トライタイプ469
469 - 探究者
469は直観的で探究心が強く、受容的です。独創的で、信頼出来て穏やかな人でありたいと願っています。非常に感受性が強く、アイデンティティの危機や、確信のなさ・頼りなさ・不安定なことなどに対する強い不安を経験する傾向があります。そして確証をいくつもほしがります。個性的でありたいと思っていますが、他人から自分が切り離される恐怖も抱いています。
彼らの人生の使命は、人生の謎と神秘に関わる問題を提起し、その結果を他の人と共有することです。真の探求者である彼らは、自分が何者であるかという疑問に自分が答えられると感じたとき、最も幸せを感じます。このタイプは、 自分の気持ちや不安、疑問にばかり気を取られてしまい、「誤った判断をするのではないか、誤解されたり騙されたりするのではないか」という不安で、気持ちが麻痺してしまうことがあります。469は、自分に自信がない探究者です。このトライタイプはよく学びますが、特に哲学を深く学びたいと思うことが多いようです。6と4は、9と並んで最も自分を疑うタイプです。 4は自分の気持ちを疑い、6は自分の考えを疑います。6は安心を求めています。4には羞恥心に敏感な傾向があるため、それを打ち消すために褒めてほしいという思いがあります。このトライタイプであるタイプ4は「私は一体誰なのか」という問題に関心があります。そして常に内省し、自分の気持ちを参考にしながら、「いつか」答えを出したいと考えています。私(※David)が見た限り、タイプ6の場合はそれほどアイデンティティにこだわらなくなります。4のように「私は一体誰なのか」という問題にそこまで関心がなく、哲学的なジレンマを解決するために自分を際立たせる必要性への依存度も低いです。6は469に、不安を和らげるための考え方に対してある種のステレオタイプ的な方向性を与えます。その結果、469は内なる不安を食い止めようとして、権威と自分の間のせめぎ合いがパターン化する傾向があります。469であるタイプ4やタイプ9は疑心暗鬼になりやすいタイプです。疑念は不安を生み、不安を増大させます。このトライタイプが持つ才能は「意味を探す能力」です。最初は単なる疑問だったものが、最終的には深い理解を得るための大きな知識をもたらします。
Sx469は、信頼関係による安心感を求めています。彼らにとって悲しみとは圧倒されるものです。このトライタイプの多くの人は、悲しみを「洪水のようだ」と感じます。彼らはまた、悲しみが恐怖を引き起こすとも報告しています。
469は何かに脅されない限りとても穏やかな性格です。彼らはあまりガッツセンターと接続していません。疑念や怠惰に負けないよう、もがいています。
479と469の違い:
9は対立を恐れます。この2つのトライタイプを区別する際は、自信と楽観の度合いを比較するとわかりやすいです。7は何物にも縛られない自由奔放な思索で気軽にあちこち触れて回ることによって、最良の結果を期待します。対して6は、人をサポートしようとする傾向や忠誠心をもたらします。479はより未来志向で、可能性を重視しています。469は、自分が十分な成果を上げられないことを恐れています。7のようにあちこち飛び回ることはなく、より忠実・従順なタイプといえます。469は間違った決断を下すことへの恐怖を感じると自己報告ことが多いです。彼らは、間違った判断を下した時(そして何も決断しなかった時)には深い自責の念に駆られ、自分がしたことを恥じる気持ちになります。
4,6,9には、考えすぎてしまう・対立を嫌うという共通点があります。469は他のタイプ4よりもアイデンティティーの危機を経験したり躊躇しやすいタイプです。彼らは内気なタイプ4ですが、自分の意見を持っています。ただ、それを口にするのが苦手なだけです。649は、自分の考えを信じることが最も難しいトライタイプで、決断を下す前に複数の確認を求める傾向があります。964も優柔不断で、タイプ6のように見えることもありますが、他人に意見を求める傾向はあまりありません。彼らは自然に解決することを期待して争いを避けます。
469は、どのタイプが中心的かに関わらず最も疑り深いトライタイプです。また、絶え間ない自己意識に苦しんでもいます。受動的なタイプでもあります。このトライタイプ以上に受動的なのは269だけですが、その269は469よりも外見上は幸せにみえるようにふるまいます。
469の疑り深さについて:Katherineは、4は自己疑念、6は自分や他人を疑うこと、9は「信じられる人か否か」の二項対立があると説明しています。
649(または469 964)は、平和と調和と優しさを求めています。彼らは繊細で、何を信じていいかわからず、特に自分自身を信じることができません。Katherineは、6は恐怖症であることが多く、複数の確認・情報源を必要とするタイプである説明しております。彼らは自分が感情的な痛みを跳ね返せる人間だとは思っていないので、質問の過程でそれを避ける傾向があります。そのためこのタイプの人々をタイピングするには、より多くの質問が必要になります。 このタイプは、人と違うことへの羞恥心や不安感が強いので、よく他の人に確認をとろうとします。
(4)-6-9 - 規範的なタイプ4
4-(6)-9 - 引っ込み思案なタイプ6
4-6-(9) - 反応的なタイプ9
このトライタイプは、その自信のなさが問題となります。他の人からの助けがほしいと思いながらも、それを得ることができないと感じることが多いです。他の人が必要という思いと、一人でもなんとかできるようになりたいという思いの間で揺れ動きます。
6-4-9:
受容的で直観的、最も感情的で受動的。自分が2やsxではないかと考えている可能性がある。最も疑心の強いタイプ6。
6をトライタイプに持たず、自己保存型でもない人には、このタイプを理解するのは難しいかもしれません。4,6,9はいずれも疑心を抱きやすいタイプですが、それが三つ重なっているためこのトライタイプは特にその傾向が強くなります。疑心は不安を生みます。これは悪い事ばかりではなく、「意味を探す能力」はここから生じています。疑うことを突き詰めれば、より深い理解につながる多くの知識をもたらす可能性もあります。
946:直観的で好奇心旺盛な9。 躊躇したり、疑問や不安を感じたりする傾向が強いです。 最も温和で受動的なタイプ9。不安を感じやすいです。
タイプ4もタイプ6も感情的になることがありますが、両者を見分けるには、何に対して感情的になるかに着目してください。また、難しい行動を行う場合には次のような傾向があります。
タイプ6:証明するためにソースを探します。
タイプ4:印象づけるためにソースを探します。
649 疑心暗鬼、不安
(※649の発言)「私も649です。469のようになる日もあれば、964のようになる日もあります。いつも無意識に拒絶、対立、排除されていないか、あるいは受け入れられているのかをチェックしてしまう癖があります。私が自分のことに集中しているとき(例えば、私の心と魂の結晶である音楽で自分を『外』に出しているとき)はいつもそうです。自尊心や自分の価値に不安を感じているとき、何かを努力したとき、人に対して自分を表現するときはいつでもそうです。私はいつもボロボロです。しかし、注目されていなければ元気です。こういう時は、頻繁に自然と一体化すること、世界を内在化すること、受容的に自分の内面に触れること、自分の心・欲望・空想で自分を楽しませることをしています。こういったことには他人の存在が不要なので、とても快適に感じます。しかし、私は世界の中で自分を見つけるために(そして世界に自分を示すために)つい世界のことが気になってしまって、長く孤立していることができません。私は消極的になりがちで、地に足がついていないような状態で何年も過ごしてしまうことがあります。拒絶されることを恐れて自分を押し出すこともできず、自分が思い描いている(こうありたいと思っている)姿でいられないこともあります。私には『人と一緒にやっていく』エネルギーがたくさんあります。これは感情的で精神的な休息が必要なとき、頼みの綱になります。」
(※469の発言)「私は469だと思っています。私は、特に社会的な領域で不安を感じた時 、例えば、恥ずかしさを感じたり、自分が他の人と全く違うように感じたり、何かに追われているように感じた時は(実際にはそれを裏付ける外部の証拠は何もない)、子犬のように横になって『死んだふり』をすることで集団に溶け込みたいという欲求に屈することがあります。他人に混じっていると一時的には安心感が得られますが、結局、自分を表現したいという欲求に負けてしまいます。何かをうまく出来なければ、自分の信頼性のなさに嫌気がさします。できれば再チャレンジしたいですが、そうするとまた失敗がバレて恥ずかしい思いをすることになるので、やらないことが多いです。」
(※トライタイプ146、269、468にも469に関する説明があります)
タイプのイメージ
要約
下記の表は本ページの内容の他に、英語圏でタイプのイメージとして広がっている可能性が高いこちらのページThe 162 tritypes summarised.(外部サイト)の内容と、以前調査した結果「トライタイプ x MBTI の分布」および2022年2月のPersonality Database(外部サイト)のウィングと本能のサブタイプのデータを参考にして、当サイト管理人が作成したもの。あまり有力ではないソースも含まれるため、参考程度にとどめてほしい。649に多いMBTIの順番は、以前調査時(2020年9月)の結果と2022年2月のPDBのデータ間で違いがあったため、2022年2月のデータを元に記載した。
タイプ | 説明 |
---|---|
469 | 平和と調和を求める個人主義者。人や自分にとって大切なものに対して忠実だが、心の底から100%それを信頼して身を委ねることもなかなかできない。他とは違う本物になりたいと思う気持と、他とは違う自分が恥ずかしいという気持ちの間で揺れ動く4w5 - sp/sx |
INFP > ISFP, INFJ | |
496 | 豊かで深みのある感情を持つ。個人主義的なスタンスを貫くこと、群衆に溶け込むことの間で揺れ動く。何が真実か、そもそも真実とは何かを考え続ける真実の探究者。 4w5 - sp/sx |
INFP > ISFP | |
649 | 人に対しても疑り深いが自分自身に対しても疑り深いため、自分ひとりで決断を下すのではなく、多くの人に意見を聞いてから決断を下す。タイプ4をトライタイプに持つがそれゆえに感情的な痛みに対して敏感で、人と違うことへの羞恥心や不安感が強い。6w5 - sp/sx |
INFP > INFJ | |
694 | 間違いを犯すことや、自分の意見を明らかにすることを恐れている。争いの雰囲気が苦手で、あまり目立とうとしない内気なタイプ6。6w5 - sp/so |
INFP > INTP, INFJ, ISFP | |
946 | 最も温和で受動的なタイプ9。好奇心旺盛で、目立ちたいという願望があるが、同時に非常に心配性で回避的な傾向があるため、「目立ちたい」という願望と「注目を集めたくない」という願望の間で揺れることが多い。9w1 - sp/so |
INFP > ISFP | |
964 | タイプ6に似ているタイプ9。特に649に似て優柔不断だが、そこまで他人に意見を求める傾向は強くない(あまりにも人に意見を求めると、それはそれで不和に繋がるのではないかと恐れているため)。争いの不穏な雰囲気がとにかく苦手だが、積極的に調停のために動くのではなく、静かに嵐が過ぎ去るのを待つタイプ。自分の意見をはっきり言わないことで平和を維持しようとする。9w1 - sp/sx |
ISFP > INFP |
コラージュ画像
トライタイプの有名コラージュ:469 The Seeker(外部サイト)
関連情報
非公式なものだが、海外の類型掲示板にタイプの違いのまとめが投稿されている(英語・翻訳予定はない)。
4+6(146, 468, 469)の違いのまとめ
https://www.personalitycafe.com/threads/comparing-4-6-archetypes-468-469-and-146.1321903/
4+9(459, 469, 479)の違いのまとめ
https://www.personalitycafe.com/threads/comparing-4-9-archetypes-459-469-and-479.1319587/
6+9(269, 369, 469)の違いのまとめ
https://www.personalitycafe.com/threads/comparing-6-9-archetypes-269-369-and-469.1320555/