たつきアンチは、けものフレンズ騒動において、たつきおよびその作品を嫌悪する思想、またはその勢力のこと。略称は「たつアン」。
概要 
いわゆる「真のフレンズ」と総称される集団に含まれる層。集団内の正確な比率は不明だが、KFP擁護派の中にはたつきアンチを兼ねている人物も存在するなど、少なくない数が存在する思われる。
たつき監督降板事件後、けものフレンズ界隈はさまざまな思想や勢力が跋扈し混迷の一途をたどっていた。こうした中で、曖昧なツイートで事件を引き起こしたたつきに対する批判も巻き起こっていたが、感情的意見が高まったことで、次第にたつきを嫌悪する層が固定化されていった。
また、『けものフレンズ』(テレビアニメ)放送後からたつきに対する神格化が極めて進んでいたこと、また「たつきファン」を自称するKFPアンチが過激な行動を繰り返したことで、これらの勢力の崇拝先であるたつきに対して嫌悪する層が界隈外にも形成された。こうした2勢力が合わさり「たつきアンチ」が形成された。
基本的にはたつきへの誹謗や中傷を行うほか、その作品に対しても単なる批判を超えた誹謗を行う場合がある。攻撃対象にはたつきファン、またたつきの協力者である福原慶匡も含まれているが、一方でirodoriのメンバーである伊佐佳久、白水優子への攻撃はあまり見られない。
主な根拠地は5ちゃんねるのアニメサロン板にある「8million(ヤオヨロズ)アンチスレ」が中心となっている。
思想 
たつきへの嫌悪 
全ての騒動・炎上の発端となったたつき監督降板事件の責任をたつきに求めていることから、「たつきが諸悪の根源」として、たつきに対する嫌悪感や憎悪がみられる。
嫌う理由として作った作品とは関係はなく、「自身の発言で関係者が明らかに迷惑がかかっている状況でもさらに火に油を注ぎ、終息させる気もなく、暴れている自身のファンを一切諫めないこと。」があげられる。
事件を機にたつきの言動について界隈内外から多くの注目が寄せられるようになった。KFP擁護派はその立場からたつきの言動について批判的だが、たつきアンチは論理的な批判を超えて、人格攻撃などに至る場合が多い。また、たつきのツイートに対して感情的意見や暴言をリプライや引用リツイートの形で発露することもしばしばである(たつきのツイート自体が激減しているため、数はあまり多くない)。たつきと仕事で関わった人物は、その後ほとんどたつきについて語らないもしくは好意的な発言をしないことから、仕事以外でも問題がある人物だと考えている。
また、けものフレンズ界隈外でも、炎上時に他界隈で暴れまわったたつきファンへの嫌悪から、その崇拝対象であるたつきも嫌悪する層がみられる。
ただし、KFPアンチと比較して犯罪行為の捏造やあまりにもひどいデマは行わないのでたつきアンチであってツイッター等で凍結処分された事例は存在しない。たつき監督の破滅よりも騒動に対して申し開きさせることが願いであることが理由に考えられる。
作品への誹謗 
たつきおよびirodoriの作品に対しては、冷静な批判を超えた誹謗が多い。特に『ケムリクサ』(テレビアニメ)や『へんたつ』に対するバッシングが多いが、自主制作時代の作品や『けものフレンズ』(テレビアニメ)も例外ではない。
たつきファンへの嫌悪 
たつきファン、とりわけたつきとアニメ1期を神格化している層に対してはたつき同様に嫌悪している。嫌悪の理由としては、これらの層が概ねKFPアンチやけものフレンズ2アンチを兼ねており、過激派が炎上騒動で界隈外でも暴れまわったことがあげられる。
騒動への見解 
たつき監督降板事件 
KFP擁護派と同じく、2017年9月27日にKFPより出された声明の内容を認めており、その上でたつきの9月25日のツイートを「カドカワというKFPとは関係のない会社を名指しした」「守秘義務違反」であり「非常に無責任なもの」と厳しく批判していたが、次第に単なる批判を超えてたつきの人格に対する誹謗へ発展した。
また、福原慶匡に対しても、KFP擁護派とほぼ同意見で事件の責任をもとめている。
たつきの脚本費・脚本印税未払い発言事件 
たつきの発言内容には否定的である。
すでに9.25の発言に自身の発言は大きな影響力があるのを自覚して、実は内容的に特定の企業や作品名を明確に語っておらず、自身に被害が及ばないようにして自身のファンに攻撃をけしかけるファンネル行為を行った事により、擁護派からの寝返りも続出し、「たつきアンチ」層が明確に出現した出来事になる。
特に、たつき監督降板事件から1年も経っての告発ツイートであることもあって、激しい非難を加えた。
これの真相として、細谷、福原の証言、及びアニメ制作における脚本費の普通の流れから考慮して「ヤオヨロズの責任」「たつき監督の勘違い」のどちらかに収束すると考えており、まだ話すことがあるといいつつ未だに話をしないたつき監督を非難している。
新ユニットオーディション台本剽窃事件 
たつきが直接関係してない案件のため、責任への解釈は割れている。
ただ、この件についてたつきがTwitterでコメントした際は「騒動に便乗している」としてバッシングした。
『けものフレンズ』(テレビアニメ)の評価 
同作品の流行が「けものフレンズ」の知名度を高め、ブームを引き起こしたことについては認める意見が多い。だが、それらの評価は「作画レベルの低さやキャラの台詞がネットの玩具にされた結果として起きた一時的な流行であり、ブームの持続性は無かった」として評価していない。また「たつきが独自の設定を付け足した為に後続のコンテンツ展開に支障が出ている」とも認識されている。
現在もコンテンツが続いている理由は『けものフレンズ』(ゲームアプリ)が基礎となり、ネクソン版に登場した多くのフレンズとその後のKFPの各種メディアミックス展開が相乗した結果と見ており、「たつきの功績」とは認めておらず、むしろ炎上の原因となった事でマイナスの影響を与えていると見ている。
『けものフレンズ2』の批判点は、アニメ1期にも存在するか、もしくはそれ以上の問題が存在するとたびたび指摘している。
『けものフレンズ2』の評価 
たつきが制作していない作品のため、その評価は割れている。『けものフレンズ2』ファンを兼ねる層は評価しているが、単にたつきをバッシングしたい層は低評価を下しているか、もしくはそもそも評価を下していない場合がある。
評価している場合の評価点は概ねKFP擁護派に準ずる。
ただし、たつきおよび『ケムリクサ』(テレビアニメ)への対抗から『けものフレンズ2』を持ち上げる風潮は存在し、『ケムリクサ』への誹謗の際に引き合いに出されることが多い。つまりケムリクサは制作会社を畳む結果となった。けものフレンズ2は3に繋げる事が出来たという評価で収束している。
『ケムリクサ』の評価 
概ね酷評されており、その内容は「陰鬱な世界観となろう系のご都合主義展開」として、全体的に意味不明な展開だとされている。また技術面についても「途中の水場防衛戦の戦闘描写の全カットは技術不足のための逃げ姿勢」と判断され、「ひいき目に見ても『けものフレンズ』の下位互換」と評価している。また、たつき成分100%の『ケムリクサ』よりも未だに憎きKFPの掌にあるアニメ1期に傾倒するたつきファンを嘲笑している。
何より、Blue-ray Discが多く売れたにもかかわらず商業展開が早期に終了したこと、また制作会社のヤオヨロズが解散したことを受けて、騒動の原因は「たつきそのもの」であると確信に至り「たつきをを信じたヤオヨロズは解散という憂き目にあった」と考えている。そして「『ケムリクサ』は商標拒絶を始め権利関係が混乱しており、たつき本人ですら『ケムリクサ』を自由に扱えない」と信じられている。制作会社の解散を見てケムリクサは正しい意味での「爆死」と捉える節がある。
さらに同人版ケムリクサでも関係者がたつき監督降板騒動について過去のトラブルについて言及しながら苦言を呈したが、たつきファンの攻撃にあってアカウントを消去した件についても把握しており、同人版ケムリクサからトラブル続きかつ例え過去の身内が自分のファンの攻撃に晒されても黙認する人物だと批判を強めた。
ヤオヨロズ解散 
ヤオヨロズ解散を受けて「KFP対たつき・福原の対立構造は消滅」かつ「KFP側の完全勝利」と考えている。
関係者への誹謗中傷 
KFPアンチが展開する主張や個人への過激な誹謗中傷を非難しているが、特にたつきに対し「自らのファンの狼藉を放任している」としてバッシングすることが多い。
ただし、たつき監督の関係者は福原を除いてたつき関連に触れることはほぼないのでKFPアンチと違って誹謗中傷をすることはほとんどない。
KFPアンチへの見解 
たつきへの嫌悪から、たつきを信奉するKFPアンチに対しては特に敵対的である。たつきおよびirodoriの目に見える活動が少ない現在では、これらのKFPアンチに攻撃対象を定めている。
KFPアンチへのロジハラ行為 
一部のたつきアンチは、KFP擁護派と同じくKFPアンチへのロジハラ行為に関与することがある。