってきた榊も挿すことにしました。

花立てですが、片方は水が無くなっており
もう片方は少しだけ残っていました。
この挿してあった枝、どこか近くの木から切ったものでしょうか。

私が買った榊は 下の部分が ビニールひもで まとめてあります。

ロングボトルに満杯で持ってきた水を
左右同じくらいになるよう 全て入れました。

榊を足しました。
左右のバランスが悪い気がしますが
気にしないことにします。

きれいな五円玉と一円玉のお賽銭があったので

私も財布にあった五円玉と一円玉を全部出しました。
今日も いいホイールが組めますように。
それはともかく、少し前から(少なくとも今年に入ってから)気になっていた
後輪のある症状の原因を突き止めるのに

チューブレスタイヤとチューブレステープを
一旦 外す必要があるので洗いました。
その症状というか現象については書きませんが、
個人的には たいへん興味深い現象です。
ホイール組みに役立つことは まず無いのですが。
その現象とトリプルバルブにしていることには
疑いようのない関係があります。
私が このリムで トリプルバルブにしている理由について。
この後輪のハブはDTの350ですが、
もし DTのスターラチェットハブで無かったなら
バルブの数を増やそうとは思わなかったでしょう。
当初 このホイールを使い始めたときに
スターラチェットの空転音に疎密があることに
気が付いたというか 気になりました。
ホイールを中心から均等に ラジアル線で分割したとして、
その分割された部分ごとには 重量の差があります。
大方は外周部でしょうが。
そのうち最も重い部分が
ホイールの頂点から転がり落ちるときには 回転がかすかに速くなり、
接地面から転がり上がるときには 回転がかすかに鈍くなります。
ホイールの位相によって角速度が循環して変化しているということです。
これを解消しようとするなら リムに適切にウェイトを貼ればいいのですが、
私は「これまでホイールバランスを是正したい」という理由で
リムにウェイトを貼ったことはありません。
外周部重量にも依りますが、たとえば時速40kmのときに起きている共振が
きれいな路面でペダリングせずに じっとしていれば体感できるとして、
そのときにペダリングをしていれば その体の振動で
ホイールの共振など体感できなくなります。
これが時速50kmだと共振がもっと大きくなりますが、
もし ペダリング中であれば やはり分かりません
(極端にバランスが悪いホイールだと知りませんが)。
時速60kmともなると、ほとんどの状況では
それはペダリングで出している速度ではなく
下りで勝手に出ているだけです。
これ以降は「共振が体感できるので ウェイトを貼っておいて良かった」
という速度域になると思うのですが、
1日に10時間走ったとして そのうち時速60kmを超えているのは
割合でいうと どれくらいでしょうか?
選手のトレーニングなどではない サイクリング程度なら
2%(10時間なら12分)を超えることは まず無いと思いますが、
その2%未満、場合によっては ほぼ0%のために
それ以外の時間 リムが常に無駄に重いというデメリットとを
秤にかけると、全体として得をしているとは考えにくいというのが
私が リムにウェイトを貼らない理由です。
ただ、誰かがリムにウェイトを貼る行為を否定しているわけではありませんし
共振という現象は存在しないと言っているわけでもありません。
で、今回のホイールでのDTのスターラチェットですが
空転の音が うるさくなってくると
共振が体感できるよりはるかに低い速度域、
たとえば時速20kmでも 音の疎密については分かります。
ホイールバランスが完全に取れているなら
空転音はジーーーッと連続的に鳴るはずですが
当初の状態だと ジーッコジーッコと断続的に
音の疎密が循環していました。
これを解消するために、概ね均等間隔でバルブを増やせば
音の疎密が 完全に治まらずとも ましになるのではないかと思ったのが
トリプルバルブにした動機です。
実際に、音の疎密は完全に解消したわけでは無いものの
治まる方向で変化しました。
上の画像(もう見えないところまでスクロールしてるでしょうが)では
ビリヤードの球の形のバルブキャップを取り付けていますが、
これは1個7g、3個21gほどで、これの有無でも空転音は変わります。
着脱容易なウェイトとして機能しています。
350ハブに入っているスターラチェットのギザの山の数が18山なのを
3倍の54山のものに変えたりしたのも
空転音の変化に期待したからというところが大きいです。

それ以外での このバルブキャップの隠れたメリットについて。
出先でパンクしたときには チューブレスバルブを外して
一時的に チューブドにするわけですが、
そのときにチューブレスバルブが リムに食い込んで
なかなか外せないということがあります。

が、こういうバルブキャップを付けていると
そのときに外周側に押し出すのが 非常に楽です。
シングルバルブだと 著しくバランスを損なうので
付けっぱなしはオススメしませんし、
そもそも このバルブキャップ、仏式を米式に換えるアダプターに
プラスチックの頭部分が ねじ込まれています。
なので この機能に期待するなら仏→米アダプターを
ツール缶かサドルバッグに入れておくだけで十分です。


タイヤを剥がして シーラントを洗い流し、
リムテープも外して 問題の対処を施しました。
シングルバルブにしてシーラント無しで空気を入れると
空気漏れの音が止まりませんが しばらくは乗れるので
問題が解決したかどうか調べたところ、どうも解決しているようです。
それが何かは書きませんが 非常に再現性の高い現象だったので、
少なくとも現状では消えているというのは間違いありません。
あと、タイヤのラベルの位相を 普段と180°逆にしてみました。

このXR331でのトリプルバルブのリムですが、実は2代目です。
初代では リム穴間のちょうど中心に
残り2つのバルブ穴をあけていたので、
上の図のようにリム穴間の距離を1とすると

このようになっていました。
元のバルブ穴をA、新たに設けたのをBとCとすると、
28Hのリムなので ABC間は均等な距離にはなりません。
Aから BとCそれぞれに8ずつ空けると、
BとCの間は9になってしまいます。

これを 2代目では、Aから BとCとの間隔を 9と1/3にすることで
BとCの間も9と1/3になるようにしました。

↑Bのバルブ穴

↑Cのバルブ穴
この時点では チューブレステープ側には穴をあけていません。

タイヤの内側には シーラントを洗い流した水が残っていたので
ビードの付近からブクブクと泡が出てくる箇所が
ところどころありました。



これは タイヤ左側の回転方向の指示のある位相です。
泡の形が変わっているのが分かると思います。
トリプルバルブにしてから イメジのシーラントを入れ、
7気圧で6時間ほど放置したところ
4気圧くらいまで下がっていました。
これも何度も書いていることですが、ここで追い足すべきは
シーラントではなく空気です。
実際、そこから7気圧まで入れてから
これを書いている時点で 12時間以上経っていますが
ほぼ空気は抜けておらず、0.5気圧も下がっていませんでした。
この「安定するのに時間を要する」という謎の性質は
毎回 杞憂に終わるものの やきもきします。

トリプルバルブ化するのに リムテープに熱で穴をあけるときに
タイヤは一旦外していますが、
リムに対する位相は 先ほどと ほぼ同じです。
泡ブクブクを撮った位相のビード部分に 水を乗せたところ

全く 空気漏れが起きていません。
もし問題が解決しなければ、
昨日の 今日もホイー(以下略)。は
私物のホイールを組む予定でした。
追記:

さらに12時間後。空気は ほぼ抜けていません。
さすがに もう安定したと断言していいでしょう。
イメジのシーラントを お客さんのホイールに入れるときは、
これくらいの経過観察が可能な時間をいただきたいところです。
もし レースの前日にホイールをお渡しとかであれば
スタンズのシーラントを入れます。

とある現象の解決に、フリー側も結線すれば
変わるのではないかと思い やりました。
結果、これは問題の解決には関係なかったのですが
体感で確実に分かる乗り味が 無駄に硬くなりました。
以前に ここに上げた2月16日の鍋谷峠の画像ですが、
ふもとの大野町の交差点で断念して帰りました。
そこにある電光掲示板での温度はマイナス3℃でした。
2月27日に 26号線の岸和田あたりから外環状線に入り
父鬼和気線をまたいで
冒頭の画像にある向こう側から
大野町に入ったのですが、
道中にも ここにも雪がありません。
気温は2℃でした。
このときは ここまでの走行距離が長かったので
鍋谷峠を上っていません。
練習する動機付けとして
榊(サカキ)を衝動買いしました。
昨日(3月7日)の早朝の大野町です。
気温はマイナス2℃ですが、
路面の凍結はありません。
ただ、これ以降の道中は 駐車している車のフロントガラスが
霜で覆われていました。
鍋谷峠の頂上です。
ふもととの温度差は少なかったです。
この時点で午前4時半くらい、
あとでポラールの記録での この地点での温度を見たら
マイナス2.4℃でした。
帰りに大野町の電光掲示板を見たら
変わらずマイナス2℃だったのと、
その時点でも 日の出前なので
時間経過による温度変化は ほぼ無いと思われます。
登りのときには気付かなかったのですが、
下りの途中で雪玉が転がっていました。
もっと大きな雪玉だったのが融けきらずに残っているようです。
峠の頂上の和歌山側は広場のようになっているので
誰かが作った雪玉や雪だるまが 長く そこに残ることは考えられますが、
ここは細い道の道中です。
崖の上から自然に転がってきたとも考えにくく、
この日は路肩に雪が一切なく
雪玉も これ1つしか見かけませんでした。
2月27日に大野町を通過した日に、父鬼の当たりで
つがいと思しき タヌキ2頭を見かけたので
3月8日はdeer seeker要素を期待してハンドルバーに
アクションカムを取り付けていたのですが、
全くの空振りに終わりました。
これは そのアクションカムからの抜粋ですが、
きれいな路面は こんな感じです。
落ち葉がひどいところは こんな感じです。
↑さっきの雪玉
榊を買ったのは ここのお地蔵さまに供えるためです。
私以外の人が 手を入れてくれていました。
花立てに挿してあるものが変わっています。
地元の人でしょうか。ありがたや。
花立ての植物が枯れていたら持って帰る用に
ビニール袋も用意していたのですが、
いま挿してある枝は枯れていないので
これに加えて 持ってきた榊も挿すことにしました。
花立てですが、片方は水が無くなっており
もう片方は少しだけ残っていました。
この挿してあった枝、どこか近くの木から切ったものでしょうか。
私が買った榊は 下の部分が ビニールひもで まとめてあります。
ロングボトルに満杯で持ってきた水を
左右同じくらいになるよう 全て入れました。
榊を足しました。
左右のバランスが悪い気がしますが
気にしないことにします。
きれいな五円玉と一円玉のお賽銭があったので
私も財布にあった五円玉と一円玉を全部出しました。
今日も いいホイールが組めますように。
それはともかく、少し前から(少なくとも今年に入ってから)気になっていた
後輪のある症状の原因を突き止めるのに
チューブレスタイヤとチューブレステープを
一旦 外す必要があるので洗いました。
その症状というか現象については書きませんが、
個人的には たいへん興味深い現象です。
ホイール組みに役立つことは まず無いのですが。
その現象とトリプルバルブにしていることには
疑いようのない関係があります。
私が このリムで トリプルバルブにしている理由について。
この後輪のハブはDTの350ですが、
もし DTのスターラチェットハブで無かったなら
バルブの数を増やそうとは思わなかったでしょう。
当初 このホイールを使い始めたときに
スターラチェットの空転音に疎密があることに
気が付いたというか 気になりました。
ホイールを中心から均等に ラジアル線で分割したとして、
その分割された部分ごとには 重量の差があります。
大方は外周部でしょうが。
そのうち最も重い部分が
ホイールの頂点から転がり落ちるときには 回転がかすかに速くなり、
接地面から転がり上がるときには 回転がかすかに鈍くなります。
ホイールの位相によって角速度が循環して変化しているということです。
これを解消しようとするなら リムに適切にウェイトを貼ればいいのですが、
私は「これまでホイールバランスを是正したい」という理由で
リムにウェイトを貼ったことはありません。
外周部重量にも依りますが、たとえば時速40kmのときに起きている共振が
きれいな路面でペダリングせずに じっとしていれば体感できるとして、
そのときにペダリングをしていれば その体の振動で
ホイールの共振など体感できなくなります。
これが時速50kmだと共振がもっと大きくなりますが、
もし ペダリング中であれば やはり分かりません
(極端にバランスが悪いホイールだと知りませんが)。
時速60kmともなると、ほとんどの状況では
それはペダリングで出している速度ではなく
下りで勝手に出ているだけです。
これ以降は「共振が体感できるので ウェイトを貼っておいて良かった」
という速度域になると思うのですが、
1日に10時間走ったとして そのうち時速60kmを超えているのは
割合でいうと どれくらいでしょうか?
選手のトレーニングなどではない サイクリング程度なら
2%(10時間なら12分)を超えることは まず無いと思いますが、
その2%未満、場合によっては ほぼ0%のために
それ以外の時間 リムが常に無駄に重いというデメリットとを
秤にかけると、全体として得をしているとは考えにくいというのが
私が リムにウェイトを貼らない理由です。
ただ、誰かがリムにウェイトを貼る行為を否定しているわけではありませんし
共振という現象は存在しないと言っているわけでもありません。
で、今回のホイールでのDTのスターラチェットですが
空転の音が うるさくなってくると
共振が体感できるよりはるかに低い速度域、
たとえば時速20kmでも 音の疎密については分かります。
ホイールバランスが完全に取れているなら
空転音はジーーーッと連続的に鳴るはずですが
当初の状態だと ジーッコジーッコと断続的に
音の疎密が循環していました。
これを解消するために、概ね均等間隔でバルブを増やせば
音の疎密が 完全に治まらずとも ましになるのではないかと思ったのが
トリプルバルブにした動機です。
実際に、音の疎密は完全に解消したわけでは無いものの
治まる方向で変化しました。
上の画像(もう見えないところまでスクロールしてるでしょうが)では
ビリヤードの球の形のバルブキャップを取り付けていますが、
これは1個7g、3個21gほどで、これの有無でも空転音は変わります。
着脱容易なウェイトとして機能しています。
350ハブに入っているスターラチェットのギザの山の数が18山なのを
3倍の54山のものに変えたりしたのも
空転音の変化に期待したからというところが大きいです。
それ以外での このバルブキャップの隠れたメリットについて。
出先でパンクしたときには チューブレスバルブを外して
一時的に チューブドにするわけですが、
そのときにチューブレスバルブが リムに食い込んで
なかなか外せないということがあります。
が、こういうバルブキャップを付けていると
そのときに外周側に押し出すのが 非常に楽です。
シングルバルブだと 著しくバランスを損なうので
付けっぱなしはオススメしませんし、
そもそも このバルブキャップ、仏式を米式に換えるアダプターに
プラスチックの頭部分が ねじ込まれています。
なので この機能に期待するなら仏→米アダプターを
ツール缶かサドルバッグに入れておくだけで十分です。
タイヤを剥がして シーラントを洗い流し、
リムテープも外して 問題の対処を施しました。
シングルバルブにしてシーラント無しで空気を入れると
空気漏れの音が止まりませんが しばらくは乗れるので
問題が解決したかどうか調べたところ、どうも解決しているようです。
それが何かは書きませんが 非常に再現性の高い現象だったので、
少なくとも現状では消えているというのは間違いありません。
あと、タイヤのラベルの位相を 普段と180°逆にしてみました。
このXR331でのトリプルバルブのリムですが、実は2代目です。
初代では リム穴間のちょうど中心に
残り2つのバルブ穴をあけていたので、
上の図のようにリム穴間の距離を1とすると
このようになっていました。
元のバルブ穴をA、新たに設けたのをBとCとすると、
28Hのリムなので ABC間は均等な距離にはなりません。
Aから BとCそれぞれに8ずつ空けると、
BとCの間は9になってしまいます。
これを 2代目では、Aから BとCとの間隔を 9と1/3にすることで
BとCの間も9と1/3になるようにしました。
↑Bのバルブ穴
↑Cのバルブ穴
この時点では チューブレステープ側には穴をあけていません。
タイヤの内側には シーラントを洗い流した水が残っていたので
ビードの付近からブクブクと泡が出てくる箇所が
ところどころありました。
これは タイヤ左側の回転方向の指示のある位相です。
泡の形が変わっているのが分かると思います。
トリプルバルブにしてから イメジのシーラントを入れ、
7気圧で6時間ほど放置したところ
4気圧くらいまで下がっていました。
これも何度も書いていることですが、ここで追い足すべきは
シーラントではなく空気です。
実際、そこから7気圧まで入れてから
これを書いている時点で 12時間以上経っていますが
ほぼ空気は抜けておらず、0.5気圧も下がっていませんでした。
この「安定するのに時間を要する」という謎の性質は
毎回 杞憂に終わるものの やきもきします。
トリプルバルブ化するのに リムテープに熱で穴をあけるときに
タイヤは一旦外していますが、
リムに対する位相は 先ほどと ほぼ同じです。
泡ブクブクを撮った位相のビード部分に 水を乗せたところ
全く 空気漏れが起きていません。
もし問題が解決しなければ、
昨日の 今日もホイー(以下略)。は
私物のホイールを組む予定でした。
追記:
さらに12時間後。空気は ほぼ抜けていません。
さすがに もう安定したと断言していいでしょう。
イメジのシーラントを お客さんのホイールに入れるときは、
これくらいの経過観察が可能な時間をいただきたいところです。
もし レースの前日にホイールをお渡しとかであれば
スタンズのシーラントを入れます。
とある現象の解決に、フリー側も結線すれば
変わるのではないかと思い やりました。
結果、これは問題の解決には関係なかったのですが
体感で確実に分かる乗り味が 無駄に硬くなりました。
category: のむラボ日記