【ロボアドって実際どうなの?】投資初心者の実体験によるロボアド利用のメリット・デメリット解説

資産運用

みなさんこんにちは。
ジャニオタ投資OLことれむ氏です。

皆さん、「ロボアドバイザー」という言葉は聞いたことありますか?
「ロボアドバイザー(通称ロボアド)」とは人間に代わってAIが私たちの資産を自動的に運用してくれるシステムのことを指します。

今回はそのロボアドについて、自分自身が実際に利用した経験をもとにお話をしていきたいと思います。

ロボアドを始めたきっかけ

以前にこちらの記事↓で少しお話したことがあるのですが、私は2018年6月~2020年12月までWealthnaviというロボアドバイザーを利用していました。

2018年当時、投資に全く触れたことがなかった私は当然ながら投資に関する知識も皆無でした。
しかしながら自分の資産を淡々と定期預金にのみ貯蓄していくことに徐々に疑問を覚え始めていた時期でもあり、「これってもしかして資産運用というものをしてみた方がいいのかな…」と考え始めるようになっていた頃でした。

そんな時、マネーリテラシー高めの会社の元同期から教えられたのが「ロボアドバイザー」の存在。
教えてもらって帰宅後すぐに検索し、実際にロボアドを利用している人のブログやTwitterなどを見て「AIが自動で運用してくれるなら私でも出来そう!やってみたい!」と安直に飛びついたのがWealthNaviを始めたきっかけでした。

「ほったらかし投資」という言葉に興味を持ち、ほったらかしにしていても長期で運用していけば利益が出る確率が高いという部分に魅力を感じました。
今思うとインデックス投資の原理が正にそれなので、大人しくインデックス投資をしていれば良かったのですがまぁその当時はそんな知識も一切ないので…

かくしてWealthNaviに口座を開設し、毎月積み立てを行うこととなりました。

ロボアドの運用実績について(2018年6月~2020年12月)

口座を開設した2018年6月当初はまず40万円を預け入れました。
WealthNaviでは投資診断を行い、その上でリスク許容度を1~5の間で自分で選ぶことができるのですが確か最初は中間のリスク許容度3あたりから開始したような気がします。ちなみに後半はリスク許容度4に設定していました。

初めての資産運用に意気揚々としながら入金したのは良かったのですが、お金を預けた翌日からいきなり1か月ほどマイナスの状態が続き、こんなところに安易に大事なお金を預けるんじゃなかった!と後悔しながら床を叩いてました。

ですが憤りながら1か月ほど様子を見ているうちに徐々に含み益が生じ始めたのでなんだ、ちゃんと利益出してくれるじゃんと手の平をクルーと返し、そこから追加で50万円ほど資金を投入しました。

その後は最初は一月2.5万円、後半は一月3万円ずつ積み立てを行い、2020年12月まで毎月積み立てを継続しました。
確かボーナス月は+1万円ほど積立額を増やす設定にしていたかと思います。

そこで気になる2年半の運用実績なのですが、こちらになります。

総預入額と分配金総額、手数料総額は以下となります。

一時コロナショック時には-25万円ほどの含み損となっていましたが、暴落時にも積み立てを辞めず継続したところ最終的には2年半で+26万円の含み益。運用益としてはまずまずではないでしょうか。
当然のことながら売却時には税金などが差し引かれるので、実際に手元に残った金額は以下の通りでした。

結果的に約26万円ほどの利益が出ていたならそのまま続けても良かったじゃん!と思うかもしれませんが、次に私がロボアドの利用を辞めようと決めたきっかけをお話します。

ロボアドの手数料問題

無知な私も一応知ってはいたのです、「ロボアドの手数料は高すぎる」と言われていたことを。

WealthNaviの場合は運用金額に対し年利1%の手数料が毎月差し引かれていくシステムでした。

ですが当時の私はあまりにも無知すぎたため、自分の資産を運用してくれることに対する「1%の手数料の高さ」を実感するすらこともなく2年半利用を続けていたのです。

ロボアドの運営側からしてみると格好のカモですよ。

しかし、預け入れの金額が150万円を超えたあたりから毎月手数料が1,000円以上引かれていくのを見て、さすがの暢気な私でも

れむ
れむ

むむ…手数料…高くないか…

と思い始めるようになったのです。気付くのが遅いんじゃ~~~~~!

その一方で、

れむ
れむ

まぁでも利益出てるし…分配金と比較してもこれまで払った手数料の方が少ないし…自分で運用とかできないし…

という気持ちもあり、中々ロボアドの利用を辞めるという決断をできずにいました。

ロボアドを辞めると決意した瞬間

2019年から積立NISAを始め、その中で「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」という商品を選んで投資をしていた私ですが、長らくその商品についての意味合いを理解していませんでした。

投資に関する勉強は何も行っていなかったからです。

ですが、昨年「三菱サラリーマン」さんのブログと出会ったことがきっかけで、
「私、セミリタイア目指す!!!!」と猛烈な勢いで高配当株投資に対する興味が増し、そこから色々と学んでいくうちに「米国ETF」の存在をきちんと認識したのです。
ロボアドの存在を教えてくれた同期から「米国ETFにも投資をしている」という話を聞いていたのでその名前は聞いたことはあったのですが、その当時は知識のなさゆえに実態が何なのかよく理解できなかったので…

かくして米国ETFについて学ぶにつれ、今自分が積立NISAで積み立てをしている投資信託商品である「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」は己が使用している楽天証券の米国株式から購入できる「VTI」という商品と同じ性質を持つ商品なんだ、ということを知り目から鱗が落ちた気分になりました。

というのも、毎月WealthNaviが買い付けしている商品の中にその「VTI」というものが含まれていたからです。

下記がWealthNaviが運用するポートフォリオとなります。

れむ
れむ

え、待って、まさかWealthNaviが毎月買い付けしてたのって楽天証券の米国株式から買えるVTIと同じ商品なの?!うそ、VEAもVWOもAGGも全部楽天証券で買い付けできる…

正に衝撃の事実を知った気持ちでした。

一般人が気軽に買えないものを買って資産運用してくれているのかと思っていたら、その気になれば誰にでも買えるETFをただ毎月代わりに買ってくれていただけなんて…

もちろん、その時の市場相場によって暴落時には自動でリバランスを行ってくれたり、分散投資のため上記のPFの買い付け割合を自動で決めてくれているので何も分からない初心者にはできない手続きを代わりにしてくれているのは事実です。

ただ、投資期間中において長らくVEA(日欧株)が含み損を抱えていて、結果的に常に一番利益を出してくれているのがVTIだったという点を見ると

分散投資って大事だけどやはりVTIに投資していれば間違いない、そして毎月VTIを買うくらいなら自分でできるな…なんなら積立NISAで既に投資してるな………

という気付きを得てしまったというのがロボアドを辞めようと思った最大の点でした。

本当に目から鱗が落ちた気分でした。

このことに気が付いた瞬間、即日で全額出金ボタンを押しました。

まとめ ~ロボアド、やって良かった?やらない方が良かった??~

結論から言うと、リバランス込みとはいえETFの買い付けのために年利1%の手数料は高すぎる、でもやって良かったと思います。

なぜなら、WealthNaviを始めた2018年時点で私はあまりにも無知すぎて、一口に投資と言っても本当に何から始めて良いか全く分からなかったからです。

そんな素人のために、積立金額だけ設定しておけば勝手に投資配分も考えてくれて、投資商品も選んでくれて、何よりも
「長期間にわたって毎月変わらず積み立てし、間違った資産運用をしなければ利益を出してくれるんだ!」
という気付きを与えてくれたという点を踏まえると払った手数料の総額は大きかったですが、それ以上のものを得られたと思うからです。

もちろんそこに至る前に私が勉強していればもっと早く気が付けたことなんだけど…w
まぁそればっかりはまだその頃は自分が興味を持って調べようと思うような時期に来ていなかったんだ、と思って諦めるしかないですね。

ですので、だいぶ遠回りにはなりましたが結果的にVTIという商品がいかに優れたETFなのかということを理解でき、また投資って怖くないんだ!ということを学ばせてくれたWealthNaviには感謝しています。ありがとう、WealthNavi…

かくして昨年12月末に満を持してロボアドからの卒業を決め、全額出金を行い新たな投資対象へ投資するための資金を得、れむ氏は新たな一歩を踏み出したのであった ~完~

ということで本日も最後までブログを読んでくださりありがとうございました!

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