去年2月、宮古島市で幼い兄弟2人が母親に殺害された事件の裁判員裁判がきょうから始まり母親は起訴内容を認めました。
この裁判は宮古島市の介護職員、脇田亜希子被告(40)が去年2月、宮古島市の自宅で長男の晴矢くん(当時5歳)と次男の涼平くん(当時3歳)の首をベルトや洗濯ロープでしめ付けて殺害した罪に問われているものです。
那覇地方裁判所で開かれた初公判で脇田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は無理心中を図った事件と指摘した上で「事件当日、脇田被告は抑うつ障害を発症していたものの刑事責任を問うことはできる」と主張しました。
これに対し弁護側は「脇田被告は心神喪失状態で刑事責任を問えない」と無罪を主張しました。
裁判員裁判は今月14日まで審理が行われ、判決は今月24日に言い渡される予定です。