千葉市を走る県道。

なぜか、電柱に貼りつけられた時刻表。

千葉・八街市では、バス停のかたわらに時刻表が刺さっており、これも千葉急行バスのバス停のもよう。

しかし、地面に刺さっているのは、園芸用の支柱。

本当にバス停なのだろうか。

今、こうした“謎のバス停”が、千葉県の八街市佐倉市を中心に、複数の場所で目撃されているという。

“謎のバス停”を通る人「本物みたいじゃないですか。でも、1回も止まってるところ見たことないよね」

取材班は、2月27日の日曜日、“謎のバス停”がある場所に行ってみた。

その時刻表は、本物のバスの時刻表の上に貼られていた。

運行は、日曜日の午前5時50分に八街駅行き1便のみの運行となっていたため、少し待ってみることに。

そして、「千葉急行バス」の時刻表にある時刻より20分以上たっても、バスは来なかった。

八街市の担当者に、謎のバス停「千葉急行バス」について尋ねてみると...。

千葉・八街市 総務部企画政策課・渡邉洋一課長「正直申し上げて、その名称自体存じ上げません。そのようなバスが存在すること自体は知りません」

「千葉急行バス」は、実在していなかった。

八街市では、無許可で客を乗せる違法な白タクの可能性もあるとして、警察に相談。

市によると、パトロールしていた警察が、軽自動車でバス停に現れる人物を3回見つけていて、人物を特定し、注意したという。

警察は、引き続き調べている。