担当トレーナーも相当参っていた、今日の報道陣の熱狂
先日のレースで残した記録は胸を張れるものであり誇りなのは間違いない。何か問われれば堂々と答えてみせよう。その自負には何一つ瑕疵はなかった
しかし、今日先ほどまで行われたインタビューは申し訳ないが少しばかり度を越していたと思う
順序などありはしないとばかりに浴びせかけられる質問の豪雨、答えた矢先に飛んでくる新たな問い
あれでは、とてもじゃないがまともな答弁など望めないだろうに

「都会のめでぃあって凄いね……」
「あのような狂騒を基準にしては怒られますわよ」

ゴロリと体を回して、横になったままに天を仰ぐ
部屋の照明に目を焼かれる感覚。手で両目を覆って息をつくと、多少は落ち着いて物を考えられる程度にはなってきた
抗議……というほどではないが。一度、トレーナーを通して取材の方式については掛け合ってもらった方がよさそうだ
と、そんなことを目を塞いだままに考えていたら。横でカチャカチャと、何かがぶつかる小さな音

「………ブエナさん？」

続いては何かが注がれるような水音。そして鼻に入った、その特徴的な甘い香り
ここ最近、時折この部屋に漂うようになったそれは……

「はい。お疲れ様」

目を向ければ、湯気を立てるマグカップを両手に持って笑うルームメイト

「………ココア、ですか」
「疲れた時にはあまーいものがよく染みるから」

またテレビだか雑誌だかの影響だろう。つい最近になって彼女が飲み始めた、誰もが知る大手メーカーのココア
いつもであればこの田舎娘ブレンドという名の激甘ココアは苦い苦いブラックのチョコレートでもなければとても飲めはしないが……

「…お気遣いありがとうございます。いただきますわ」
「ん！じゃあ、はい。きてきて」

今ほどに疲れ果てた体には、なるほどよく沁みるだろう
鉛と化した体をなんとか起こして、少しばかり気合を入れて立ち上がる
お互いのベッドの間に置かれた小さなテーブルとスツール。そこにかければ、ココアを片方差し出す彼女の見慣れた笑顔

「いただきます」
「いただきまーす」

改めてそう言って、火傷しないように冷え切らないように適度に冷まして一口
ああ、甘い。本当に甘い。普段であれば目を白黒させてしまうほどに甘い
それが今はなんとも心地よくて

「たまにはあっまーいのもいいべや？」

こちらもこちらで気が抜けたのか
ニヘッと垢抜けない笑みを向ける訛りの溢れたルームメイトに、今日ばかりは返す嫌味も品切れだ

「ええ、たまには。…本当に」
「えっへへへ。今日も寒かったし、こういう時はココアが一番ってテレビでも言ってたべ」
「またすぐに影響されて……まぁ確かにそうですわね」

冷え切り疲れ果てた体の芯に火が灯る。固まってしまった訛りのような体が少しずつ溶かされ柔くなっていく感覚
……そういえば、と。口に出さぬように気をつけながら思い返せば

(一度も、ありませんでしたわね)

この部屋になってから、その日の…特に、心の疲れをそのままに眠るといったことは、思い出せる限りでは一度も無かった
それが何故かと問われれば、ああなるほど。悔しいが、これもまた胸を張って答えるしかないだろう

「今度、お礼にまたご馳走しますわね。ミルクティーで大丈夫ですの？」
「うん！！甘ーくして！！」

この能天気な笑顔が
一度だって、疲れ果てた自分の姿を放っておいてはくれなかったからだ、と

●
「………ん」

目を開けると、薄暗い室内に差し込む月明かり
まさか、と思って時計に目をやれば……ああ、寝過ごしたか。夕飯時、ギリギリ間に合うかといったところ
少しでも眠れて体は多少楽にはなった。しかし、すぐに動かせない現状を理解してしまう

「……まったく。いつの間に」

自分の頭はクッションでも枕でもない場所へと乗せられていた
目を開ければ頭上に見える田舎娘の呆けた寝顔
寝入る直前のことが思い出せないが、どうやら彼女の膝を枕にしてそのままお互い夢の中へ落ちてしまったらしい

「相当、気を使わせてしまいましたわね」

そっと手を伸ばし、優しく触れる。温かく、いつも笑みを形作っている彼女の頬
今起こせば、きっと時間を見て慌てるだろう。パニックになって転ぶくらいはするかもしれない
だけどずっとこのまま、今日はもう寝てしまおうというわけにもいかないだろう

「……どうしたものでしょうね」

思わず溢れたその笑みは、彼女のそれとは違う皮肉げで何かを堪えたようなもの
だって、仕方がないじゃないかと。自分の中の何かに対して言い訳するしかない

「晩御飯、間に合えばいいのですが…」

この寝顔をまだ、もう少しなどと
そんな風に躊躇ってしまう自分が、まったく可笑しくて仕方がないのだから

以上。休みなのに酒が飲めないのが悔しいのでまたディザイアした

😇素晴らしい…

>「晩御飯、間に合えばいいのですが…」
寮長ーーー！！！晩御飯待ったげてーーー！！！

酒をキメるとオルプイモードでキメないとブエディザモードなのか…

こういう落ち着いた雰囲気のブエディザもいいものだな…

ブエディザと酒は同義
ありがたや……

>>「晩御飯、間に合えばいいのですが…」
>寮長ーーー！！！晩御飯待ったげてーーー！！！
ウーマーイーツなんだが？
美味しかったんだが？

>酒をキメるとオルプイモードでキメないとブエディザモードなのか…
なんちゅう難儀な性癖じゃ

スペちゃんの胃は壊れないで済んだ…

ブエナビスタとレッドディザイア現役中の因縁はよくわかるけど産馬の因縁は知らない
何かあったの

立ち入り禁止じゃない方のブエディザ部屋

膝枕されての寝顔なんていう絶景を楽しめるのはルームメイトの特権か…

>ブエナビスタとレッドディザイア現役中の因縁はよくわかるけど産馬の因縁は知らない
>何かあったの
ディザイアが死んで…それで子供がビッグディザイアていう意識した名前になって…ブエナの子供との対決の日に…

fu835658.jpg[見る]
こういうエピソードもある

雰囲気があたたかくていいね…

ブエナはマグカップを両手で持ってココア飲んでる姿が浮かびやすい

>fu835658.jpg[見る]
>こういうエピソードもある
ウオッカからブエナにあいつ頼むわ的なこと言うエピソードありそう

ブエディザをありがとう…

1日に2回も酒飲み人の怪文書が読めるなんて…
今日はなんていい日だ…

調べたらディザイアの産馬2頭死んで2頭不明ってほぼ全滅じゃん…

仕方ないからその田舎くさい顔で我慢してあげますわ！あくまで仕方なくですわよ！

>調べたらディザイアの産馬2頭死んで2頭不明ってほぼ全滅じゃん…
娘は繁殖入りしてて血は繋がっているよ

>調べたらディザイアの産馬2頭死んで2頭不明ってほぼ全滅じゃん…
だからくるった

ルージュディザイアっていうレッドディザイアの孫も最近走り始めたからな

ﾅﾆｺｺ

>ルージュディザイアっていうレッドディザイアの孫も最近走り始めたからな
祖母も母も亡くした孤児院育ちで匿名希望から支援されてそう…

自分だけど自分じゃない誰かを見ている憧れのあの人なんだ…

>立ち入り禁止じゃない方のブエディザ部屋
立ち入り禁止な方があるの！？

>ﾅﾆｺｺ
幻(覚)の大地

>>ルージュディザイアっていうレッドディザイアの孫も最近走り始めたからな
>祖母も母も亡くした孤児院育ちで匿名希望から支援されてそう…
ゼッケイマスク…

>ゼッケイマスク…
もうちょっと何かあるだろ！

PRの魔の手はどこにでも伸びている

この方の、フィナンシェのようなしっとり空気好きだ

>PRの魔の手はどこにでも伸びている
👁そう！君の家にも！
🌹君もyogiboを買ってディザイアちゃんの様に疲れた身体を癒されよう！
👁ばいなう！

>>PRの魔の手はどこにでも伸びている
>👁そう！君の家にも！
>🌹君もyogiboを買ってディザイアちゃんの様に疲れた身体を癒されよう！
>👁ばいなう！
こいつら…

>>PRの魔の手はどこにでも伸びている
>👁そう！君の家にも！
>🌹君もyogiboを買ってディザイアちゃんの様に疲れた身体を癒されよう！
>👁ばいなう！
仕事しててえらい

多分実家では砂糖入れすぎって毎回怒られてたブエナ

潮吹きはいつ起こるんだべ！
潮吹きはいつ起こるんだべ！

消えなさい！エロ方面のブエナ！

>>ゼッケイマスク…
>もうちょっと何かあるだろ！
絶景仮面！！

>>PRの魔の手はどこにでも伸びている
>👁そう！君の家にも！
>🌹君もyogiboを買ってディザイアちゃんの様に疲れた身体を癒されよう！
>👁ばいなう！
でもこの二人も部屋でクッションに顔埋めながら激しく盛ってると思うと…えっち！

>でもこの二人も部屋でクッションに顔埋めながら激しく盛ってると思うと…えっち！
👁スポンサーの品でそんな事するわけないだろう
🌹そうですよ！ちゃんとベッドで…って何言わせるんですかっ！！

ローズくんも元気そうでよかったべ

>潮吹きはいつ起こるんだべ！
>潮吹きはいつ起こるんだべ！
最上階の角部屋へ帰れ！

コーヒーに紅茶にほうじ茶に牛乳にココアにアクエリアスに…
幻覚界隈は飲み物が豊富だな

宗教的儀式において飲み物と幻覚は深い関係にあるからな…

ブエディザひとつとっても数多の時空がある…

びしょびしょだからな…

淫奔なのもしっとりしたのもバチバチライバルなのも全部いいんだ…

立ち入り禁止最上階角部屋のブエディザは別時空でしょ！

いいよね日常の中の優しさのキャッチボール