幸いなことに、その後舘田氏の容態は回復し、一般病棟へと移った。そして3月はじめ、2週間あまりにわたる治療を終えて退院したという。
アレルギーや持病で、やむをえずワクチン接種を受けられなかった人は少なくない。舘田氏のケースは、コロナの猛威を再認識させるものだといえるだろう。
なお、事実関係について舘田氏の関係者に確認したところ、いずれも間違いないとのことだった。
オミクロン株の流行で急増した感染者数は、未だに全国で一日約6万4000人(3月2日までの1週間平均)と高止まりが続いている。世間の雰囲気には「緩み」も生じているが、まだ安心するのは早計のようだ。
『週刊現代』2022年3月12・19日号より