令和4年2月25日、文化審議会無形文化遺産部会において、「伝統的酒造り:日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術」が本年度のユネスコ無形文化遺産(人類の無形文化遺産の代表的な一覧表)への提案候補として選定されました。
「伝統的酒造り」の提案については、無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議において審議の上、3月末までにユネスコに提案書が提出される予定です。
これを受けて、国税庁長官からのコメントを掲載しております。
日本の「伝統的酒造り」が令和3年12月2日に登録無形文化財として登録されたことを記念して、酒造りの担い手や有識者を交えたシンポジウムを行います。
このシンポジウムでは、次世代への継承・発展を目的として、日本の酒造りに欠かせないこうじ菌に焦点を当てて、酒造りの文化や歴史に関する講演及びパネルディスカッションを行います。
○シンポジウムの概要
| 主催: | 国税庁 |
| 共催: | 独立行政法人国立科学博物館、日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会、 独立行政法人酒類総合研究所、文化庁 |
| 日時: | 令和4年2月26日(土)14時から16時 |
| 場所: | 国立科学博物館 日本館2階 講堂 (オンライン配信あり) |
| 定員: | 来場50名(新型コロナウイルス感染症の状況により、来場参加定員は変更する可能性があります。) オンライン視聴450名 |
国税庁では、日本の伝統的な酒造り技術に関する文化的要素や、酒造りの担い手に受け継がれている技術とその歴史等を把握・整理することにより、保護するべき日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の検討を行うことを目的として、「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り」の調査を行いました。
○ 抜粋版ファイル
○ 参考
また、掲載している調査報告については、新たな資料等を把握した場合には改訂していくことも検討しております。
日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造りに関して当該報告に言及・引用されていない資料等をお持ちの方は、以下の連絡先に情報提供頂ければ幸いです。
○ 情報提供用メールアドレス
yushutsu-sokushin@nta.go.jp
なお、ご連絡いただく際には、お名前と連絡先を明記していただきますようお願いします。
令和3年10月15日、文化審議会は、日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術である「伝統的酒造り」を登録無形文化財に登録する旨、文部科学大臣に答申しました。
これを受けて、国税庁長官からのコメントを掲載しております。
令和3年4月16日、日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん等の日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術を次の世代へ確実に継承するとともに更に向上させていくため、この技術の保存・活用及び発展のための活動を行うことを目的とした「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会」が設立されました。