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“新原因”発見! 衝撃の肩・首のこり改善SP
健康

“新原因”発見! 衝撃の肩・首のこり改善SP

2019年2月13日(水)午後7時30分
2019年2月16日(土)午前0時25分

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どうにも取れない、しつこ~い肩こり。もしかすると、その本当の原因は別の場所に潜んでいるかも!?それは首の奥の奥にある、とある小さな筋肉。いま、女性の7割、男性の4割が悩むという「首のこり」を引き起こす厄介者。果ては、そこから肩こりに移行しちゃっている人もいるというんです。何が厄介かというと、奥底にあるがゆえに普通に揉んでも、なかなか届かないため、こりを解消しにくい筋肉であること。しかし、ご安心。筋肉のことを知り尽くす理学療法士の世界に、ゴッドハンドとしか思えないすご~い改善法があったんです。お金をかけず、自分で改善できる方法を大公開!

今回のお役立ち情報
01

肩こりと首こりは別!?原因は首の奥の筋肉!

「肩こり」の一言で一緒にされてしまう「首のこり」。実は、肩こりとは全く別の原因で起きる「首こり」があります。肩こりは主に背中の僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉が凝り固まることで起きます。僧帽筋は肩甲骨まわりから肩、首まで広く覆っているので、こる部分も首まで含む広範囲です。一方で首こりを単独で引き起こす筋肉があります。後頭下筋群(こうとうかきんぐん)です。僧帽筋よりも奥深くにあって頭蓋骨と首の骨をつないでいます。この筋肉がパソコンやスマホを見る時などの姿勢の悪さや目の使いすぎなどで凝り固まり、首の動きを悪くしたり、不快感を招いて首こりの原因になるのです。後頭下筋群による首こりの症状は、頭痛(片頭痛含む)、首の後ろの上の部分の張りや痛み、首の回転や上下の動きが悪いなどです。

02

首の動きは大丈夫?首の回転セルフチェック

日本整形外科学会と日本リハビリテーション医学会が発表している首の回転角度の目安があります。首の横の回転角度で左右それぞれ60度です。60度回らないと首こりというわけではありませんが、動きの良し悪しの目安になります。
首の回転角度セルフチェック

  1. 壁に背中をつけて立ち、肩が左右に動かないようにします。
  2. 片手を正面にまっすぐ伸ばします。ここから壁までの角度が90度ですから、3分割した2個分(2/3)が60度です。
  3. 伸ばした片手を60度の場所で固定し、ゆっくり無理せず痛くない程度に首を回して 鼻先が60度を上回るかどうかで確認します。

※鼻先が見えにくい場合は、口に割り箸などをまっすぐくわえて行うとわかりやすいです。
※60度の目安は時計の針も参考になります。12時を正面にすると2時と10時が60度です。

03

首こり改善運動

後頭下筋群のこりをほぐす運動を3つ紹介します。どの運動もゆっくり小さく動かすことで後頭下筋群のこりを改善します。決められた回数だけ軽めに行い、がんばらないことがコツです。3つのセットを1~3の順番で行ってください。

1.イヤイヤ運動

・後頭下筋群を横向きに伸縮させて血行を促し、こりをほぐす運動です。
仰向けに寝て目をつむり、楽にします。その状態でゆっくり首を左右に動かします。
動かす角度は小さめで45度を超えない程度。片側3秒ほどかけて動かします。
回数は20往復が1セットで、1日3セット行います。

2.うなずき運動

・後頭下筋群を縦向きに伸縮させて、こりをほぐす運動です。
枕を使って仰向けに寝ます。目をつむってアゴを上げる方向に動かし、うなずくように戻します。少し上向きのうなずきで、首の後ろの筋肉を伸縮させるイメージです。
一回3秒くらいのゆっくりしたスピードで、20往復で1セット。1日3セット行います。

3.アゴ引き運動 ・首の後ろの筋肉を伸ばすストレッチです。

・枕を使って仰向けに寝て目をつむり、アゴを引くように動かします。
1回に3秒ほどのゆっくりしたスピードで、10回1セット。1日3セット行います。

※3つの運動は仰向けに寝て行うと頭の重さで後頭下筋群に負担をかけないで済むので理想的ですが、イスに腰掛けて行っても効果は期待できます。

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医療の常識が大逆転!患者1330万人「腎臓病」治療革命
健康

医療の常識が大逆転!患者1330万人「腎臓病」治療革命

2019年1月30日(水)午後7時30分
2019年2月2日(土)午前0時25分

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NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

推定患者数1330万人、新たな国民病とも言われる慢性腎臓病。早期に治療を開始すれば進行を止めることも可能です。これまで、慢性腎臓病の治療は、腎臓に負担をかけないようにするために、食事を制限する、薬を飲む、運動を制限する、などという治療が行われてきました。しかし近年、従来は制限されてきた運動を、むしろ積極的に行う「腎臓リハビリテーション」という治療プログラムが登場。大きく変化した腎臓病治療の最前線をお伝えしました。

今回のお役立ち情報
01

なぜ腎臓の機能が低下するの?

腎臓の最大の役割は、血液中から老廃物をこしとって尿を作ること。しかし、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病によって腎臓の血管が傷つくと、ろ過を担っている重要な細胞「タコ足細胞」がはがれてしまい、ろ過がうまくできなくなってしまうのです。生活習慣病にかかっている人が増えているため、慢性腎臓病のリスクを抱える人も増えています。

02

新たな治療法「腎臓リハビリテーション」

これまで慢性腎臓病の患者さんは、運動することを制限されるのが一般的でした。運動をすると腎臓に負担がかかると考えられてきたためです。しかし最近の研究から、適度な運動は腎臓の血管を広げて、腎臓への負担を軽減する可能性があることがわかってきました。薬物療法、食事療法といった従来の治療に運動療法を加えた「腎臓リハビリテーション」という新しい治療プログラムが広がりつつあるのです。

03

慢性腎臓病の早期発見方法

慢性腎臓病には自覚症状がほとんどないため、体調が悪くなって病院を受診したときには透析間近・・・ということも珍しくありません。しかし腎機能の低下を早期に発見し、適切な治療を受けることで、病気の進行を食い止めることが可能です。早期発見のために、2つの方法をご紹介しました。

ひとつは、尿検査でわかる「尿たんぱく」。これは、尿中にどのくらいの濃度のたんぱく質が含まれているのかを示す指標です。検査結果が(―)であれば異常ありません。しかし(+)(++)(+++)がついたら要注意。たんぱく質が尿と一緒に体外に漏れ出している証拠です。腎臓が傷ついている可能性があります。まずはかかりつけの医師に相談した上で、必要であれば再検査を受けましょう。(+-)の場合は経過観察。もし二年連続で(+-)が出たら、こちらもかかりつけの医師に相談しましょう。

もうひとつ大事なのは、血液検査で分かる「血清クレアチニン」という値。(血清クレアチニンは、自治体や会社の健康診断の血液検査項目に含まれていることがあります。また、人間ドックの検査項目には基本的に含まれているものです。)この値と年齢を組み合わせることで、自分の腎臓がどのくらい働いているのか、いわば“腎臓の点数”を知ることができます。今回、ガッテン!では専門家の監修のもと、「腎臓の働き早見表」を作成しました。縦軸のクレアチニンと、横軸の年齢がぶつかったところが、あなたの腎臓の点数。60点未満だと、慢性腎臓病の疑いあり!もしも60点未満だった場合、まずはかかりつけの医師にご相談ください。

※「腎臓の働き早見表」はこちらから!
男性版 女性版

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