日本モーターボート競走会は25日、第346回褒賞懲戒審議会を行い、峰竜太(36=佐賀)へ26日から4カ月間の出場停止処分を決定した。SGは23年8月メモリアルまで出場できないこととなった。
峰は選手自身が主催するインターネット上の個人的なゲームイベントにおいて、本来、交流を避けなければならない、レースの予想を行っている者(予想業)とネット上で接触するなど、選手自身のルールに対する理解不足により、ボートレースの信頼を失墜させた。
SG競走開催要綱で、「選考期間及び前検日までにおいて褒賞懲戒審議会に基づく出場停止処分を受けた者は、出場を除外する」という規定があるため、峰は5月のSGオールスターから23年8月メモリアルまでのSGに出場できない。すでに家事都合により、3月16日からの大村SGクラシックの欠場届を出していた。最短で23年10月ダービーから出場できる。
峰は誰もが認めるボートレース界のトップレーサー。人気、実力とも兼ね備えて、15年から7年連続で年間最高勝率を獲得。18、20年には、優勝賞金1億円のSGグランプリを制した。
◆峰竜太(みね・りゅうた)1985年(昭60)3月30日、佐賀県唐津市生まれ。95期生として04年11月からつでデビュー。04年12月福岡で初勝利を挙げた。初優勝は05年11月からつ。通算優勝は85度。G1優勝15度、SGは5度の優勝を誇る。ボートレース界の最高峰、SGグランプリは2度制覇した。15年から7年連続で年間最高勝率を獲得。生涯獲得賞金は14億5016万8079円(24日現在)。同期は山田哲也、金子拓矢、河村了、岡村仁、西村美智子、海野康志郎ら。173センチ、51キロ、血液型B。
◆褒賞懲戒審議会 日本モーターボート競走会が選手、審判員及び検査員の褒賞及び懲戒について審議する会。競走会に審議会を設置し、10人以内の委員で組織される。選手の懲戒については、それぞれの事案に対して戒告か、一定期間の出場停止処分を課すことができる。