今回ご紹介する漢字は「宜う」。
「適宜(てきぎ)」や「宜しい(よろしい)」などのように使う「宜」の字ですが、「宜う」となると一体なんと読むのかわかりますか?
普段はあまり使うことがない言葉なので難しいかもしれませんが、一緒に考えてみましょう!
「宜う」の読み方!
では、早速「宜う」の読み方を発表します。
ヒントは、何かを肯定するときに使う言葉です。
「申し出を宜う」や「命令に宜う」などに使うことが一般的でしょう。
そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「うべなう」でした!
「宜う」の豆知識
では、「宜う(うべなう)」とはどういう意味なのでしょうか。
承知する。同意する。うけがう。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.172
ほかの漢字では「肯う」や「諾う」と書くこともできます。
ところで、なぜ「同意する」ことを「うべなう」と言うようになったのでしょうか。
「うべ」には、それ自体に「本当に」という意味があります。「うべ」に活用語尾である「なう」をつけることで、同意することを意味する言葉になったとされています。
まとめ
いかがでしたか?
「宜う」は「うべなう」と読みます。
日常生活で使うことはあまりないかと思いますが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!