京都府警下京署は28日、手術中に女性患者(27)の姿をスマートフォンで撮影したとして、府迷惑行為等防止条例違反の疑いで、府立医科大の医師新井啓仁容疑者(43)を逮捕した。黙秘しているという。
署によると、新井容疑者は耳鼻咽喉科の医師。女性は麻酔で意識がなく、手術中に衣服がはだけた状態が写っていた。周囲には複数の医療スタッフがいた。気付かれないように、服の中にスマホを隠し持つなどの方法で撮影したと署はみている。
逮捕容疑は、2021年11月29日、勤務する府立医科大付属病院(京都市上京区)で手術を受けた京都府の女性患者を動画撮影した疑い。
新井容疑者のスマホから、被害女性の動画ファイル四つが見つかった。署は他にも被害者がいるとみて捜査している。(共同)