疑似ディスレクシア陽性、bとdの判別ができない子供が、公立中学1年生では半数近くを占める

bとdの判別ができない中学1年生がとても多い

bとdの判別がつかず、机をbeskなどと書く中学1年生が、公立中学ではとても多いです。ホームページ「中学生の指導」の通りです。でも、ほとんどの場合このディスレクシアは偽りの症状です。だって、塾で厳しく指導すると、こんなバカな間違いをする生徒はほとんどいなくなるからです。それに、本当のディスレクシアのトム・クルーズなどと違い、彼らは読めるんです。文字は認識できるんです。

これは、デスクという発音からd/e/s/kとスペルが並んでいるなど考えず、呆然と日々学習しているので、形が似ているbとdを判別せずに書いているだけなんです。こういう生徒の特徴は最初にlを書いて、次に左右のどちらからにoを書いてbかdにします。ものすごく字が特徴的です。そのどちらかの段階で、発音などと関係なくエイヤッ、こんな感じ?で書くんです。そして、その書き順がおかしいから間違えていることを誰も指摘してこなかったんです。

漢字の部首もいい加減で、書き方が身についておらずに、形だけ真似ようとするから象形文字のようになるんです。

こういう生徒の学習の特徴

漢字やスペルをおぼえろというと、教科書や問題集をボ~っと見て、「おぼえました」ということです。それで間違いを繰り返すのですが、「書いておぼえろ!」というと、ものすごく嫌な顔をして1回だけ書いて「おぼえました」と言います。もちろん間違えます。「成績が悪い子供のカメラアイ/スナップチャット機能付

そこで「何度も書いておぼえるんだ!」と叱ると、絶対にしません。シレっと受け流し抵抗します。そういう学習に物凄く労力がかかるので、嫌なんです。それでも押さえつけてやらせると、嫌々書くんですが、「ここはこうなって・・」などと考えずに嫌々ですので、書き終わった直後に書けないんです。意味も考えずに写経しているような学習をします。「成績が上がらない子供の暗記・・・写経に挑戦

こういう学習指導とも言えない躾レベルのことを2ヵ月も3ヵ月もして、やっと漢字やスペルがマトモに書けるようになるんです。

でも漢字や単語でこれですから、社会の重要語句暗記や語義の理解、数学の計算なんてどうなると思いますか?「公立中学の下半分の落ちこぼれ感がハンパない/落ちこぼれた生徒の見分け方」「理解の壁/公立中学の通知簿3と4間に立ち塞がる途方もない壁」ということになるわけです。

もちろん他の教科でも、この学習は発揮されます

もちろん、単語ひとつも書けないのですから、こういう学習がすべての教科で行われます。国語の漢字は壊滅的だし、社会の重要語句もおぼえられません。もちろん、英文を書くや、漢字・重要語句の意味を理解するなど、不可能です。算数も分数計算はダメですし、単位計算は不可能です。

だってデスクがdeskだ書けないほどいい加減なことを日々しているんですよ。繰り返し書きますが、彼らは漢字も重要語句も読めます。文字は認識できるんです。ただいい加減におぼえるので、書けない。中学で学習ができないのは、中学の学習が難しいからではなく、こういういい加減な学習を続けてきて漢字もおぼえれられない状態で中学に突入するからです。もちろん、基礎学力の不足も解消されていないのも原因です。

方程式の文章題ができないのは、方程式ができないからではなく、単位計算ができないからです。そして、子供のノートを見ればすぐに分かるこんないい加減な態度を、中学まで許してきた親の責任でもあります。私が大げさに書き立てていると思うのなら、一度お子さんの中学1年生だった時のノートやテスト答案を見て下さい。仰天するはずです。

中学1年生の通知簿4に舞い上がる親の愚かさ

そして、大きな問題は、こういう生徒に通知簿2が公立中学ではつかずに、通知簿3がつくことです。優秀な生徒のほとんどは中学受験で私立に逃げ、残りの半数の生徒に絶対評価で大盤振る舞いの通知表が出されるからです「通知簿3の秘密/上位から90%の生徒で3がつく」。特に、中学1年生では、beskと書いて塾で四苦八苦して矯正している生徒に、甘い教師では通知簿4なんかがついてしまいます。

塾で「こんなのに4をつけて・・・大盤振る舞いの1年の1学期の後は3になること分かり切ってるのに・・」とは思うんですが、これで「私の子はデキる」と勘違いして舞い上がっている親は、3学期になって、あるいは2年生になって通知簿が3に下がると「なんでやねん!あの塾アカンわ!!」と激怒して塾を変えてしまいます。・・・まあ、もう一つ大切なことは、こんな子供でも通知簿3なんですけどね。

中学校で突然3や2をつけると 、成績評価が〇しかついていない小学校で現状を認識できていない親に、「キチンと教えろ!」と怒鳴り込んで来られる面倒を学校側が避けて、徐々に落としているだけなんですが。そして、入試用にマジな通知簿をつけないといけない3年生で同じショックが再び起こります「公立中学3年生でテストの点数が下がる事象について」。通知簿4がついていた真ん中少し上の生徒が3に落とされ、親も子も「公立行かれへん~」っとなります。

・・・イヤ、同じレベルの子供みんなに同じことが起こっているだけなんですが? bとdの区別がついていない答案見て通知簿3はおかしいと思わなかったんですか? あるいは、漢字や社会の重要語句を半分以上間違えてある答案で通知簿に4がつくことがおかしいと思わなかったんですか?

こういう子供の成績を上げるのは無理です

単語と漢字おぼえさせりゃあ成績が上がるから簡単だろうって? じゃあ、bとdの区別をつけずに書いて、塾に行って何度も小テストや問題集を学習していてもテスト前に漢字をおぼえる気すらない子供に、漢字をおぼえさせてみてください。

テストが目の前にぶら下がっているのに、努力をする気もなく、毎回漢字なんかを絶滅してきて平気な子供に通知簿の4や3をつけていることがそもそもおかしんです。だから、子供は「私たち普通」と思っているから努力もしないんです。こんな子供に2をつけない学校がそもそも悪い。そんなことしたら「キチンと教えろ」と面倒なことになるからしないんです。

それに、中学2年や3年になってきて、数学は関数、英語は不定詞、理科はオームの法則など理屈を理解していないとできない分野に突入していきます。漢字をおぼえる気すらない子供にどう教えます?

通知簿に3や4をつけられて「普通だ」と思っている子供に熱心に指導しても、劇的に改善すると思います?

3年の冬休みになるまで頑張りませんよ~

通知簿が3と4で埋まり「私たち普通」「これでいい」と思っている子供が、クラブ活動を満足し、家ではスマホ三昧の楽しい生活を享受しているんです。「将来のため頑張ろう!」なんか言っても変りませんよ。どの塾に変えても、誰が教えても無理です。

危機が目の前に迫って、自分から「これはマズい」と思わなければ自分から努力しません。こういう生徒の多くは、中学3年生の冬になって志望校が決まり、志望校の過去問で合格基準点が取れない今の時期になって、やっとおしりに火が付きます。それまでおぼえられない、分からないと言っていたことが、この2カ月ほどでほとんどできるようになって合格してきます「中学3年の冬休みまで本気を出さない子供たちの将来」。

これがディスレクシアで学習障害ですか?そういうお子さんもいらっしゃることは重々承知していますが、公立中学で通知簿3がついて、漢字やスペルを大間違いしてきて入試前にシャキッとする子供はディスレクシアでも障害でもないです。

もう少し早くから努力していればもっと上の学校に進めたのになんてことは、塾でいくら言っても聞く耳は持ちません。少しマシな生徒は、頭が良いわけではなく、このことが分かっていただけなんです。

ところで、高校入試前には頑張った子供たちですが、入試が終わるとまた満足して元の安楽に戻ります。いや、一層輪をかけて悪くなります。「入試前に少し頑張ればできる私ってイケてる。」と勘違いするからです。だから、中堅の公立高校ではこういう生徒がつるんで、中学校より酷いことになります「高2生、3割が勉強時間ゼロ 希望進路で差、文科省調査」。

ところが、高校の学習は入試前に少し頑張ったからと取り返せるほど甘くはなく、自己推薦や指定校推薦で願書さえ送れば合格できるFランク大学に逃げ込み、就職で酷いことになります。ご覧の通り、新卒の年齢では4割が非正規です。公立中学の通知簿3で中堅高校に進む子供はほとんどこの中です。

公立中学の通知簿3の現状を親が良く知ることが第一歩

テストのbeskや見たこともない漢字を書いて60点ぐらい取って通知簿に3がついていることを親が知ることです。子供のノートもテスト答案もチェックせずに、点数と通知簿の評価だけを見て「普通」と思っている親が「私立にマシな生徒の半数が逃げた残りの生徒の80%の子供に通知簿3がつく。私立受験があまり盛んでなかった親世代と比べると、下位10%の本当に漢字をおぼえる能力がない生徒以外にはすべて3がついている。」という現状を認識すべきです。

親と普通の会話ができ、普通にスマホをいじれるだけの脳ミソがある子供がbeskと書いているのなら、テスト前にbeskと書いて平気な努力しかできない子供に育て上げた親の責任です。そのことをまず反省して「塾に入れたから、何とかしてくれるだろう。」などと思わないことです。

塾は、あなた方の子供の成績など上げることは労力がいる割に成果が少ないとよく知っています。上位の子供を教えて学力を上げるより遙かに困難な指導をして、やっと中堅校に入れても塾の宣伝にはならないんです。だから、成績上位の生徒の進学実績に目が眩んで入って来るあなた方を「鴨ネギの授業料徴収要員」だとしか思っていません。そのことをよく考えてください。「進学塾に下のクラスで入る愚かさ/公立中学の学力と入塾基準」「スイミングスクールと学習塾や進学校は同じビジネス手法です

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芦屋で500人以上の個別指導の実績を持つベテラン講師が、定額で、毎日何時間でも指導します。来塾時間も帰宅時間も制限はありません。クラブなどと両立してなるべく多くの時間を学習して下さい。