北京の在中国カナダ大使館が掲げたウクライナ支持のメッセージに落書きをされていたことが2日、分かった。

ウクライナ情勢で中国政府がロシア寄りの立場を取る中、ウクライナへの連帯を示す西側諸国に不満を持つ人物が書いた可能性がある。

落書きは2日午後には紙で隠されていたが、インターネットに出回った画像では、「ウクライナを支持する」との中国語の下に赤いペンキのようなもので北大西洋条約機構(NATO)をののしる言葉が書かれていた。

カナダ大使館のメッセージは1日、敷地の外壁に張り出された。中国では米欧との対立を背景にロシアを支持する声が根強く、カナダ大使館前では2日、中指を立てる人もいた。(共同)