【40代ママ調査隊】教えて!愛用のファッションブランド9選
“オシャレ更年期”に突入し、何を着るべきか迷いがちな40代ママたちの「ファッション事情」を大調査!みんなが愛用するファッションブランドをランキング形式でご紹介。
40代は“オシャレ更年期”!?
ママが40代にさしかかる頃は、子どもたちが小中学生になり、徐々に親離れするタイミングと重なることが多いですよね。ママの服装に制約がなくなるので、これまでNGだった白い服やヒールパンプスなどもOKになり、本来なら、自分の好み優先で再びファッションを楽しめる“オシャレ適齢期”を迎えるはずなんです。でも、実は40代というのは、その真逆の“オシャレ更年期”だと言われているんです。
ファッションがしっくりこない?
昔と比べると、今どきの40代は外見も内面も若々しくなっていますが、当の本人は「アラサーの頃とは体型も肌もあきらかに変わってしまった」と、あらがえない老化を実感するタイミングです。若い頃ならこなれて見えたシンプルコーデは、一歩間違うと「地味なオバさん風」になり、トレンドを取り入れたコーデは、方向性を間違うと「若作りするイタい美魔女風」に・・・。エイジングサインが現れた体と顔にはどんな洋服も似合わない気がして、混迷の“オシャレ更年期”に陥る人が多いようです。
みんなは何を着てる?
オシャレ迷子になっている時期だからこそ、気になるのが同世代女性のリアルなファッション事情です。「みんなステキに見えるけど、どこで服を買ってるの?」という悩める大人女性の疑問に答えるべく、「ママキレイ総研」は40代ママにアンケート調査を実施!一般的な子育て中の40代女性の月平均の被服費、愛用しているブランドなど、最新ファッション事情を明らかにしました。
40代ママの最新ファッション事情
毎月の洋服代は?
まず知りたいのが、みんなのお財布事情!そもそも40代ママというのは、毎月どのぐらいファッションに投資しているのでしょうか?
アンケートの結果、洋服や靴、バッグ、アクセサリーなどファッション全般にかける月平均金額は「5,075円」という結果でした!ちなみに、40代ママのお小遣い平均額は「14,742円」でしたので、お小遣いの1/3ほどをオシャレにまわしているのが実情のようです。
どのブランドで洋服を買ってる?
では、約5千円のファッション予算を使って、みんなはどこのブランドで洋服を買っているのでしょうか?40代ママ160人が回答した「よく買う上位3ブランド」を集計してランキング化しました!ランキングの中では、各ブランドのコーデ画像、そして、ママスタイリストとして活躍するMikoさんが伝授する「大人世代がそのブランドを上手に着こなすコツ」をご紹介します。
ランキング1位:ユニクロ(98人)
圧倒的な人気を集め、第1位に輝いたブランドは、「UNIQLO(ユニクロ)」でした。40代ママの利用率は、なんと61%にのぼります。ユニクロの価格帯は、ワンピースでいうと1,990円~4,990円といったところ。毎月の被服費予算でも十分オシャレを楽しめるブランドです。
ユニクロは、昔からコスパの高さに定評がありましたが、“ユニバレ”(ユニクロを着ていることがバレてしまう)という言葉があったように、「オシャレ度はイマイチ」という印象があったのも事実。でも、最近はエルメスで活躍した世界的デザイナーが手がける「Uniqlo U」シリーズなど、スタイリッシュな商品を次々と世に送り出しています。
※パンツがユニクロ
※Tシャツがユニクロ
ベーシックさと洗練さを兼ね備えた完成度の高い名品はSNSや雑誌で評判になり、オシャレママの支持率が急増。今ではユニクロでもハイセンスな着こなしが叶うのが“常識”に!
\ スタイリストからのアドバイス /
ユニクロは、幅広い世代をターゲットにしています。だから、大人世代に似合うアイテムを選び抜くことが重要!フリルや花柄などの甘めアイテムは子どもっぽく見えがちなので避け、ちょっぴりハンサムなアイテムを選ぶとこなれた大人カジュアルコーデが完成しますよ。
ランキング2位:しまむら(48人)
第2位には、ファッションセンター「しまむら」がランクイン!40代ママのうち、3割強の人が「よく買うブランド」にあげました。価格帯は、ワンピースでいうと定価は1,990円~2,990円といったところですが、特売になると目玉商品は1,000円を切る超プチプラまで値下げされることも!
20代~50代主婦とその家族をターゲットにしたしまむらの魅力は、超プチプラなお値段と豊富すぎるラインナップ!しまむらは多品種を少量販売するため、人気アイテムはすぐ売り切れてしまいます。ママ友とカブる心配がない掘り出し物を求め、定期的にしまむら店内をパトロールする“しまパト”が流行しました。
※スカートがしまむら
※ジャケットがしまむら
実は、しまむらで狙い目なのは、動きやすさや機能性を求める女性のためにオリジナル開発された商品なんです。しまむらオリジナルの「素肌すずやかパンツ」は、こだわりの機能とデザイン性が支持され、大ヒットしました。
\ スタイリストからのアドバイス /
超プチプラのしまむらは、アイテム選びをうっかり間違えると安っぽく見える危険が!色は、パステルカラーを避け、黒などシックなカラーを選び、素材はペラペラ・ヒラヒラ系ではなく、デニム・麻などしっかりした生地を選ぶと高見えしますよ。
ランキング3位:GU(33人)
第3位には、ユニクロの妹分である「GU(ジーユー)」がランクイン!価格帯は、ワンピースでいうと1,990円~2,990円。しまむら同様、セールになると590円に値下げされるなど、“3桁価格”で買えるアイテムも出てきますよ。
GUは、ユニクロと比べると価格が安く、トレンド感度の高いアイテムが充実しています。「盛り袖」「抜き衿」「スカンツ」など、CMで紹介されたキャッチーなアイテムが大ヒット。今や、日本のファッション市場の流行の火付け役ともいえるブランドです。
※パンツがGU
※ママもキッズも全てGU
以前は、「若い子向けの超プチプラブランド」というイメージが強かったGUですが、最近は子育て中の30代・40代向けキレイめアイテムが増えています。そして、オシャレママからひそかに人気を集めているのが小物なんです。マスクやシューズ、バッグなど、トレンドデザインのものを一転投入するだけで、いつものコーデをあか抜けさせることができますよ。
\ スタイリストからのアドバイス /
コーデを今っぽく更新したい大人女性が狙うべきブランドがGUです。トレンドアイテムといっても、定番デザインをベースに、柄や色、裾や袖などディテールで旬を取り入れているものが多いので、クセが強くなく、誰でも上手に着こなすことが可能!
ランキング4位:GAP(16人)
第4位には、サンフランシスコ生まれのアメカジブランド「GAP(ギャップ)」がランクイン。10%の人が「愛用している」と回答しました。価格帯は、ワンピースでいうと2,900円~9,900円なので、これまでご紹介したブランドの中ではちょっぴりお高め。
ファストファッションの先駆け的なブランドであるGAPは、1995年に日本進出。20代のころから愛用しているママも多いためか、H&MやZARAなど他の海外ブランドよりも利用率が高いという結果が出ました。
※イヤリング以外すべてGAP
※Tシャツ・スウェット・パンツがGAP
「アメリカ版ユニクロ」ともいわれるGAPには、幅広い世代に似合う高品質なアイテムが揃っています。トレンド感は弱めで、飽きのこないベーシックアイテムが特におすすめ。オフの日に似合うデニムやチノパン、コットンシャツといったカジュアルアイテムは長く愛用できるから、値段はちょい高めでも、結果的にコスパは◎!
\ スタイリストからのアドバイス /
GAPは、アクティブに活動する40代にピッタリのブランドです。どれも作りがしっかりしているから、Tシャツにデニムといったラフなコーデでもだらしなくならずに、きちんと見えますよ。キッズアイテムも充実しているので、親子で買い物するのもおすすめです。
ランキング5位:earth music&ecology(12人)
宮崎あおいさんがアカペラで歌うCMが印象的だった「earth music&ecology(アースミュージックアンドエコロジー)」が、第5位にランクイン。通称、「アース」の価格帯は、ワンピースでいうと2,990円~8,590円なので、GAPと同じぐらいです。
コンセプトは、ずばり「ナチュラルガーリッシュ」!可愛い系ナチュラル女子にももちろん人気がありますが、現在は大人っぽいデザインのアイテムも増えており、40代女性からも支持されています。
※パンツがアース
※トップス・スカート・インナーがアース
アースが得意とするのは、小花柄のロングスカートなど、甘さのあるナチュラルな服。女らしいのにセクシーさは抑えめで、気張った感じが出ないから、ママ友と会うときにもおすすめです。ボディラインを拾わないゆったりシルエットのアイテムは、ふっくら体型が気になる大人世代の強い味方!
\ スタイリストからのアドバイス /
アースは、40代になっても可愛らしさを上手に取り入れたい人におすすめです。アースが得意とするビッグシルエットのトップスやマキシスカートは、だぼだぼにならないように着こなしましょう。髪をアップにしたり、足首を見せたり、抜け感が出るコーデを心がけると細見えしますよ。
同5位:無印良品(12人)
アースと同票を集めて、第5位に輝いたブランドは「無印良品」です!ワンピースでいうと、価格帯は1,990円~6,990円といったところ。
無印良品は、個性や流行を商品にはせず、ブランド(商標)の人気を価格に転嫁させないというコンセプトで、シンプルで心地よい名品を生み出し続けています。昔からの固定ファンが多く、洋服はもちろん、文房具やインテリアグッズ、食品、コスメなどあらゆるアイテムを無印で揃える「ムジラー」と呼ばれる人もいるほど。
※ワンピが無印
※ボーダーTが無印、ジーンズ・カーデはユニクロ
モノトーンで上品な無印の洋服には「シンプルシック」という言葉がぴったり!シンプルだからこそ、デザインや素材感が問われるもの。無印の洋服は、シルエットはもちろん、ボーダーの太さや間隔まで計算されつくされており、上質なコットンや麻を使って丁寧に縫製されているので、安っぽく見えず、着心地も抜群と、いいことづくめです。
\ スタイリストからのアドバイス /
無印では、白シャツ、ボーダーTなど、コーディネートの基本となる定番トップスをそろえておくと便利です。カジュアルなのに、清潔感が漂うアイテムは、40代を若々しく見せてくれます。無印のベーシックな洋服は、どんなブランドともケンカしないから、着回し力抜群!エッジの効いたGUやZARAなどの服と組み合わせて“引き算”すると、40代でもトレンドアイテムを気負いなく着こなせるはず。
ランキング7位:ZARA(10人)
第7位には、売上高1位と言われる世界的なブランド「ZARA(ザラ)」がランクイン。スペイン生まれのザラの価格帯は、ワンピースでいうと1,990円~19,900円とかなり幅広いのが特徴。全体的には5,000円前後がボリュームゾーンです。
ザラのお店には、いつ行っても最新トレンドをいち早く反映させた“今っぽアイテム”が所狭しと並んでいます。それもそのはず、約2週間でアイテムが入れ替わるので、他のブランドと比べると商品の回転がとてもスピーディ!「いいな」と思ったアイテムは、即手に入れるのが鉄則です。
※パンツがザラ
※ワンピがザラ
トレンドを盛り込んだオシャレ度の高いアイテムは、不思議とやりすぎ感が出ないので、大人ならではの最旬コーデが可能。品揃えがとても豊富で、子供と過ごすときのカジュアル服、通勤OKなキレイめ服、お出かけOKなドレッシー服まで、様々なシーンにマッチするファッションを手に入れることができます。
\ スタイリストからのアドバイス /
ザラの洋服は、細部までデザインが作りこまれているから、安っぽく見えないのが特徴。「それどこで買った?」「それ可愛い♡」と褒められ率が高いから、学生時代の友達やママ友と会うときにおすすめです。他のプチプラブランドが苦手とするテロテロ素材や柄ものデザインでも、ザラで買えば高見えします。
同7位:イオン(10人)
ザラと同票7位になったのは、「AEON(イオン)」です!食品や日用品を買いに来たついでに気軽に購入することができるイオンは、忙しいママに最適。地域によって取扱いブランドは異なりますが、ワンピースの価格帯でいうと1,880円~9,800円といったところ。
イオンの洋服は、ゆったりとしたシルエットでコンサバなものが多いので、アラフィフ世代でも抵抗なく着こなせますよ。「セレブレイトスーツ」と呼ばれる母親用フォーマルスーツは、毎年人気!卒入学式直前にイオンに駆け込むママも多いはず。
※コーディガンがイオン
※シャツがイオン(ペルソデア)
\ スタイリストからのアドバイス /
イオンで取り扱いのあるブランドは、ナチュラル系からオフィス系まで幅広いですが、大人世代におすすめなのは、「ペルソデア」というブランドです。フェミニンなのにリラックス感があるペルソデアの洋服を着れば、みんなから親近感を感じてもらえる好印象ママになれるはず。
同7位:セシール(10人)
そして、ザラ・イオンと同じ7位には通信販売の「Cecile(セシール)」もランクイン!ワンマイルウェアからフォーマルまで取り扱いがあるため、ワンピースでいうと1,380円~15,000円と、価格帯は広めです。
セシールでは、ファッションのテイストによってカタログが細かく分かれています。好みに合うカタログを取り寄せれば、雑誌感覚でカタログを見ながら楽しく商品を選ぶことが可能。ミセス向けのカタログには、大人の着こなしの悩みをオシャレに解消できるアイテムが揃っています。
※ワンピ・パンツ・パンプスがセシール(C:Smile)
※シャツ・パンツ・靴がセシール(C:Smile)
\ スタイリストからのアドバイス /
ミセス向け通販の洋服は、ともすると「おばさん臭く」見えがち。若見えを望むなら、カタログ選びが重要です。おすすめは、今どきの若々しい40代をターゲットにした「C:Smile(シースマイル)」というカタログ!シースマイルでは、若者発信になりがちなファッショントレンドを40代でも躊躇なく取り入れられるよう、大人向けに“カスタマイズ”した商品を展開しています。
これからもオシャレを楽しもう!
調査の結果、ランキング上位をファストファッションが独占していることが判明!やはり、毎月の被服費5,000円で1~2着購入できるようなプチプラブランドは人気ですね。
「安い服=ダサイ&質が悪い」というのは昔の話。今や、安さとオシャレ感&上質さを兼ね備えたファッションが当たり前になりました。教育費や住宅ローンなど、なにかとお金のかかる40代ですが、プチプラブランドを上手に活用し、賢くオシャレを楽しみましょうね。
調査方法:インターネット調査
分析対象:「被服費平均値」は、日本在住の40代女性165名、「愛用ブランドTOP3」は日本在住の40代女性160名。
調査時期:「被服費平均」は2017年12月、「愛用ブランドTOP3」は2018年5月。
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