ステーキ(読み)すてーき(英語表記)steak

翻訳|steak

日本大百科全書(ニッポニカ)「ステーキ」の解説

ステーキ
すてーき
steak

類、魚、ハムなどの厚切りを網や鉄板で焼いたもの。肉の場合、厚さは1~2センチメートルくらいの場合が多い。だいたい1人前の量は、100~200グラム程度の量を使用する。熱源には各種のものが使用されるが、堅い木炭などが適している。肉は、通常牛肉を使用することが多いが、豚肉羊肉や鶏肉を使用することもある。牛肉を使用したものはビーフステーキ、豚肉のものはポークステーキ、子羊肉はラムステーキ、鶏肉のものはチキンステーキともよばれる。そのほか、ハムステーキ、サーモンステーキ、ハンバーグステーキなどがある。ステーキは、もっとも単純な肉の調理であるため、肉そのものの味が大きく料理の味に影響を与える。それだけに、肉や位の選択が非常にたいせつである。通常ヒレ、ロースといったものを使うことが多い。ステーキは温かい間に食べるのがよく、冷えると肉が堅くなり、よい肉であっても味が低下する。また、ソース類のくふうもいろいろ行われ、ステーキにあったものが選ばれる。

 日本では和風に改良したサイコロステーキなどもある。小さく一口くらいに切り、しょうゆなどをベースにしたたれを添えて出す。付け合せの料理を添えることも多く、以前はジャガイモなどの料理が多かったが、最近ではとくにこだわらないで、各種のものが使われている。

河野友美・山口米子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典「ステーキ」の解説

ステーキ【steak】

厚く切った肉などを焼いた料理。フライパンで焼くほか、炭火焼き・鉄板焼きなどにする。ビーフステーキをさすことが多いが、そのほか鶏肉・豚肉・ハム・などを用いたものをさすこともある。⇒ビーフステーキ

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

精選版 日本国語大辞典「ステーキ」の解説

ステーキ

〘名〙 (steak) 厚切りの肉を焼いた西洋料理。あぶり肉。とくにビーフステーキをさす場合が多い。
万国新聞紙‐五集・慶応三年(1867)六月中旬「牛肉部分の図及び〉尾先の部 ステーキ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「ステーキ」の解説

ステーキ(steak)

厚切りの肉や魚を焼いた料理。ふつうはビーフステーキをいう。「サーモンステーキ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のステーキの言及

【ビーフステーキ】より

…牛肉のステーキ。切身をあぶり焼きか,いため焼きにし,焼目の香ばしさによって引き立てた肉そのもののうまみを味わう料理である。…

※「ステーキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ウクライナ問題

ウクライナのEU加盟問題からロシアによるウクライナの国家主権及び領土侵害に発展した国際的危機をめぐる諸問題。〔ヤヌコーヴィッチ政権の崩壊〕 2013年11月,ウクライナのヤヌコーヴィッチ政権はEUへの...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android