Predictions -Best Picture-

作品賞




Prediction Chart
2/24
1 パワー・オブ・ザ・ドッグ 10 1 最多
11部門
12ノミネート
2 DUNE/デューン 砂の惑星 10 2 10部門
ノミネート
3 リコリス・ピザ 10 3 3部門
ノミネート
4 ウエスト・サイド・ストーリー 10 4 7部門
ノミネート
5 ベルファスト 10 5 7部門
ノミネート
6 ドリームプラン 10 6 6部門
ノミネート
7 ドント・ルック・アップ 10 7 4部門
ノミネート
8 コーダ あいのうた 10 8 3部門
ノミネート
9 ナイトメア・アリー 10 9 4部門
ノミネート
10 ドライブ・マイ・カー 10 10 4部門
ノミネート





The Ten Nominees ノミネート作品 [I guessed 8/10]

ベルファスト Belfast
配給:フォーカス・フィーチャーズ  監督:ケネス・ブラナー
Nominees
作品、監督、助演男優、助演女優、脚本、録音、主題歌(7部門)
Precursors
LVFCS、WFCA、PFCS、IFCA
トロント映画祭観客賞受賞はオスカーへの切符。ブラナーが自伝的要素満載で描く1970年代の物語。郷愁を誘われた老会員たちが支持するのはここ。最もオスカー向きの映画。
コーダ あいのうた CODA
配給:Apple TV+  監督:シアン・ヘダー
Nominees
作品、助演男優、脚色(3部門)
Precursors
NFCS
自分以外の家族が聴覚障害を抱えた少女の物語。フランス映画「エール!」(14年)のリメイク。オリジナルが愛される部門だが、「ディパーテッド」(06年)のように例外もある。
ドント・ルック・アップ Don't Look Up
配給:Netflix  監督:アダム・マッケイ
Nominees
作品、脚本、編集、作曲(4部門)
Precursors
None
候補作品中、最も賛否がはっきり割れた映画。それでも候補入りしたのは支持派の熱量のおかげだろう。近年マッケイの歩くところ、話題作あり。彗星直撃が迫る地球、人々の反応を辛辣な笑いで見つめる。
ドライブ・マイ・カー Drive My Car
配給:ヤヌス・フィルムズ  監督:濱口竜介
Nominees
作品、監督、脚色、国際長編映画(4部門)
Precursors
NSFCNYCCLAFCA、BSFC、SFCS、TFCA
日本映画がやった!国際長編映画賞ではない、作品賞候補に挙がる快挙。村上春樹の短編を基にしたアート映画。受賞を予想しているアメリカ人はいないが、チャンスはある。熱烈支持派は確実にいる。
DUNE/デューン 砂の惑星 Dune
配給:ワーナー・ブラザース  監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
Nominees
作品、脚色、撮影、編集、美術、衣装デザイン、メイキャップ&ヘアスタイリング、視覚効果他(10部門)
Precursors
None
84年映画のリメイク…というよりはフランク・ハーバートのSF大河小説の再映画化。ヴィルヌーヴの美的センスが画面の隅々まで行き届く。おそらく技術部門は総ナメ。しかし、監督賞から外れ、万事休す?
ドリームプラン King Richard
配給:ワーナー・ブラザース  監督:レイナルド・マーカス・グリーン
Nominees
作品、主演男優、助演女優、脚本、編集、主題歌(6部門)
Precursors
None
ヴィーナスとセリーナ、米国テニス界を引っ張る姉妹を育てた実父チャード・ウィリアムスを描く。オスカーは実話物がお好き。フィールグッド・ムービー仕立ては気にかかるが、主演男優の勢いと共に踏ん張る。
リコリス・ピザ Licorice Pizza
配給:ユナイテッド・アーティスツ  監督:ポール・トーマス・アンダーソン
Nominees
作品、監督、脚本(3部門)
Precursors
NBR、AFCC、SLFCA、OFCC、GFCA
アンダーソンがまたもや70年代サンフェルナンドバレーに戻ってきた。少年と少女の青春話は大凡オスカー好みではないが、その演出力は圧倒的と評判。演技賞候補に一人は送り込みたかったが…。
ナイトメア・アリー Nightmare Alley
配給:サーチライト  監督:ギレルモ・デル・トロ
Nominees
作品、撮影、美術、衣装デザイン(4部門)
Precursors
None
おおよそオスカー好みの内容ではない。しかし、ギレルモ・デル・トロの美的センスに会員は抗えなかった。謎の女に運命を狂わされる男を描くフィルムノワール。既にカルト化の予感。
パワー・オブ・ザ・ドッグ The Power of the Dog
配給:Netflix  監督:ジェーン・カンピオン
Nominees
作品、監督、主演男優、助演男優(×2)、助演女優、脚色、撮影、編集(最多11部門12ノミネート
Precursors
GGACFCA、PFCC、SFCA、UFCA、DFFCA、FFCC、NCFCA、COFCA、SFFCC、SDFCS...
前哨戦の主役と言って良いだろう。カンピオンの詩的な演出が、複雑な内面を抱えた男の変化を繊細に捉えていく。BUZZを持続できるか、ライヴァルは『ベルファスト』か『ウエスト・サイド・ストーリー』か。
ウエスト・サイド・ストーリー West Side Story
配給:20世紀スタジオ  監督:スティーヴン・スピルバーグ
Nominees
作品、監督、助演女優、撮影、美術、衣装デザイン、録音(7部門)
Precursors
GGA
あまりにも有名な61年ミュージカルのリメイク。高かったハードルを乗り越えるのは、さすがスピルバーグと言うべきか。対立するグループに属する男女の恋。アメリカが愛する物語を再び讃える時…!?




ranking



製作費 前哨戦ポイント -2/20-
1 DUNE/デューン 砂の惑星 $165m 1 パワー・オブ・ザ・ドッグ 219.5 p
2 ウエスト・サイド・ストーリー $100m 2 DUNE/デューン 砂の惑星 153.0 p
3 ドント・ルック・アップ $75m 3 リコリス・ピザ 144.0 p
4 ナイトメア・アリー $60m 4 ウエスト・サイド・ストーリー 135.5 p
5 ドリームプラン $50m 5 ベルファスト 131.5 p
6 リコリス・ピザ $40m 6 ドリームプラン 102.0 p
7 パワー・オブ・ザ・ドッグ $39m 7 ドント・ルック・アップ 101.5 p
8 ベルファスト $25m 8 コーダ あいのうた 101.0 p
9 コーダ あいのうた $10m 9 ナイトメア・アリー 96.5 p
10 ドライブ・マイ・カー - 10 ドライブ・マイ・カー 86.5 p



評価 rating 上映時間
1 ドライブ・マイ・カー 94.0 p 1 ドライブ・マイ・カー 179min
2 リコリス・ピザ 93.2 p 2 ウエスト・サイド・ストーリー 156min
3 パワー・オブ・ザ・ドッグ 92.6 p 3 DUNE/デューン 砂の惑星 155min
4 ウエスト・サイド・ストーリー 90.2 p 4 ナイトメア・アリー 150min
5 コーダ あいのうた 85.3 p 5 ドリームプラン 144min
6 ドリームプラン 84.4 p 6 ドント・ルック・アップ 138min
7 ベルファスト 83.6 p 7 リコリス・ピザ 133min
8 DUNE/デューン 砂の惑星 79.7 p 8 パワー・オブ・ザ・ドッグ 126min
9 ナイトメア・アリー 74.6 p 9 コーダ あいのうた 111min
10 ドント・ルック・アップ 56.3 p 10 ベルファスト 98min








ノミネート予想(2/1)




Final Prediction


 作品賞は枠が広いため、候補間違いなしと言われる上位陣が崩れることはほとんどない。今年で言えば『ベルファスト』『DUNE/デューン 砂の惑星』『ドリームプラン』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』『ウエスト・サイド・ストーリー』が弾かれることはまずないだろう。『ドリームプラン』はBUZZを落としているものの、そこまで急激な下落は見られない。

 以上を第1グループとするなら、『コーダ あいのうた』『ドント・ルック・アップ』『リコリス・ピザ』は第2グループと言って良いだろう。第1グループが確定させている安全圏にはいないものの、熱烈な支持者がついていると思われる強力タイトルが並ぶ。『ドント・ルック・アップ』の支持率は高くないが、この作品の場合、大好きと大嫌いにはっきり分かれた結果であり、支持派の熱はかなり熱いと見るのが妥当だ。

 予想をする上で頭を悩ませるのは、もちろん第3グループだ。今年このグループにいるのは『愛すべき夫妻の秘密』『ハウス・オブ・グッチ』『ロスト・ドーター』『ナイトメア・アリー』『tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!』『マクベス』、そして『ドライブ・マイ・カー』だ。素直に考えると『ハウス・オブ・グッチ』『tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!』が来る。前者はアメリカ映画俳優組合賞(SAG)でキャスト賞候補に挙がったのが強味。SAG会員とオスカー会員の多くは被っている。後者はアンドリュー・ガーフィールドのBUZZ拡大の恩恵を受け、安定のレースを展開している。リン=マニュエル・ミランダ人気もあるかもしれない。

 あぁ、でもそうすると我らが『ドライブ・マイ・カー』が落ちてしまうではないか。日本のマスコミは「作品賞受賞もイケる」と大騒ぎしているものの、作品賞候補の最後の席に座れるかどうか、それが『ドライブ・マイ・カー』の現在地だ。『ドライブ・マイ・カー』は所謂アート映画だ。この手の作品は批評家賞受けしてもオスカー受けはし難いもの。興行的にも大成功を収めているとは言い難い。配給会社が弱小なのも悩ましい。また、英国アカデミー賞では最終選考に進むロングリスト入りできなかった。簡単に言うと、通受けはしているものの、一般受けはしていないのだ。…とするならば、あぁ、『ドライブ・マイ・カー』はこのまま作品賞レースから脱落してしまうのだろうか。

 そうなることももちろん考えられるものの、希望はまだ残っている。まず批評家賞での健闘。いや、それも極めて重要な全米、ニューヨーク、ロサンゼルス、ボストンの4大批評家賞全てで勝利したことは本当に大きい。批評家賞で重要と言われるのはこの4つにブロードキャストを加えた5つで(シカゴとラスヴェガスを加えても良いが…)、まさかこんなことを成し遂げるとは誰が思っただろう。これが意味するのは、(日本のマスコミが考える)「オスカー作品賞受賞確実」ではなく、熱烈な支持者は確かについているという事実だ。

 そしてそれはNo.1票が大きな意味を持つ現在のオスカーでは有利に働く。しかもついていることに、今年から作品賞は10作品に候補数が固定された。一定数の支持があれば、そのままインする可能性は低くないのだ。『ドライブ・マイ・カー』の候補入りするための「小さな希望」は、ここにある。

 『ドライブ・マイ・カー』が撃ち落とせる可能性が高いのは『ハウス・オブ・グッチ』か。SAGキャスト賞での指名は、アンサンブル色が強い結果なのではないかと思うからだ。答えが出るのは、もうすぐ、だ。 



 ※ノミネーションレース中盤になって『愛すべき夫妻の秘密』のBUZZが急激に拡大中。『ハウス・オブ・グッチ』を押し退けて、アメリカ製作者組合賞(PGA)でノミネート入りしてしまった。そしてPGAには、『ドライブ・マイ・カー』の名前も見当たらなかった。『ドライブ・マイ・カー』の最大のライヴァルは『愛すべき夫妻の秘密』かもしれない。

 ※『ドライブ・マイ・カー』は批評家賞では強かったが、結局組合賞では全く顔を出せなかった。たったひとつの組合賞でも候補入りしてくれれば、会員に届いている可能性を感じられたのに…。やはり批評家筋以外には浸透していないのか。おそらく監督分科会、脚本家分科会では一定の支持があると思うのだが、あぁ…。


 OSCAR PLANET Prediction
愛すべき夫妻の秘密
(アーロン・ソーキン監督)
Shaky
ベルファスト
(ケネス・ブラナー監督)
Lock
コーダ あいのうた
(シアン・ヘダー監督)
Likely
ドント・ルック・アップ
(アダム・マッケイ監督)
Likely
DUNE/デューン 砂の惑星
(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)
Likely
ドリームプラン
(レイナルド・マーカス・グリーン監督)
Likely
リコリス・ピザ
(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
Likely
パワー・オブ・ザ・ドッグ
(ジェーン・カンピオン監督)
Lock
tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!
(リン=マニュエル・ミランダ監督)
Shaky
ウエスト・サイド・ストーリー
(スティーヴン・スピルバーグ監督)
Lock
 The Runner-up
ドライブ・マイ・カー
(濱口竜介監督)
Shaky




The Ten Frontrunners フロントランナー(5~10作品) (2/1)
Lock
ベルファスト
Belfast

(フォーカス・フィーチャーズ)
Win: LVFCS、WFCA、PFCS、IFCA
北アイルランドの首都ベルファスト、激動の1960年代を生きる子どもたちの人生を描く。脇を固める大人の俳優たちが強力。前評判高し。
Weak Point
「アルテミスと妖精の身代金」が酷評に塗れたケネス・ブラナーが監督。子どもが主人公だと賞受けしない傾向。そもそもアメリカの物語ではない。…というマイナス点はトロント制覇で吹き飛ばす。
パワー・オブ・ザ・ドッグ
The Power of the Dog

(Netflix)
Win: GGA、CFCA、PFCC、SFCA、UFCA、DFFCA、FFCC、NCFCA、COFCA、SFFCC、SDFCS、AFCA、KCFCC、NDFS、DFCS2、HFCS、MCFCA、LFCC、OFCS、NYFCO、BOFCA、PFCC2
モンタナの大牧場を営む対照的な性格の兄弟を描くドラマ。弟が未亡人と結婚したことから、兄弟間の対立が鮮明にになる。演技合戦必至。
Weak Point
トーマス・サヴェージの小説をジェーン・カンピオンが映画化。近年のカンピオンは「ピアノ・レッスン」の頃のような勢いはなし。…なんて不安を吹き飛ばす大絶賛。主役になる可能性も!?
ウエスト・サイド・ストーリー
West Side Story

(20世紀スタジオ)
Win: GGA
1961年の名作ミュージカルが21世紀に蘇る。1950年代NY、ギャングの対立とそれに巻き込まれる若い愛を描く。スティーヴン・スピルバーグ印。
Weak Point
…なのは心強いが、本当に再び作られるべき作品か?オリジナルを貶める出来映えになるんじゃないの?…という映画ファンの心配を払拭する絶賛。現代ならではの視点も盛り込んでます。
Likely
コーダ あいのうた
CODA

(Apple TV+)
Win: NFCS
家族の中でひとりだけ耳が聞こえる少女が現実と夢の狭間で悩む物語。タイトルは「Child of Deaf Adults」の略。落札額2,500万ドル。
Weak Point
サンダンス映画祭を熱狂させたのは心強い事実だが、実はフランス映画「エール!」のリメイク。オリジナルが愛される部門。サマーリリース。批評家の圧倒的支持が必要になる。
DUNE/デューン 砂の惑星
Dune

(ワーナー・ブラザース)
フランク・ハーバートのSF大河小説の再映画化。ドゥニ・ヴィルヌーヴがティモシー・シャラメを主演に迎えたビッグプロジェクト。
Weak Point
ヴィルヌーヴが監督だけにヴィジュアルが観応えのあるものになることはほぼ確実。…となると、技術賞中心の予感。デヴィッド・リンチ版が良く知られ、かつカルト化している。当然比較される。
ドリームプラン
King Richard

(ワーナー・ブラザース)
ヴィーナスとセリーナ、現在の米国テニス界を引っ張る姉妹を育て上げた実父にしてコーチのリチャード・ウィリアムスを描く伝記映画。
Weak Point
賞受けはし辛いフィールグッド・ムービー風の仕上がりとの指摘もあるが、主演男優ウィル・スミスに勢いがあり、BUZZは頼もしく拡大中。ただ、そちらに注目が集中し過ぎている感も…。
リコリス・ピザ
Licorice Pizza

(ユナイテッド・アーティスツ)
Win: NBR、AFCC、SLFCA、OFCC、GFCA
作品を発表する度に大きな話題を呼ぶポール・トーマス・アンダーソンが1970年代サンフェルナンドバレーを舞台に、子役出身の高校生俳優を描く。
Weak Point
ティーンが主人公の物語は賞受けし難い傾向にある。アンダーソン映画ゆえ、だからと言って甘ったるい内容になるとも思えないが…。批評家賞で熱烈に愛される可能性あり。その先にオスカーあり。
Shaky
愛すべき夫妻の秘密
Being the Ricardos

(アマゾン・スタジオ)
名作シットコム「アイ・ラブ・ルーシー」の舞台裏を描く実話ドラマ。実生活でもカップルだった主演ふたりが、キャリアと結婚の危機に直面する様に焦点。
Weak Point
オスカーはエンターテイメント業界を舞台にした映画に弱い。それをプラスパワーに変えて、決して高くない評論家の評価を跳ね飛ばせるか。注目が主演俳優たちの演技に集中している。
ドント・ルック・アップ
Don't Look Up

(Netflix)
小惑星が地球を破壊する可能性を知ったふたりの天文学者が、世界各地でそれを警告するツアーに出る様を描くコメディ。オスカー常連俳優結集。
Weak Point
アダム・マッケイ×ジェニファー・ローレンス。レオナルド・ディカプリオ、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェットも出る…なんて名前だけでお腹いっぱい。マッケイ映画は2作連続候補入り。そろそろ躓く?
tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!
Tick, Tick... Boom!

(Netflix)
後に「レント」を生むジョナサン・ラーソンが、ニューヨークで夢と現実のはざまで悩む様を描くミュージカル。リン=マニュエル・ミランダが監督デビュー。
Weak Point
アンドリュー・ガーフィールドに見せ場が連続。そちらに注目が集中する危険あり。芸術を生み出す歓びと苦しみは、オスカー会員たちにもアピールする要素は多いはずだが…。今年はミュージカル多数。




ノミネーション予想 これまでの流れ 2021 (Changes in Red)
Final
コーダ あいのうた DUNE/デューン 砂の惑星 tick, tick...BOOM! ウエスト・サイド・ストーリー 愛すべき夫妻の秘密
ドリームプラン パワー・オブ・ザ・ドッグ* リコリス・ピザ ベルファスト ドント・ルック・アップ
The Leader:パワー・オブ・ザ・ドッグ
1/1
コーダ あいのうた DUNE/デューン 砂の惑星 tick, tick...BOOM! ウエスト・サイド・ストーリー ナイトメア・アリー
ドリームプラン パワー・オブ・ザ・ドッグ リコリス・ピザ ベルファスト* ドント・ルック・アップ
12/1
コーダ あいのうた DUNE/デューン 砂の惑星 マクベス 愛すべき夫妻の秘密 ナイトメア・アリー
ドリームプラン パワー・オブ・ザ・ドッグ リコリス・ピザ ベルファスト* ドント・ルック・アップ
11/1
コーダ あいのうた DUNE/デューン 砂の惑星 マクベス ハウス・オブ・グッチ ナイトメア・アリー
ドリームプラン パワー・オブ・ザ・ドッグ リコリス・ピザ ベルファスト* ドント・ルック・アップ
10/1
コーダ あいのうた DUNE/デューン 砂の惑星 フレンチ・ディスパッチ ハウス・オブ・グッチ ナイトメア・アリー
ドリームプラン パワー・オブ・ザ・ドッグ リコリス・ピザ ベルファスト* ドント・ルック・アップ
9/1
コーダ あいのうた DUNE/デューン 砂の惑星 フレンチ・ディスパッチ ハウス・オブ・グッチ ナイトメア・アリー
PASSING -白い黒人- パワー・オブ・ザ・ドッグ リコリス・ピザ* ベルファスト ドント・ルック・アップ
8/1
コーダ あいのうた DUNE/デューン 砂の惑星 フレンチ・ディスパッチ ハウス・オブ・グッチ ナイトメア・アリー
PASSING -白い黒人- パワー・オブ・ザ・ドッグ リコリス・ピザ* イン・ザ・ハイツ ドント・ルック・アップ
7/1
コーダ あいのうた DUNE/デューン 砂の惑星 フレンチ・ディスパッチ ハウス・オブ・グッチ ナイトメア・アリー
PASSING -白い黒人- パワー・オブ・ザ・ドッグ リコリス・ピザ* イン・ザ・ハイツ -
6/1
コーダ あいのうた DUNE/デューン 砂の惑星 フレンチ・ディスパッチ ハウス・オブ・グッチ ナイトメア・アリー
PASSING -白い黒人- パワー・オブ・ザ・ドッグ
リコリス・ピザ* ウエスト・サイド・ストーリー -




The Other Contenders その他の有力候補 (2/1)
Very Possible
ドライブ・マイ・カー
Drive My Car

(ヤヌス・フィルムズ)
村上春樹の短編を映画化。妻を失った男の喪失と再生を描く濱口竜介渾身作。カンヌ脚本賞受賞。批評家賞の強さに賞レースファン仰天。Win: NSFC、NYCC、LAFCA、BSFC、SFCS、TFCA
ハウス・オブ・グッチ
House of Gucci

(ユナイテッド・アーティスツ)
グッチ創業者の孫マウリツィオ・グッチが、稀代の悪女と名高い元妻パトリツィア・レジアーニが差し向けたマフィアに殺害された事件を描く実話ドラマ。リドリー・スコットの指揮の下、豪華スター結集。
ロスト・ドーター
The Lost Daughter

(Netflix)
個性派女優マギー・ギレンホールの監督デビュー作。エレナ・フェッランテの小説を基に、夏休暇中、ある母娘との出会いにより、トラウマに向き合わざるを得なくなる大学教授の物語。小品。
ナイトメア・アリー
Nightmare Alley
(サーチライト)
ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの小説の再映画化。人気カーニバル一座に潜り込み人気者になる男が運命を狂わせていく様を描く。ギレルモ・デル・トロらしい美意識が恐怖の世界観と共鳴。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
Spider-Man: No Way Home

(コロンビア)
トム・ホランドがピーター・パーカーを演じるようなってからシリーズ3作目。これまでの悪役が集結する集大成的一品が、低迷するハリウッドを大いに刺激する。批評も抜群。たまにはこんなチョイスも。
マクベス
The Tragedy of Macbeth

(A24)
ジョエル・コーエン×デンゼル・ワシントン×フランシス・マクドーマンド。題材はあのウィリアム・シェイクスピアの四大悲劇のひとつ。意外や(?)シェイクスピアはオスカー受けし難い傾向。Win: CACF
Possible
カモン カモン
C'mon C'mon

(A24)
主演男優賞を受賞して波にのるホアキン・フェニックス主演作はロードムービー。旅を通して関係を発展させていく叔父と幼い甥を描く。マイク・ミルズ映画は近年オスカーと相性よろし。
シラノ
Cyrano

(MGM、ユナイテッド・アーティスツ)
エドモン・ロスタンの名作ミュージカルを、さらに映画に変換。17世紀フランス、醜い容姿を気にして愛するロクサーヌに告白できない詩人シラノの物語。主演ふたりは舞台版から続投。Win: DFCS
フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊The French Dispatch
(サーチライト)
映画ファンにも批評家にも愛されるウェス・アンダーソン映画に豪華スター結集。20世紀パリで働く米国ジャーナリストたちを3つの物語で描き出す。ジャーナリズムへのラヴレター。賞向きではない。
Hand of God/神の手が触れた日
The Hand of God

(Netflix)
イタリアが誇るスター監督、パオロ・ソレンティーノがヴェネチア映画祭を沸かせる。1980年代、サッカーを愛するナポリの17歳少年を通して、家族、スポーツ、映画、愛と喪失を描き出す。
ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野
The Harder They Fall

(Netflix)
両親を殺した男が釈放されることを知った無法者が復讐のためギャング団を再結成する様を描く西部劇。主人公から悪役まで、黒人で揃えられるあたりがミソか。実力派のアフリカ系が結集。
英雄の証明
A Hero

(アマゾン・スタジオ)
イランを代表する名匠アスガー・ファルハディ監督作。プロットは伏せられているが、毎度外国語映画賞部門以外でも注目を集めるゆえ、今回も期待値は高い。各映画祭を回る予定。
イン・ザ・ハイツ
In the Heights

(ワーナー・ブラザース)
トニー賞受賞ミュージカルが映画化。NY、ラテン系移民が多く集まる地区を舞台に、現実に直面しながら夢を追いかける若者たちを描く。批評家絶賛だが、あぁ、興行的大失敗でフェイドアウト。
最後の決闘裁判
The Last Duel

(20世紀スタジオ)
エリック・ジャガーのノンフィクションの映画化。14世紀フランスで、百年戦争から戻った男が、妻を強姦した親友と「決闘」を行うことに…。マット・デイモン vs. アダム・ドライヴァー。興行的に大コケ。
Mass
(ブリーカー・ストリート)
サンダンスで話題を呼んだ一本。銃乱射事件の加害者の両親と被害者の両親が遂に顔を合わせる様を描く。ジェイソン・アイザックスら実力派俳優たちの激突で物語を締める。Win: IFJA
Parallel Mothers
(ソニー・ピクチャーズ・クラシックス)
本国スペイン、ヨーロッパのみならず世界中で愛されるペドロ・アルモドヴァルが、再びミューズ、ペネロペ・クルスを起用して完璧ではない母親の物語を撮る。3月撮入、年内公開の急ピッチ作業。
PASSING -白い黒人-
Passing

(Netflix)
黒人差別が当たり前の時代、黒人医師を夫に持つ肌の白い黒人女性と、白人のフリをして白人と結婚した黒人女性を描くスリラー。ネラ・ラーセンの小説をレベッカ・ホールが映画化・監督。
Red Rocket
(A24)
「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」が激賞されたショーン・ベイカーが、落ちぶれたポルノスターを主人公に再び独特の物語を紡ぎ上げる。カンヌ映画祭で好評。今回も脚本賞に望み。
スペンサー ダイアナの決意
Spencer

(ネオン)
ダイアナ元妃がサンドリンガムに滞在中、チャールズ皇太子との離婚を決めるクリスマス休暇の3日間を描く。ダイアナに扮したクリステン・スチュワートのそっくりぶりが話題。少し前の「ダイアナ」は不評。
僕を育ててくれたテンダー・バー
The Tender Bar

(アマゾン・スタジオ)
J・R・モーリンガーの自叙伝の映画化にして、ジョージ・クルーニー監督作第8弾。ロングアイランド、叔父の経営するバーで過ごしながら、幼い頃に消えた父の代わりを探し求める青年の物語。
TITANE チタン
Titane

(ネオン)
賛否両論に割れながらもカンヌ映画祭パルムドールに輝いた衝撃作。幼少期の事故が原因で前頭部にチタンを埋め込まれた女性連続殺人鬼が、ある男性と奇妙な関係を築く様を描く。
Zola
(A24)
実際のTwitterの投稿を基に製作された小品がサンダンス映画祭で話題に。ゾラという名のストリッパーがロードトリップに出た先で悪夢的経験をすることになる。インディペンデント・スピリット賞を目指せ。
Longshot
アネット
Annette

(アマゾン・スタジオ)
レオス・カラックスが意外や、ロマンティック・ミュージカルに挑む。スタンダップコメディアンが死んだオペラ歌手の妻との間にできた娘の特別な才能に気づく物語。ミュージカルはオスカー受けし難い傾向。
Benedetta
(IFCフィルムズ)
歴史学者ジュディス・C・ブラウンのノンフィクション小説をポール・ヴァーホーヴェンが映画化。15世紀トスカーナ、レズビアンの修道女ベネデッタ・カルリーニの生涯を描く。フランス語映画。
ベルイマン島にて
Bergman Island

(IFCフィルムズ)
イングマール・ベルイマン生誕100年に触発されたと思われるプロジェクト。映画製作者カップルがベルイマンゆかりの地を旅する内に現実と虚構の境界を曖昧にしていく。一般受けは難しいか。
ブルーズド 打ちのめされても
Bruised

(Netflix)
ハル・ベリーが主演を兼ねる初監督作。落ち目のMMA総合格闘家がキャリアの復活と息子の親権の獲得を目指して奮闘する様を描く。スポーツ物はオスカー受けし難い傾向にある。
The Card Counter
(フォーカス・フィーチャーズ)
「タクシードライバー」「レイジング・ブル」等でタッグを組んだマーティン・スコセッシとポール・シュレイダーが、製作と監督と立場を変えて再タッグ。ウィリアム・テルという名のギャンブラーの物語。
クルエラ
Cruella

(ディズニー)
「101匹わんちゃん」の悪役として知られるクルエラ・ド・ヴィルの若き日を実写映画化。クルエラに扮するのはオスカー女優エマ・ストーン。ユーモアたっぷり、ストーンの新境地?でもディズニー映画。
The Electrical Life of Louis Wain
(アマゾン・スタジオ)
猫を擬人化した作品で人気を博したヴィクトリア朝画家ルイス・ウェインを描く伝記映画。猫の絵を描き始めたきっかけ、晩年の統合失調症…どの部分を切り取るか。ベネディクト・カンバーバッチ主演。
Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~
Everybody's Talking About Jamie

(アマゾン・スタジオ)
ドキュメンタリーを原作にした大ヒットミュージカルの映画版。ドラッグクイーンを目指す少年がプロムでドレスを着るため奮闘する様を描く。舞台版とはキャストが総入れ替えになっているのが吉と出るか。
タミー・フェイの瞳
The Eyes of Tammy Faye

(サーチライト)
ジム・ベイカー&タミー・フェイ夫妻がキリスト教番組「The PTL Club」の成功により築き上げた帝国を、テーマパーク建設の失敗や夫の不倫・詐欺をきっかけに崩壊していく様を描く。実力派共演。
The Green Knight
(A24)
アーサー王伝説「ガウェイン卿と緑の騎士」をリテリングするダーク・ファンタジー。デヴィッド・ローリーがデヴ・パテルを主演に置くというインディーズスタジオならではの試み。Win: PCA、NTFCA
The Humans
(A24)
トニー賞4部門受賞の舞台を映画化。マンハッタンの古アパート、感謝祭で集まった一家が老いや病気、経済的問題、宗教等に向き合う様を描く。エイミー・シューマーらがクセモノずらり。
Jockey
(ソニー・ピクチャーズ・クラシックス)
自分の息子だと言う新人ジョッキーと対面するヴェテランジョッキーのドラマ。彼が最後のチャンピオンシップに挑もうとする様を描く。サンダンス映画祭喝采で、クリフトン・コリンズ・ジュニアが演技賞受賞。
ラストナイト・イン・ソーホー
Last Night in Soho

(フォーカス・フィーチャーズ)
「ベイビー・ドライバー」でメジャーシーンでも成功を収めたエドガー・ライトが、1960年代ロンドン、ソーホーに迷い込む現代女性を描くドラマティック・ホラーを手掛ける。強烈な彩色。Win: HFCS2
あの夏のルカ
Luca

(ディズニー)
「ソウルフル・ワールド」でまたもやアニメーション映画賞を制したピクサー最新作。北イタリアの海辺の町ポルト・ロッソ、シー・モンスターの少年が奇跡を起こす。ヴィジュアルは「君の名前で僕を呼んで」風?
帰らない日曜日
Mothering Sunday

(ソニー・ピクチャーズ・クラシックス)
グレアム・スウィフトの悲恋小説の映画化。1924年ビーチウッド、ニヴェン家で働くメイドと、彼女と長年愛し合ってきた明日に結婚を控える一家の息子を描く。英国実力派が集まる。
Pig
(ネオン)
山奥で暮らす男が愛豚を誘拐され、その奪還の過程で過去と向き合っていく様を描く異色劇。ニコラス・ケイジ映画近年ベストとの声が挙がる絶賛ぶりだが、オスカー向きでは…。Win: GWNYFCA
リスペクト
Respect

(ユナイテッド・アーティスツ)
2018年に亡くなった伝説のシンガー・ソングライター、アレサ・フランクリンの伝記映画。ジェニファー・ハドソンが大張り切りで主演。監督のリースル・トミーはこれが初の監督作。不安一杯…。
スティルウォーター
Stillwater

(フォーカス・フィーチャーズ)
オクラホマの石油採掘場で働く男が娘がフランスで殺人の罪で逮捕されたと知り、文化や言語の壁を越え、救出に向かう様を描く。トム・マッカーシー×マット・デイモン×アビゲイル・ブレスリン。
スワン・ソング
Swan Song

(Apple TV+)
近未来、余命宣告を受けた人格者の父親が、自身をクローンに置き換えるか苦悩することに…。短編「Stutterer」でオスカーを獲得したベンジャミン・クリアリーが初の長編映画に挑む。




No Chance チャンスなし (2/1)
ブルー・バイユー
Blue Bayou

(フォーカス・フィーチャーズ)
シンデレラ
Cinderella

(アマゾン・スタジオ)
クライ・マッチョ
Cry Macho

(ワーナー・ブラザース)
ディア・エヴァン・ハンセン
Dear Evan Hansen

(ユニヴァーサル)
エターナルズ
Eternals

(ディズニー)
Flag Day
(MGM)
Four Good Days
(ヴァーティカル・エンターテイメント)
Italian Studies
(マグノリア)
ジョー・ベル 心の旅
Joe Bell

(ロードサイド・アトラクションズ)
A Journal for Jordan
(コロンビア)
星の消えた空に
A Mouthful of Air

(ステージ6フィルムズ)
レミニセンス
Reminiscence

(ワーナー・ブラザース)
ムクドリ
The Starling

(Netflix)
モンタナの目撃者
Those Who Wish Me Dead

(ニューライン・シネマ)
消えない罪
The Unforgivable

(Netflix)




Moved to 2022 2022年公開へ (2/1)
After Yang
(A24)
Bardo
(Currently seeking distribution in the USA)
Blonde
(Netflix)
Canterbury Glass
(20世紀スタジオ)
Carmen
(ソニー・ピクチャーズ・クラシックス)
Deep Water
(20世紀スタジオ)
Don't Worry Darling
(ニューライン)
The Forgiven
(ロードサイド・アトラクションズ)
The Good House
(Currently seeking distribution in the USA)
The Good Nurse
(Netflix)
Maestro
(Netflix)
Misanthrope
(Currently seeking distribution in the USA)
Mrs Harris Goes to Paris
(フォーカス・フィーチャーズ)
Next Goal Wins
(サーチライト)
The Northman
(フォーカス・フィーチャーズ)
Official Competition
(IFCフィルムズ)
オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体
Operation Mincemeat

(Netflix)
Red, White and Water
(A24)
See How They Run
(サーチライト)
Showing Up
(A24)
The Survivor
(Currently seeking distribution in the USA)
Tetris
(Apple TV+)
Three Thousand Years of Longing
(ユナイテッド・アーティスツ、MGM)
The Way of the Wind
(Currently seeking distribution in the USA)
The Whale
(A24)






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