「国内MBAの予備校って、どこがおすすめなの?」
「そもそも国内MBA対策は、講座を受講したほうがいいの?」
国内MBAを受験するにあたって、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、国内MBA予備校の主要3社を費用・合格実績から比較します。
あわせて講座受験をおすすめする理由も紹介。
国内MBA受験の予備校選びに迷っている方や講座を受講するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
国内MBA予備校3社を比較
予備校名 | 講座 | 費用 |
アガルート | フルカリキュラム ・経営学の基礎講座 ・小論文添削講座(基礎編) ・小論文添削講座(大学院別対策編) ・「出願書類・研究計画書」の書き方講座 ・面接対策講座 | 327,800円 |
河合塾KALS | 国内MBAパーフェクトコース ・MBA論述ファンダメンタル ・MBA論述アドバンス ・MBA面接対策 ・MBA早慶特講 ・MBA国公立特講 | 386,100円 (通学+eラーニング) 324,500円 (web通信) |
NIKKEN MBA lab. | 【コース①】 ・基礎小論文講座 ・実践小論文講座 ・研究計画書添削 ・面接対策 | 289,000円 |
※2021/7/26時点
アガルート
アガルート 2020年主要MBA合格者実績
合格者 | 受験者 | |
早稲田 | 15名 | 28名 |
慶応 | 8名 | 9名 |
一橋 | 5名 | 8名 |
京都 | 5名 | 5名 |
神戸 | 2名 | 3名 |
筑波 | 4名 | 5名 |
東京都立 | 1名 | 1名 |
青山学院 | 13名 | 13名 |
法政 | 1名 | 1名 |
明治 | 2名 | 2名 |
立教 | 1名 | 1名 |
立命館 | 1名 | 1名 |
※アガルートでの2020年MBA合格者数の合計は57名
上記の表は、2020年度アガルート国内MBA講座での合格者数(主要)をまとめたものです。
一橋・早慶などをはじめ、さまざまな難関大学院に多くの合格者を輩出。
合格率は「74%」と、非常に高い数字を誇っています。
アガルートの国内MBAカリキュラム
アガルート国内MBA講座のカリキュラムは、「フルカリキュラム」と「ライトカリキュラム」の2つ。
フルカリキュラムの内容は、次の通りです。
- 経営学の基礎講座
- 小論文添削講座(基本編)
- 小論文添削講座(大学院別対策編)
- 「出願書類・研究計画書」の書き方講座
- 面接対策講座
ライトカリキュラムは、上記から「小論文添削講座(基本編及び大学院別対策編)」を除いたものになります。
アガルートの講座は、まず「経営学の基礎講座」からスタートします。
難関な入試を突破するには、経営学の知識のインプットが必要不可欠なため。
経営学の基礎講座を16時間みっちり勉強することで、経営学の基礎知識から論理的に考え書く記述までマスターすることが可能です。
「小論文添削講座」では、基礎講座で11回、大学院別対策で6回、計17回の添削指導を行います。
「出題書類・研究計画書の書き方講座」では、講師が研究計画書の書き方や内容について徹底的に指導します。
添削指導は1校(1研究科)につき無制限。
希望する志望校が決まっているのであれば、その学校に特化した学習ができるので、効率よく勉強できるでしょう。
「面接対策講座」では、提出した研究計画書をもとに、面接のシミュレーションを行います。
(現在は新型コロナウイルスの影響により、オンラインで実施中。)
アガルートは、低価格な点も魅力です。
ライトカリキュラムは217,800円(税込)、フルカリキュラムは327,800円で受講できます。
さらには、合格祝い金10万円やTOEIC講座無料受講といった合格特典まで。
Facebookで講師に直接質問ができ、MBA取得後のキャリアサポートまで実施するなど、フォロー制度も充実。
アガルートは、MBA入学から取得後まで、一貫してサポートする予備校となっています。
河合塾KALS
河合塾KALS 2020年主要MBA合格者実績
合格者 | 受験者 | |
一橋 | 22名 | 不明 |
東京都立 | 17名 | 不明 |
筑波 | 1名 | 不明 |
神戸 | 1名 | 不明 |
京都 | 1名 | 不明 |
慶應義塾 | 9名 | 不明 |
早稲田 | 33名 | 不明 |
青山学院 | 13名 | 不明 |
明治 | 6名 | 不明 |
同志社 | 1名 | 不明 |
マサチューセッツ大学ローウェル校 | 1名 | 不明 |
※河合塾KALSでの2020年MBA合格者数の合計は115名
上記の表は2020年度の河合塾KALSの合格実績をまとめたものです。
河合塾KALSでは、2020年度において115人もの合格者を出しています。
ただし、河合塾KALSでは不合格者を含んだ「受験者数」を公表していません。
そのため、合格率に関してはブラックボックスとなっています。
河合塾KALSの国内MBAカリキュラム
河合塾KALSは、大手塾を経営する「河合塾グループ」が運営している予備校。
河合塾KALSの国内MBA講座では、オンライン学習と通学授業を組み合わせたカリキュラムがあるのが特徴です。
実際に予備校に通い、ディスカッションやグループワークを行います。
もちろん、全部の授業をオンラインで受けることも可能。
自分に合ったスタイルで学習できるでしょう。
また、河合塾KALSでは、eラーニングが充実しているもの魅力の1つ。
講義だけでなく問題演習もできるので、忙しい社会人でも効率よく勉強を進められます。
河合塾KALSの国内MBA講座は次の5つ。
- 国内MBAパーフェクトコース
- 国内MBA早慶コース
- 国内MBA・MOT国公立コース
- 国内MBA・MOTスタンダードコース
- 国内MBA・MOTベーシックコース
このように、志望大学別に選べるコースが用意されています。
上記のカリキュラムには、次のカリキュラムがそれぞれ組み込まれています。
- MBA論述ファンダメンタル:全7回。経営学の基礎知識の習得、小論文の論述強化、論理的思考の醸成
- MBA論述アドバンス:全4回。解説講義、問題演習及びディスカッション。
- MBA早慶特講講:全3回。早稲田、慶応の筆記試験対策、出願書類及び面接対策。
- MBA国公立特講:全3回。主要国公立大学の研究計画書の考え方、作成の対策。
- MBA面接対策。全2回。面接対策や研究計画書(エッセイ)対策。
- 研究計画書指導:講義で研究計画書・エッセイなど出願書類の書き方を学ぶ。2度の個別指導あり。
なお、河合塾KALSの価格は相場よりやや高めです。
価格を重視しているのであれば、注意が必要でしょう。
NIKKEN MBA lab.
「NIKKEN MBA lab.」 2020年主要MBA合格者実績
合格者 | 受験者 | |
関西学院 | 1名 | 1名 |
一橋 | 3名 | 6名 |
東京都立 | 1名 | 1名 |
慶應義塾 | 3名 | 5名 |
早稲田 | 1名 | 3名 |
筑波 | 3名 | 3名 |
京都 | 1名 | 1名 |
立教 | 1名 | 1名 |
青山学院 | 0名 | 1名 |
※NIKKEN MBA lab.の2020年MBA合格者数の合計は14名
2020年度において、NIKKEN MBA lab.の国内MBA講座では、22名中14名の方が合格しています。
その合格率は約64%。
アガルートに次ぐ高さとなっています。
「NIKKEN MBA lab.」の国内MBAカリキュラム
NIKKEN MBA lab.は国内MBA対策に特化した予備校です。
NIKKEN MBA lab.の国内MBAコースは、以下の4つ。
- 小論文・研修計画書・面接指導
- 研究計画書・面接指導
- 対面指導コース
- 筑波大学大学院国際経営プロフェッショナル専攻
上記のコースに、それぞれ次の講座が組み込まれています。
- 基礎小論文講座
- 実践小論文講座
- 研究計画書添削
- 面接対策
なお、NIKKEN MBA lab.の価格は、小論文・研究計画書・面接対策ができて289,000円(税込)と比較的リーズナブルです。
研究計画書添削と面接対策の回数は無制限。
さらに、年度内は何校でも受験対策を行えます。
また、試験や卒業後のアドバイスを受けられるなど、合格に必要な知識だけでなく、長期間にわたりサポートしてくれる点が魅力的です。
国内MBA受験で講座受講をおすすめする理由
ここまで国内MBAの主要予備校3社をみてきました。
しかし、このコラムをご覧の方の中には、そもそも「国内MBA入試の対策は独学では無理なの?」「予備校で講座を受けた方がいいの?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言うと、国内MBAを受験するなら、予備校の利用をおすすめします。
なぜなら、予備校を受講すると、専門家によるフィードバックが受けられるためです。
もし試験がマークシート形式であれば、誰が見てもひと目で正解・不正解が分かります。
一方、国内MBA試験は、小論文や研究計画書、面接といった正解のない試験。
そのため、自己評価が難しく、何が良いのか悪いのか、自分では中々分かりません。
専門家である講師から添削指導を受けることで、合格に必要なものが見えてくるメリットは非常に大きいのです。
それだけでなく、予備校を受講すると効率的な受験勉強ができます。
受験に必要な知識をテキスト1冊にまとめてあるからです。
これは研究計画書においても同じことが言えます。
研究計画書を作成するには、先行研究を読み込まなければなりません。
予備校が「この学校ならこのくらいの先行研究を読み込めば良いよ」とアドバイスをします。
このように効率よく勉強できる環境は、独学よりも予備校であることは一目瞭然です。
忙しい社会人が入試を突破するには、「いかに時間を有効活用できるか」がカギ。
「時間を節約する」という視点で、講座の受講を推奨します。