東京都は10日、新型コロナウイルス感染のモニタリング会議を開き、オミクロン株の別系統BA.2の「疑い例」を都独自の変異株PCR検査で調べた結果、2月最終週に検査実施件数のうち12・3%を占めていたことを明らかにした。専門家は第6波の主流だったBA.1より感染力が強いとされるBA.2への置き換わりが急速に進む可能性があるとして、警戒を呼びかけている。
都健康安全研究センターはPCR検査でBA.2の感染疑い例を1週間ごとに集計している。会議では、2月8~14日の週は1例で1・3%だったが、翌15~21日は32例で8・0%、22~28日は19例、12・3%と徐々に上昇していることが報告された。