「え?なに?聞こえない!」
イジメているのではなく
本当に
聞こえないんださ!
いつもの
しゃがれた...
しゃがれたは、さすがに...
いつものハスキーボイスが、
急に
3才児が困った時みたいな
弱々しい声で
囁くから
「なによ、どーしたの?」
「あのね...」
独り、落ち込んでいる
スーパー日勤者...
「あのね...シチューがね...」
「うん、メニューからシチューにしようって...」
「シチューがね...」
発注表は、
朝は一択ですが
夜は、
二つのメニューから選べます
昨日は、
シチューと
シイラのなんとか焼き
の二択でした
「あのね...シチューがね...魚になった...」
「はっ?どーいうこと?」
「あんだけラッキーなことにシチューだから、それを利用して...って言ってたじゃないですか」
「うんうん、そうだったよね」
「間違って、魚の方を頼んじゃった!」
マスク越しでしたが、
餅つきのコントをするお笑いの、
「やっちまったなぁ!」
の顔でした
フンドシもハチマキも
ありませんでしたが...
僕はその
臼を抱え持ちしゃがんでいる
相方になった気分に...
「間違えちゃったんですよぉ~」
さっきスーパー日勤者と
電話で話をした時に
毅然として話すスーパー日勤者と
スースー音が漏れるフランクリンより
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