わずか12歳で親元を離れ、アメリカでプロを目指すモトクロスライダーの生嶋竜樹くん(14)へ、大阪で暮らす両親の想いを届ける。バイク好きの父親の影響で5歳からモトクロスを始めた竜樹くんは、めきめきと才能を開花させ、国内のタイトルを総ナメに。そしてモトクロスのアメリカ留学があることを知り、小学6年生のときに単身モトクロスの聖地であるカリフォルニアへ渡った。日本では無敵を誇っていた竜樹くん。だが、有能なライダーが集まる本場アメリカではなかなか1位を獲ることができず、目の前に世界の壁が立ちはだかっていた。さらに、親が子どもの夢を応援するには人並み外れたお金と覚悟が必要となるモータースポーツの世界。竜樹くんも「1位じゃないとだめです。スポンサーも全然つかないです」と、突きつけられた現実を自覚している。遠く離れた異国の地で夢に向かってひとり闘う息子へ、両親が届ける想いとは。