【2月24日 時事通信社】ウクライナのクレバ外相は24日、ツイッターで「ロシアが全面的なウクライナ侵攻を開始した」と述べた。その上で、国際社会がプーチン大統領の行動に歯止めをかけるために行動するよう訴えた。

 この中で、クレバ氏は「平和なウクライナの都市が攻撃されている。侵略戦争だ」と指摘。「世界はプーチン氏を止めることができ、止めなければならない。今こそ行動の時だ」と強調した。「ウクライナは自らを守り、勝利する」とも述べた。

 ウクライナでは攻撃開始に先立つ24日午前0時(日本時間同7時)、非常事態宣言が発効した。宣言下では治安維持上の必要性を根拠に、市民の移動や集会の制限、メディアが扱う情報に関する規制などが導入される見通し。

 一方、23日にはウクライナ政府の省庁や国家関係機関などのウェブサイトにアクセスできない事態が相次いで発生。15日にも同様の事態が発生しており、再びサイバー攻撃を受けたとみられる。(c)時事通信社