【2月25日 時事通信社】ロシアのプーチン大統領は24日、ロシア軍のウクライナへの本格侵攻に関し、「必要に迫られた措置だ。こうする以外になかった」と正当化した。モスクワでの財界関係者との会合で語った。侵攻開始後にプーチン氏が公の場で発言したのは初めて。

 プーチン氏は「別の方法で対応するのが不可能なほど安全保障上のリスクが生まれていた。全ての試みが無に帰した」と主張。「国家が存続できるか分からないほどのリスクが生じる恐れがあったからだ」と強弁した。

 また、対ロ制裁に対して「備えてきた」と説明。「ロシアは世界経済の一部で在り続けている」と述べ、財界関係者らに軍事行動への理解を求めた。プーチン氏は24日、イランのライシ大統領やインドのモディ首相と相次いで電話会談し、情勢を説明した。(c)時事通信社