安倍氏、ロシアの侵攻「国際秩序への深刻な挑戦」
自民は対策本部設置
自民党の安倍晋三元首相は24日、ロシアのウクライナへの侵攻は「国際秩序への深刻な挑戦で断じて許すわけにはいかない」と述べた。「岸田文雄首相を中心にしっかり対応しながら、国家意思を示すことが求められている」と主張した。党会合で語った。
自民党は同日、ウクライナに関する対策本部を設置し党本部で初会合を開いた。茂木敏充幹事長が本部長に就いた。茂木氏は「政府は国際社会と連携し、迅速かつより厳格な制裁措置を含めて日本の国益に資する形でしっかり対応してほしい」と話した。
この日は麻生太郎副総裁など党役員が出席し政府から現状の報告を受けた。茂木氏は「ロシア軍の攻撃は国際秩序の根幹を揺るがすものであり、断じて受け入れられるものではないと強く非難する」と強調した。
必要な対応策を巡っては「ウクライナに在留する邦人の安全確保に全力を尽くし情報収集に努めてもらいたい」と言明した。原油価格の高騰にも触れ「エネルギー市場の安定化は我が国の経済社会活動に関わってくる問題で対応が必要だ」とも言及した。
ロシアがウクライナに侵攻しました。NATO加盟をめざすウクライナに対し、ロシアはかねて軍事圧力を強めていました。米欧や日本は相次いでロシアへの制裁に動いています。最新ニュースと解説をまとめました。