ガンプラの歴史を紹介!
「ガンプラ」とは「ガンダムプラモデル」の略で、1980年7月に発売された「1/144ガンダム」以来、絶大な人気を誇っているプラモデルシリーズです。
バンダイがガンプラのアイデアを検討し始めた当時は、ガンダムのアニメが低視聴率のために打ち切りが決まっている状況だったといいます。
しかし、プラモデルにすれば必ず売れると見込んでいたバンダイは、1979年12月に商品化権を取得し、設計と開発をスタートしたのです。
なお、「ガンプラ」という名称自体は、ガンダムシリーズの版権管理を手掛けている創通の登録商標です。
「1/144ガンダム」はバンダイの予想を超えて大ヒットし、当初予定していた約14倍にあたる700万個以上を売り上げ、社会現象となりました。
日本のプラモデル史上、最大のヒット作であるガンプラは、長年のファンも多いプラモデルです。
そのため、継続的に需要があり、転売にも向いているジャンルのひとつとなっています。
ガンプラを転売する2つの方法
ガンプラを転売する方法は2つあります。
1つは、新品か中古品の未開封品を販売する方法です。
未開封品は、限定品など稀少性の高いガンプラが高値で転売しやすい傾向があります。
特に人気があるのは、プレミアムバンダイやガンダムベース東京で限定販売されたものや、イベントでしか販売されなかったもの、何らかの理由で再販がストップしているものなどです。
こうしたガンプラの一部は、プレミア化する傾向があるので、ガンプラを転売して利益を上げたい人が仕入れたい商品といえるでしょう。
仕入れ価格と転売価格の値幅を出しやすく、大きな利益を上げられる商品です。
ガンプラならではの売り方は、完成品を転売する方法です。
つまり、ガンプラを転売者が組み立てて販売する方法です。
しかし、ガンプラを組み立てるのが下手な人が単に完成品にしただけでは、高く転売できるどころか、売れ残ってしまうこともあるでしょう。
ガンプラの組み立てや塗装などには、完成度の高さが求められるのです。
完成品のうち、プロの作品と呼べるような改造が施されたガンプラは高値で転売されています。
かつてヤフオク!において、100万円近い値段で転売されたガンプラもありました。
塗装の色合いが絶妙で、自作のパーツを加えるなどしたガンプラは、ガンダムファンなら誰しも惚れ惚れするような出来栄えだったため、驚くほどの高値の価値が付いたのです。
オークションという性質上、ネットで話題になったことも価格の上昇に拍車をかけたといわれています。
完成度の高いガンプラを製作できる人は限られるものの、スキルがある人は完成品のガンプラの転売をしてみてはいかがでしょうか。
ガンプラを転売するメリット・デメリット
ここではガンプラを転売するメリット・デメリットを紹介します。
ガンプラを転売するメリット
ガンプラを転売するメリットは3つあります。
1つ目は需要が多いことです。
ガンプラのファンは多く、定期的に新作も販売されるので、今後も安定的な需要が予想されます。
購入希望者が多くいると、すぐに売れやすく、人気の商品はオークションサイトなどで値が上がりやすくなるので、転売に有利です。
2つ目はブランディングの必要がないことです。
もし、日本において認知度の低いメーカーの商品を転売する場合、それがどれほど高品質なのかや、魅力的な製品なのかを説明するところから始めなければなりません。
ところが、ガンプラの場合はすでに認知度が高くて信頼性もあるので、広告のための努力がそれほど必要ないのです。
したがって、他の認知度の低い商品に比べて転売しやすく、利益を上げやすいのがメリットです。
3つ目は完成品を転売・購入する文化がすでに確立していることです。
見方によっては、完成品は中古品ですが、出来のよいガンプラはファンたちからしっかりと評価され、価値に見合った価格で売れることが多いのです。
特にヤフオク!などのサイトにおいては、製作者独自のアレンジが評価される文化も根付いています。
製作者のなかにはガンプラ作りの趣味で生計を立てられる人もいるほどで、付加価値の付け方次第で高値で転売することも可能なのです。
アレンジのされたガンプラは一点ものとして稀少性があり、高値が付きやすいのがメリットです。
ガンプラを転売するデメリット
ガンプラの転売のデメリットといわれているのは、以下の4点です。
1つ目は、ガンダムについて知識がないと上手に仕入れができないことです。
家電のスペック表のように性能を客観的に評価できないガンプラは、ファンの需要を知っていることが特に重要といえます。
けれども、こうした需要は移り変わりやすいため、ガンプラのファンと同じ目線で商品を選んで仕入れないと、売れやすい品やプレミア化して価値の高まる商品を手に入れるのは難しい面があります。
2つ目は仕入れ値が高いことです。
一般的なガンプラの場合、1つ1つははそれほど高くありませんが、利幅を考えると大量に購入しなければならないので、ある程度の資金が必要となります。
たとえば、ガンプラのHGシリーズの未開封品においては、2000円ぐらいで仕入れたとして、転売価格は3000円ほどになるのが一般的です。
原価が高い割に利幅は少ないのがガンプラのデメリットといえます。
3つ目は送料が高いことです。
ガンプラは軽いですが、箱のサイズはそれなりに大きいのです。
そのため、たとえばメルカリ便を利用した場合、700円程度の送料がかかることが多いといえます。
HGシリーズの転売利益においては、1箱1000円程度の利益になるので、ここから送料が引かれてしまうのは辛いところです。
4つ目のデメリットはライバルが多いことです。ガンプラは需要の高いジャンルのため、転売をしているライバルたちもたくさんいます。
そのため、同じ商品の出品数が多くなる傾向があり、タイミングを間違えてしまえば、値崩れに遭遇するリスクも高いのです。
もちろん、出来のよい完成品を作るスキルがあれば、付加価値を付けることでライバルたちと差別化を図れるでしょう。
こうした商品は根崩れの心配はありません。
しかし、ただ組み立てただけのような完成品では、ライバルの多いガンプラのジャンルにおいて十分な利益を上げにくいのです。
ガンプラを売れやすくする作り方のコツ3選
ガンプラの転売では、魅力的な完成品を作るのが利益を出しやすい方法の1つです。
そこで、転売で売れやすいガンプラの作り方のコツを3つ紹介します。
コツ1:道具を使って組み立てる
プラモデル作りはとても奥が深いものです。
実際にオークションサイトでプロと呼ばれるような人たちは、特別な技術を持っています。
その人たちに近づくための第一歩は、まず必要最低限の道具を揃えることです。
たとえば、パーツを取り外す際は、プラモデル専用ニッパーを使いましょう。
これは、指で外すと外した部分が汚くなってしまうからです。
プラモデル専用ニッパーで、なるべく傷を残さないようにするだけでも完成度を上げられます。
また、丁寧な仕上げることも転売で高い価格を付けるために大切です。
ヤスリを使って表面を磨くと美しく仕上がるので、金属ヤスリや紙ヤスリ、スポンジヤスリなどを使い分けて、こだわりを持って仕上げましょう。
表面が均一になるまで丁寧に削ると、より美しく仕上がります。
コツ2:部分塗装をする
すべてのパーツに塗装する、いわゆる「全塗装」は手間がかかります。
また、塗装の難易度が高いパーツもあります。
スキルがそれほどない場合は部分塗装から始め、徐々に全体的な塗装ができるようになりましょう。
部分塗装でも、細かい部分に丁寧に塗装をすれば完成度が上がり、高値で売れやすいガンプラになるのです。
ただし、初心者にとって、スプレーやエアブラシは扱いにくいので、ガンダムマーカーを使いましょう。
または、ガンダムマーカーにエアを吹きかけて使い勝手のよいエアブラシになる「ガンダムマーカーエアブラシ」という商品も、初心者に使いやすい道具です。
また、色によっても、塗り方にコツがあります。
たとえば、メタリックカラーのマーカーは、厚塗りすると粒子が不揃いになってしまいがちなので、手早く塗ってきれいに仕上げましょう。
コツ3:スミ入れ・つや消しトップコート
売れやすいガンプラを作るコツは、スミ入れとつや消しトップコートを使ったコーティングをすることです。
スミ入れとは表面に刻まれている溝に塗料を流し込むことをいいます。
この作業によってモールドを強調できます。
この作業では「ガンダム流し込みスミ入れペン」などを使うのが効果的です。
ガンプラの組み立ての最後に、ツヤ消しを使って光沢感を調整するのが、つや消しトップコートを使ったコーティングです。
ツヤ消しをすることで玩具らしいテカリを抑えることができ、高級感とリアリティが増します。
なお、ツヤ消しのスプレーにもさまざまな種類があるため、ガンプラによって使い分けましょう。
ガンプラで利益を出すための売り方
ここではガンプラの転売で利益を出すための仕入れのコツや、売り方のポイントを紹介します。
売り方1:安く買ってまとめ売りする
未開封品を購入して転売する場合、安く買ってまとめ売りをするのが利益を上げやすいコツです。
プレミア化しているガンプラや、高いレベルで製作された完成品でない限り、このようにしないと利幅が出しにくいからです。
少しでも利幅を広げるためには、できるだけ安く仕入れることが重要なので、決算セールやワゴンセールなどを狙って仕入れましょう。
Joshinやヤマダ電機などの家電量販店では、決算時期になると必ずといっていいほどセールが実施されます。
このようなセールは安い価格で仕入れる絶好のチャンスなので、仕入れ店舗のセール情報を常にチェックしておきましょう。
あみあみやホビーサーチなどのネット店舗も、特化でガンプラが売られることがあるので、定期的にチェックします。
これらの店舗では、特別なセールでなくても、実店舗に比べて20~40%程度安い価格で仕入れられる商品も多くあります。
なお、ネット経由で仕入れる場合、交通費がかからないため、ホビーショップを巡るより、トータルすると安く仕入れられる場合もあります。
また、頻繁にチェックできるのなら、Amazonも利用しましょう。
価格の変動が激しいので、仕入れのタイミングが難しいですが、物販ビジネスのツールなどを効果的に活用すれば、安値で仕入れられることも多いのです。
転売する際は、なるべくまとめ売りをすると利益を出しやすくなります。
これは商品の送料を抑えるためです。
ガンプラは軽量であるもののサイズはそれなりに大きいため、送料が高くなりがちで、1つずつ販売すると、費用のなかで送料が占める割合が大きくなってしまいます。
一方、まとめ売りをすれば送料を抑えることができます。
売り方2:売るタイミングを見計らう
ガンプラは需要が高いため、商品が売れ残ってしまうリスクが少ない転売ジャンルといわれます。
しかし、効率的に稼ぐためには利益率をできるだけ高くすることが大切です。
そのために重要になのは、需要と供給のバランスがとれていて利幅を出しにくいタイミングと、出品数が急激に増えて値崩れしやすいタイミングを避けることです。
転売ビジネスにおいては、売るタイミング次第で利益の出方に大きな差が出るので、タイミングをしっかり見極めましょう。
逆に、利益を上げやすいタイミングは、需要が高く供給が減っているときです。
たとえば、何らかの理由で再販まで期間が開いている商品は、価格が高くなりやすい傾向があります。
また、ライバルたちが多い人気商品の転売では、価格競争が落ち着き、再び本来の価値を取り戻したタイミングを待つのも効果的です。
イベントの限定品など数が少ないものは、待っていれば高値に戻りやすいので、出品数が多い時期を避けて寝かしておくのもよい方法といえます。
ガンプラの転売の上級者のなかには、プレミア化するのを見越して長期間保管しておく、いわゆる「積みプラ」によって高値で売れるタイミングを待つこともあります。
なお、商売目的以外の人が、不要になったガンプラを大量に出品することで、価格が大幅に下落することもあります。
こうした出品者は利益を出すことが目的でないことが多いため、非常に安い価格で出品されることになります。
こうした人によって値崩れを起こしている時期は、慌てて価格を下げるのではなく、しばらく待って平均的な相場に戻るのを待ちます。
場合によっては、安く仕入れるチャンスと捉えるのもよいでしょう。
ガンプラを楽しみつつ転売で利益を出そう!
ガンプラは作ることが楽しい趣味のひとつですが、完成させたプラモデルを売れれば趣味と実益を兼ねることができます。
作り方のコツと売り方を知ってガンプラをもっと楽しみましょう。
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