一人の天使が太陽の中に立っていた。この天使は、大声で叫び、空高く中天中空を飛んでいるすべての鳥たちにむかってこう言った。「さあ、神の大宴会に集まれ。すべての王の肉、将軍、将校、千人隊長の肉、権力者たち、力ある者たちの肉、勇者の肉、馬とそれに乗る者たちの肉、あらゆる自由人と奴隷たち、小さい者と大きい者たちの肉を食べよ。」その時、人間はどうなるのでしょうか。6章の15節を見ると「地上の王、高官、千人隊長、金持ち、勇者、あらゆる奴隷と自由人がほら穴と山の岩間に隠れた。」と書かれています。これはどういう意味があるのでしょうか。神の裁きが下るとき、すべての人は神の前で同じ人間になります。そこには地上の王と高官がいます。彼らは、その時までは絶対的な権力をもっていました。千人隊長は軍隊のリーダーとしていつも人々に命令を与えていました。金持ちは自分の持ち物が自分を守ってくれると思っていましたし、勇者は自分の力が自分を守ると考えていました。しかし、神の裁きが下るとき、彼らのそれまでの地位や力はまったく意味を持たなくなります。彼らは皆、他の奴隷や自由人とともに神から隠れなければならないのです。権力やお金を持っていた人々は自分たちは安全だと思っていたでしょう。しかし、神の裁きの時、彼らは何ももたない人々と同じ状況に置かれるのです。神の裁きから逃れることのできる人は一人もいないのです。彼らは叫びました。17節「御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう。」神のさばきは、7年以上の時間をかけ、ノアの洪水の時よりも厳しいさばきが行われる。この時、全ての地位・立場の人たちが、(ノアの洪水の時に多くの生物がそうなったように)山や岩に”私たちの上に倒れかかって、御座にある方の御顔と子羊の怒りとから、私たちをかくまってくれ”と言う。瞬間的に土砂に閉じ込められる方がはるかにましだからである。災害は、初めはゆるやかに始まり次第にひどくなるが、これはその時になって初めて救われる少数のたましいをなんとかして獲得するためであり、”さばきにおいても神は愛である”と受け取ることができる。
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