アニメ・漫画には必ずと言っていいほど、主人公たちの「ママ」が登場する。主人公たちが生まれるきっかけとなった、作中最重要キャラクターだ。そして往々にして、母なる女性とは抗えない魅力を持っているもの。今回はそんな素敵な「ママ」の中から、とくに人気のキャラクターをご紹介しよう。
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甘えたい派の人も叱られたい派の人も…
■ナイスバディでメガネっ子!「日向家のママ」
まずはアニメ『ケロロ軍曹』シリーズに登場した、日向秋というキャラクターを取り上げたい。彼女は主人公である日向冬樹・夏美の「ママ」なのだが、まるで萌えアニメのヒロインのような“悩殺ボディ”を持っている。
その人気は凄まじく、豊かな胸元を最大限アピールしたフィギュアなども発売されており、「世も末だ」と言いたくなる状況。あくまでファンは邪な気持ちではなく、“母性”に惹かれているだけかもしれないが…。
また、日向秋の魅力はセクシーさだけではない。キャラクターボイスは、『逮捕しちゃうぞ』の小早川美幸役などで知られる声優・平松晶子が担当。知的な眼鏡をかけており、敏腕漫画編集者として女手一つで日向家の家計を支えている。
パワフルな母親らしさと、眼鏡ヒロインとしての魅力を併せ持つ、まさに一粒で二度おいしいキャラクターと言えるだろう。
■元女優! 美しきスピード狂「工藤新一のママ」
人気ミステリーアニメ『名探偵コナン』にも、魔性の「ママ」キャラクターが存在する。それは工藤新一の母親である、工藤有希子だ。
彼女は現在37歳。かつては人気女優だったが、新一の父・優作との結婚をきっかけとして、20歳で電撃引退した過去をもつ。今でもその美貌は衰えておらず、高校生の息子がいるとは思えないプロポーションを保っている。人目を惹きつけるカーリーヘアもかわいらしく、淑女でありながら少女にも見えてしまう。
その内面は、見た目とは裏腹にお茶目な一面も併せ持っている。運転がお好きなようで、高級車でとんでもないスピードを出したりすることも。とある回では、胸にコナンが挟まれた状態でバイク移動し、“サービス回”として話題を呼んでいた。
国民的人気コンテンツに仕込まれた“母性”
■ママ、俺もゲットしてくれないか…「サトシのママ」
小さな子どもたちから大きな子どもたちまで、幅広い層から人気のアニメ『ポケットモンスター』。そこでもっとも魅力的なキャラクターの1人と言えるのが、主人公・サトシの母親であるハナコさんだ。
小説版によると、ハナコさんの年齢は29歳。サトシが10歳なので、大変若くしてママになったようだ。なにかワケありの過去があったのではないかと推測されるが、現在はそんな影をみせず、やさしく穏やかに振る舞っている。
作中ではママでありながら、可憐な女性として扱われており、タケシが思わずナンパしてしまったことも。また女手一つで息子を育てた芯の強い女性であり、シリーズごとに変わるサトシの服は彼女の自作らしい。
当然、ネット上でも《俺も惚れざるを得ない》《そらサトシもマザコンなりますわ》と大人気。父親の姿はなく、バリヤードの“バリちゃん”と暮らしていることから、「寂しい想いをしているんじゃないか?」「俺が支えてあげたい」という想いに駆られるファンも少なくない。
以上、3名の素晴らしきママキャラたちをご紹介。いずれも魅力的だが、1人のヒロインとして見るべきか、「ママ」として見るべきか、大きな悩みどころだ。
文=「まいじつエンタ」編集部
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