この記事は David Wihl による Google Ads Developer Blog の記事 "Smart Shopping and Local Campaigns upgrading to Performance Max" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

この記事は David Wihl による Google Ads Developer Blog の記事 "Smart Shopping and Local Campaigns upgrading to Performance Max" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

2022 年 7 月より、既存のものと今後登録されるスマート ショッピング キャンペーン(SSC)で P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンへの自動アップグレードが始まります。ローカル キャンペーン(LC)の自動アップグレードは、2022 年 8 月から始まります。SSC や LC の管理やレポートをお使いの方は、機能が失われることがないように、できるだけ早く P-MAX キャンペーン機能を実装してください。7 月までの間に、さらに詳しい情報と厳密な日程をお知らせする予定です。

今すぐに統合機能の開発を始め、移行の準備を十全に整えておくことをおすすめします。

小売とローカルの新規キャンペーン

P-MAX は、Google Ads API の v9 以降で利用できるようになっています。オンライン、オフライン、オムニチャネルの販売目標がある新規キャンペーンには、今から P-MAX を使うことをおすすめします。

SSC はコンバージョン トラッキングなしで作成できます。小売を含む P-MAX キャンペーンでは、コンバージョン トラッキングは必須ではありませんが、強く推奨されています。

アップグレード方法

既存のキャンペーンを P-MAX にアップグレードする方法は、以下のとおりです。
  • 【推奨】API 最適化案を使用したセルフ アップグレード : 今年予定されている Google Ads API リリースでは、キャンペーンごとまたは一括のアップグレードで、新しい最適化案の種類が利用できるようになります。これを利用すると、キャンペーンのアップグレード シーケンスを制御したり、すべての最適化案を一度に適用したりできます。Google 広告の UI でも、同等のアップグレード オプションが利用できるようになる予定です。継続性を確保するため、キャンペーンのセルフ アップグレードと自動アップグレードのどちらを行った場合でも、以前のキャンペーンでの学習内容の一部が引き継がれます。
  • 自動アップグレード : SSC は、2022 年 7 月より順次 P-MAX に自動アップグレードされます。LC は、2022 年 8 月より順次自動アップグレードされます。
  • API による新規 P-MAX キャンペーンの作成 : 既存の SSC や LC と同じ属性とプロパティを持つ新規 P-MAX キャンペーンを作成します。新規 P-MAX キャンペーンを作成する場合、新規キャンペーンでは既存の SSC または LC の学習内容が同程度には活用されない可能性があります。

アップグレードが既存のキャンペーンに及ぼす影響

セルフ アップグレードと自動アップグレードのどちらでも、アップグレードされたキャンペーンは次のようになります。
  • 既存の SSC と LC の予算、アセット、設定は保存されます。
  • 以前のキャンペーンは REMOVED 状態になります(指標は、過去の履歴として以前のキャンペーンでそのまま利用できます)。
  • 以前のキャンペーン ID と新規キャンペーン ID の対応付けが含まれます。
アップグレードされたキャンペーンは、以前のキャンペーンと同じように機能します。また、既存のアセットを使い、コンバージョン目標を達成するために追加広告枠を利用します。アセットを追加して P-MAX から最大限の価値を引き出すことをおすすめします。

タイムライン


日付 イベント
現在 アプリケーションで P-MAX の実装を開始。可能な場合は、SSC や LC ではなく、P-MAX で新規キャンペーンを開始
2022 年 4 月 27 日 AdWords API の提供終了
2022 年 4 月 UI によるセルフ アップグレード期間の開始
2022 年 4 月 / 5 月 API の新しい最適化案の種類によるセルフ アップグレード期間の開始
2022 年 7 月 SSC の自動アップグレードの開始
2022 年 8 月 LC の自動アップグレードの開始
2022 年 9 月 30 日 大半の SSC と LC の自動アップグレードが完了


AdWords API デベロッパー向けのガイド

AdWords API は、2022 年 4 月 27 日に提供終了となる予定です。AdWords API で SSC を使っているデベロッパーは、できる限り早急に SSC を扱う Google Ads API に移行する必要があります。Google Ads API によるセルフ移行は、AdWords API の提供終了 にしか利用できるようになりません。

追加情報

さらに詳しい情報については、このアップグレードに関する Google のブログ投稿をご覧ください。
ご質問やさらにサポートが必要なことがありましたら、フォーラムからご連絡ください。



Reviewed by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team

この記事は Bob Hancock による Google Ads Developer Blog の記事 "Revised Schedule for the Auto-migration of Feeds" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。 ...
この記事は Bob Hancock による Google Ads Developer Blog の記事 "Revised Schedule for the Auto-migration of Feeds" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

以前、フィードをアセットに移行するスケジュールについてお知らせしました。 まだ以前のフィードをお使いの方は、自動移行が完了すると API 呼び出しが失敗するようになります。

できる限り早急にアセットに移行してください。

次の表にフィードのサブタイプごとの現在のステータスを示しています。自動移行が完了すると、フィードの変更や削除はできなくなります。
以前のタイプ サブタイプ ステータス 自動移行の開始日
拡張機能 プロモーション、コールアウト、サイトリンク、構造化スニペット 自動移行を実施中 2022 年 1 月 10 日
拡張機能 アプリ、コール、ホテル コールアウト、価格 2022 年 1 月 25 日より移行を開始可能 2022 年 4 月 8 日
動的検索広告と動的リマーケティング ページフィード、教育フィード 2021 年 11 月 3 日より移行を開始済み 2022 年 4 月 27 日
動的リマーケティング カスタム、フライト、ホテル、不動産、旅行、求人、ローカル取引 2022 年 4 月 27 日より移行を開始可能 2022 年 10 月 5 日
拡張機能 イメージ 2022 年第 3 四半期に移行を開始可能 2023 年 1 月予定
拡張機能 地域 2022 年第 3 四半期に移行を開始可能 2023 年 1 月予定

何をする必要がありますか?
できる限り早急に新しいアセットタイプをサポートする必要があります。

フィード ID とアセット ID との対応付けを追跡したい場合は、手動で移行をし、ID の対応付けをローカルに保存しておく必要があります。自動移行では、フィード ID とアセット ID との対応付けは追跡できません。

詳しくは、以下の移行ガイドをご覧ください。 自動移行されると何が起きますか?
移行されたアカウントでは、フィードベースのエンティティに対する変更呼び出しが拒否されます。以前のフィードベースのエンティティのレポート指標は、2023 年に削除されます。前述の移行ガイドで説明されているように、アセットを対象とした同等のレポートデータが提供される予定です。

自動移行をオプトアウトすることはできますか?
できません。初回の自動移行はオプトアウトできましたが、今後の移行はオプトアウトできません。

質問がありましたら、フォーラムからご連絡ください。



Reviewed by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team


Google Cloud は、すべての業界で活躍する開発者やそのリーダーに最新のソリューションをお届けする、デジタル カンファレンス Google Cloud Day: Digital '22 を開催いたします。

なぜ今 DX が必要なのか、そして Google Cloud がどのように皆様のビジネスをサポートできるのかを、 2 週にわたって総合的に体験いただけます。

1 週目は、基調講演、ブレイクアウト セッションに加え、スペシャルゲストと「ガバメント クラウド」、「マルチクラウド」などの今話題のトピックをお届けする「特別講演」や、デベロッパー コミュニティ 向けのライブイベント「Innovators Hive」といった新しいプログラムをご用意しています。

2 週目は、実際に Google Cloud に触れられるハンズオン祭を開催します。はじめて Google Cloud 製品を利用される方が対象の「はじめてみよう Google Cloud」、Qwiklabs を使って Google Cloud を体験できる「Study Jam」の 2 つのハンズオンを通して、Google Cloud のスキルアップができます。


Google Cloud は、すべての業界で活躍する開発者やそのリーダーに最新のソリューションをお届けする、デジタル カンファレンス Google Cloud Day: Digital '22 を開催いたします。

なぜ今 DX が必要なのか、そして Google Cloud がどのように皆様のビジネスをサポートできるのかを、 2 週にわたって総合的に体験いただけます。

1 週目は、基調講演、ブレイクアウト セッションに加え、スペシャルゲストと「ガバメント クラウド」、「マルチクラウド」などの今話題のトピックをお届けする「特別講演」や、デベロッパー コミュニティ 向けのライブイベント「Innovators Hive」といった新しいプログラムをご用意しています。

2 週目は、実際に Google Cloud に触れられるハンズオン祭を開催します。はじめて Google Cloud 製品を利用される方が対象の「はじめてみよう Google Cloud」、Qwiklabs を使って Google Cloud を体験できる「Study Jam」の 2 つのハンズオンを通して、Google Cloud のスキルアップができます。

多様なプログラムを通して、Google Cloud が支援する企業のデジタル トランスフォーメーション(DX)の実現と、新たなビジネス価値の創造について、経営的、技術的観点から深く学べる機会です。ぜひ、こちらからご登録ください。


開催概要

日程 :

4 ⽉ 19 ⽇(火)~ 21 ⽇(木)
基調講演、特別講演、ブレイクアウト セッション

4 ⽉ 22 ⽇(金)
Innovators Hive

4 ⽉ 26 ⽇(火) ~ 28 ⽇(木)
ハンズオン祭

対象 : 開発者、ビジネスの意思決定者やリーダー

対象プロダクト : Google Cloud, Google Workspace

ハッシュタグ : #GoogleCloudDay(右記のハッシュタグと組み合わせてお使いください #appdev #da #db #ML #infra #GWS #security)


お問い合わせ先 : 
Google Cloud Day: Digital '22 事務局(gcd22-office@event-info.com




この記事は Chromium Blog の記事 "Chrome 99: CSS Cascade Layers, a New Picker for Input Elements, and More" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

特に記載のない限り、下記の変更は Android、Chrome OS、Linux、macOS、Windows 向けの最新の Chrome ベータ版チャンネル リリースに適用されます。ここに記載されている機能の詳細については、リンクまたは ChromeStatus.com の一覧でご確認ください。2022 年 2 月 3 日の時点で Chrome 99 はベータ版です。PC 向けの最新版は Google.com で、Android では Google Play ストアでダウンロードできます。

この記事は Chromium Blog の記事 "Chrome 99: CSS Cascade Layers, a New Picker for Input Elements, and More" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

特に記載のない限り、下記の変更は Android、Chrome OS、Linux、macOS、Windows 向けの最新の Chrome ベータ版チャンネル リリースに適用されます。ここに記載されている機能の詳細については、リンクまたは ChromeStatus.com の一覧でご確認ください。2022 年 2 月 3 日の時点で Chrome 99 はベータ版です。PC 向けの最新版は Google.com で、Android では Google Play ストアでダウンロードできます。

Chrome 100 の準備

今年中に Chrome のバージョン 100 がリリースされ、ユーザー エージェント文字列で報告されるバージョン番号の桁数が増える予定です。サイトオーナーが新しい文字列をテストしやすくするために、Chrome 96 では、Chrome のユーザー エージェント文字列として「100」が返されるようにするランタイム フラグが導入されました。この新しいフラグ chrome://flags/#force-major-version-to-100 は、Chrome 96 以降で利用できるようになっています。詳細については、Chrome の User-Agent 文字列のメジャー バージョンを強制的に 100 にするをご覧ください。

CSS カスケード レイヤ

CSS カスケード レイヤ(@layer ルールと階層化した @import 構文)を使うと、構造的な方法で単一オリジン内の関心対象を整理してバランスを取ることができます。単一カスケード レイヤ内のルールは一緒にカスケードされ、レイヤ外のスタイルルールと混じることはありません。そのため、同一オリジンルールに対して適切な方法で特定のカスケード順序を実現できます。

カスケード レイヤを使うと、要素のデフォルトやサードパーティ ライブラリ、テーマ、コンポーネント、オーバーライドなどを表すレイヤを作成できます。また、レイヤのカスケード順序を明示的に変更することもできます。カスケード レイヤがない場合、特定のカスケード順序を実現するには、セレクタの限定、@import やソースの順序指定などの調整をする必要がありますが、これは面倒でエラーが起こりやすい作業です。

詳細については、ブラウザにカスケード レイヤが登場をご覧ください。 

HTMLInputElement オブジェクトの新しい showPicker() メソッド

HTMLInputElement の新しい showPicker() メソッドを使うと、ウェブ デベロッパーが input 要素でブラウザのピッカー(時間、色、ファイルや、データリストや自動入力などのサジェスチョン付きのもの)をプログラムを使って表示できます。

さまざまなシステムの日付ピッカー

デベロッパーは、プログラムからブラウザの日付ピッカーを開く方法を長らく求めていました。これがないと、カスタム ウィジェット ライブラリや特定のブラウザ向けの CSS ハックを使うしかありませんでした。

現在、一部のブラウザやコントロールでは、この機能を click() メソッドで利用できます。残念なことに、すべてのブラウザで動作するわけではないので、システムやユーザー全体に対して操作の一貫性がなくなります。showPicker() を提供することで、click() の代わりに、サポートされた方法を利用できるようになります。また、Chromium の click() の動作が仕様と一致するようになり、将来的に他のブラウザの動作とも一致します。詳細については、日付、時間、色、ファイルのブラウザ ピッカーを表示するをご覧ください。

オリジン トライアル

このバージョンの Chrome には、以下のオリジン トライアルが導入されています。オリジン トライアルとして新機能を試せるようにすることで、ウェブ標準コミュニティにユーザビリティ、実用性、有効性についてのフィードバックを提供することができます。以下の項目を含め、現在 Chrome でサポートされているオリジン トライアルに登録するには、Chrome オリジン トライアル ダッシュボードをご覧ください。Chrome のオリジン トライアルの詳細については、ウェブ デベロッパーのためのオリジン トライアル ガイドをご覧ください。Microsoft Edge は、Chrome とは別に独自のオリジン トライアルを行っています。詳細については、Microsoft Edge オリジン トライアル デベロッパー コンソールをご覧ください。

新しいオリジン トライアル

ウェブアプリのダークモードのサポート

ウェブアプリ マニフェストで color_scheme_dark フィールドがサポートされ、ダークモードが適用されているときに別のテーマカラーや背景色を指定できるようになります。現在、ウェブアプリ マニフェストで定義できるテーマカラーと背景色は 1 つだけです。つまり、ダークモードで別の色を指定する方法はありません。

完了したオリジン トライアル

Chrome で以前にオリジン トライアルが行われていた以下の機能は、現在デフォルトで有効化されています。

Handwriting Recognition API

この API を使うと、手書きテキストをリアルタイム認識するオペレーティング システムの手書き文字認識サービスをウェブアプリで利用できます。これにより、手書き文字認識を行うアプリで、サードパーティのプロダクトを組み込む必要性が減少します。詳細については、ユーザーの手書き文字を認識するをご覧ください。

インストールした PC ウェブアプリ向けのウィンドウ コントロール オーバーレイ

ウィンドウ コントロール オーバーレイは、ウィンドウ全体を覆うようにアプリのクライアント領域を拡張します。この領域には、タイトルバー、ウィンドウのコントロール ボタン(閉じる、最大化 / 復元、最小化)も含まれます。ウェブアプリのデベロッパーは、ウィンドウ コントロール オーバーレイを除くウィンドウ全体の描画と入力ハンドリングをする必要があります。この機能を使うと、デベロッパーはインストールされた PC ウェブアプリをオペレーティング システムのアプリのように見せることができます。詳しくは、PWA のタイトルバーのウィンドウ コントロール オーバーレイをカスタマイズするをご覧ください。

今回のリリースに追加されたその他の機能

CSS の calc() が infinity、-infinity、NaN を許可

仕様への準拠性を高めるため、CSS の calc() メソッドが infinity と NaN を許可するようになります。'infinity''-infinity''NaN' キーワードや式を使うと、適切に評価されます。たとえば、'calc(1/0)' などです。

CSS の色調整 : color-scheme の 'only' キーワード

注 : この機能は、Chrome 98 で公開と誤って記載されていました。実際には、Chrome 99 で公開されます。

color-scheme の仕様に再追加された only キーワードが Chrome でサポートされるようになりました。これにより、特定の単一要素で color-scheme を無効化できるようになります。たとえば、強制的なダーク化を無効化できます。いくつかの例で使い方を示します。

div { color-scheme: light }

これにより、div 要素は color-scheme dark から除外されます。

div { color-scheme: only light }

これは、上の例と同じく、要素の color-scheme をライトに保ち、ユーザー エージェントによる強制ダーク化を無効にします。

document.adoptedStyleSheets の変更が可能に

仕様に従い、document.adoptedStyleSheets プロパティの変更が可能になります。これにより、push()pop() などの操作ができるようになります。これまでの adoptedStyleSheets の実装は扱いにくく、たとえばシートを追加する場合、配列全体を代入し直さなければなりませんでした。

document.adoptedStyleSheets = [...adoptedStyleSheets, newSheet];

新しい実装では、同じ操作を次のように行うことができます。

document.adoptedStyleSheets.push(newSheet);

注 : 以前、この機能は、Chrome 98 で公開と誤って記載されていました。

オリジン境界を越えて nextHopProtocol を公開する際の仕様との整合性を改善

PerformanceResourceTiming インターフェースは、リソースをフェッチする際に使うベース接続タイプを説明するため、nextHopProtocol プロパティを公開します。仕様に準拠するため、Chrome は古い特殊ケースを削除します。このケースでは、クロスオリジン リクエストで機密である可能性のある情報が公開されたので、ユーザーが危険にさらされていました。

新しい描画キャンバス 2D 機能

仕様に準拠するため、Chrome の CanvasRenderingContext2D インターフェースにいくつかの新しい属性が追加されました。

  • ContextLost イベントと ContextRestored イベント
  • 大量のリードバックが想定されるキャンバス用の "willReadFrequently" オプション
  • CSS テキスト修飾子サポートの追加
  • reset() メソッド
  • roundRect 描画プリミティブ
  • 円錐型グラデーション
  • SVG フィルタのサポート強化

詳細については、いつも Canvas2D だったをご覧ください。

プレフィックスなしの text-emphasis プロパティ

Chrome 99 には、プレフィックスなしバージョンのテキスト強調 CSS プロパティが導入されます。具体的には、"text-emphasis""text-emphasis-color""text-emphasis-position""text-emphasis-style" の各 CSS プロパティです。これらは、プレフィックスなしバージョンの "-webkit-text-emphasis""-webkit-text-emphasis-color""-webkit-text-emphasis-position""-webkit-text-emphasis-style" です。

サポートの終了と機能の削除

このバージョンの Chrome では、以下のサポートの終了と機能の削除が行われます。現在サポートが終了している機能以前に削除された機能のリストは、ChromeStatus.com をご覧ください。

安全でないオリジンでの Battery Status API の削除

Battery Status API が、安全でないオリジンでサポートされなくなります。たとえば、HTTP ページや、HTTP ページに埋め込まれた HTTPS iframe などです。Battery Status API を使うと、ウェブ デベロッパーがシステムの電池充電レベルにアクセスし、充電されているかどうかを確認することなどが可能になります。これは 10 年以上前から存在している機能で、当初は別のセキュリティ制約とともに設計されていました。

font-family -webkit-standard の削除

このバージョンの Chrome では、font-family の値 "-webkit-standard" のサポートが削除されます。この値は、独自キーワード "-webkit-body" の単なる別名で、WebKit から継承しているというだけの理由で公開されていました。これを削除することで、CSS 仕様や Firefox との整合性が向上します。

GamepadList の削除

navigator.getGamepads() メソッドが、GamepadList ではなくGamepad オブジェクトの配列を返すようになります。Chrome では、GamepadList はサポートされなくなります。これにより、Chrome で仕様と Gecko や Webkit との整合性が実現されます。一般的な Gamepad の情報については、Chrome の恐竜ゲームをゲームパッドでプレイするをご覧ください。


仕様に一致させるための WebCodecs の更新

WebCodecs 仕様の最近の変更により、Chrome で 2 つの項目が削除されます。

EncodedVideoChunkOutputCallback() メソッドは、EncodedVideoChunkMetadata ディクショナリを受け取ります。これまでは、EncodedVideoChunkMetadata.temporalLayerId に temporalLayerId というメンバーが存在していました。仕様に準拠するため、これは EncodedVideoChunkMetadata.SvcOutputMetadata.temporalLayerId に移動します。

この仕様は、暗黙的にタイムスタンプを持たない CanvasImageSource タイプ(HTMLCanvasElement など)に対して、VideoFrame() コンストラクタに timestamp 引数(VideoFrameInit.timestamp)を含めることを求めています。タイムスタンプを含めない場合は TypeError にする必要がありますが、これまで Chrome はタイムスタンプのデフォルトをゼロにしていました。これは便利なように思われますが、後で VideoFrame を VideoEncoder に送る場合、そこでタイムスタンプを使ってビットレート制御が行われるので、問題になります。


Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

この記事は David Wihl による Google Ads Developer Blog の記事 "Reducing RMF to help migration to the Google Ads API" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。 ...
この記事は David Wihl による Google Ads Developer Blog の記事 "Reducing RMF to help migration to the Google Ads API" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

Google Ads API v9 以降では、Google Ads API を使う際の必要機能の要件(RMF)を大幅に削減しています。これは、2022 年 4 月 27 日の AdWords API の提供終了の前に新しい API への移行を推進しつつ、エンジニアリング チームの負荷を減らすための方策です。AdWords API の要件は変わりません。

影響されるツールは以下のとおりです。
  • フルサービス
  • ショッピング専用、スマート ショッピング専用、ホテル専用、アプリ プロモーション専用の API ツール
  • キャンペーンの作成や管理機能を提供する特殊目的ツール
  • レポーティング専用ツール
RMF の対象とならない内部専用ツールは影響されません

厳密な内容については、Google Ads API の更新版の必要機能の要件をご覧ください。

以下の機能は変更されず、今後も必須となります
アイテム番号 機能
C.10 キャンペーンの作成
C.96 入札オプションの設定 : 目標コンバージョン単価(ポートフォリオと標準)
C.97 入札オプションの設定 : 目標広告費用対効果(ポートフォリオと標準)
C.98 入札オプションの設定 : コンバージョン数の最大化(標準)
C.120 予算の設定
C.260 キーワードの追加
C.300 キーワードのマッチタイプの設定
M.96 入札オプションの編集 : 目標コンバージョン単価(ポートフォリオと標準)
M.97 入札オプションの編集 : 目標広告費用対効果(ポートフォリオと標準)
M.98 入札オプションの編集 : コンバージョン数の最大化(標準)
M.110 キャンペーンの一時停止 / 有効化 / 削除
M.130 広告の一時停止 / 有効化 / 削除
M.140 キーワードの一時停止 / 有効化 / 削除
R.40 広告グループ広告
R.50 キーワード ビュー
R.70 検索キーワード ビュー
R.130 入札戦略

以下の機能が必須である点は変わりませんが、簡素化またはスコープの縮小が行われています
アイテム番号 機能 変更
C.20 地域ターゲッティングの有効化 必須。ユーザーベースに 1 つの国のみが関連する場合、ユーザーへの公開は任意。
C.30 言語ターゲッティングの有効化 必須。ユーザーベースに 1 つの言語のみが関連する場合、ユーザーへの公開は任意。
C.65 ウェブサイト / 通話コンバージョンの作成とコード スニペットの生成 少なくとも 1 種類のコンバージョン トラッキングが必須。
C.75 コールアウト表示オプション アカウント レベルのみ必須。
C.80 コールアウト表示オプション アカウント レベルのみ必須。
C.190 広告グループの作成 任意 : 複数の広告グループを作成する機能。
C.270 広告グループ除外キーワードの追加 広告グループレベルからキャンペーン レベルに変更。
M.10 キャンペーン設定の編集 作成時に必須の設定のみが変更時に必須(例 : C.50 は必須でなくなるので、編集時に NetworkSettings は必須でなくなる)。
R.10 顧客 1 つのキャンペーンを実施する場合のみ任意。
R.20 キャンペーン segments.ad_network_type と segments.device の要件を削除。
R.100 動的検索広告検索キーワード ビュー 動的検索広告を実装する場合のみ必須。

以下の機能は必須ではなくなります。デベロッパーは(すでに提供が終了しているものは除き)これらの機能を使い続けても構いませんが、Google Ads API の利用規約に準拠する上で必須ではなくなります。すでに提供が終了しているものは除き、これらの機能はすべて任意と見なされます。

ショッピング専用機能(* 印)は、ショッピング専用ツールに必須である点は変わりませんが、フルサービスのツールには必須ではなくなっています。
アイテム番号 機能
C.14 モバイル プラットフォームの入札単価調整の設定
C.15 タブレットとパソコン プラットフォームの入札単価調整の設定
C.21 距離ターゲッティングの有効化
C.25 地域入札単価調整の設定
C.41 拡張動的検索広告の設定
C.42 キャンペーン DSA 設定の設定
C.50 ネットワークのオプトイン / オプトアウト
C.70 住所表示オプション
C.72 アプリリンク表示オプション
C.90 入札オプションの設定 : 個別クリック単価
C.95 入札オプションの設定 : 拡張クリック単価
C.101 入札オプションの設定 : クリック数の最大化(ポートフォリオ)
C.140 配信方法の設定
C.191 広告グループ上限クリック単価入札の設定
C.192 広告グループ上限コンバージョン単価の設定
C.193 広告グループ目標広告費用対効果の設定
C.200 拡張テキスト広告の追加
C.290 キーワード上限クリック単価の設定
C.311 キーワード最終ページ URL の設定
C.320 アカウントレベル トラッキング テンプレート
C.321 キャンペーンレベル トラッキング テンプレート
C.325 キャンペーンレベル カスタム パラメータ
C.326 広告グループレベル カスタム パラメータ
C.328 アカウントレベル最終ページ URL サフィックス
C.329 キャンペーンレベル最終ページ URL サフィックス
C.500 ショッピング キャンペーンの作成 *
C.505 販売者識別子の設定 *
C.506 販売国の設定 *
C.510 商品フィルタの設定 *
C.520 商品広告の作成 *
C.525 最初の(ルート)商品パーティションの追加 *
C.530 ローカル在庫広告 *
C.610 電話専用広告
C.700 ユーザーリストを対象とする / 除外した広告グループ / キャンペーン条件の作成
C.710 検索ネットワーク キャンペーンと広告グループでのユーザーリストをターゲットとする入札単価調整の設定
M.15 モバイル、タブレット、パソコン プラットフォームの入札単価調整の編集
M.20 広告グループ設定の編集(作成機能での広告グループに関連するすべての必須設定)
M.25 地域入札単価調整の編集
M.35 広告のローテーションの有効化
M.40 キーワード上限クリック単価の編集
M.100 拡張テキスト広告の編集
M.101 入札オプションの編集 : クリック数の最大化(標準)
M.120 広告グループの一時停止 / 有効化 / 削除
M.150 商品フィルタの編集 *
M.160 分類(商品パーティションの追加)*
M.170 商品パーティションの削除 *
M.180 商品パーティションの上限クリック単価の編集 *
M.190 商品パーティションの除外(委譲)*
M.320 作成機能のすべてのトラッキング テンプレートの管理
M.325 作成機能のすべてのカスタム パラメータの管理
M.328 作成機能のすべての最終ページ URL サフィックスの管理
M.700 ユーザーリストを対象とする / 除外した広告グループ / キャンペーン条件の編集
M.710 検索ネットワーク キャンペーンと広告グループでのユーザーリストをターゲットとする入札単価調整の編集
R.30 広告グループ
R.80 地域ビュー
R.110 ショッピング パフォーマンス ビュー *
R.120 商品グループ ビュー *
R.150 キャンペーン オーディエンス ビュー
広告グループ オーディエンス ビュー

* フルサービス ツールでは、これらの機能は必須ではありません。ショッピング専用 RMF ツールでは、今後もこれらの機能を実装する必要があります

RMF に関して具体的な質問がある方は、Google Ads API コンプライアンス チームにお問い合わせください。
 
API について、ご質問やさらにサポートが必要なことがありましたら、フォーラムからご連絡ください。


この記事はプライバシーとデータ保護オフィス、プロダクト マネージャー、Miguel Guevara による Google Developers Blog の記事 "Expanding access to Differential Privacy to create a safer online ecosystem" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

Google は、プライバシー技術へのアクセスを拡大し、あらゆる人が利用できるものにしたいと考えています。私たちは、研究者、政府機関、非営利団体、企業などのデベロッパー コミュニティが、差分プライバシーに対応した新しいアプリケーションを作って公開するうえで役立つ無料ツールを作成しています。差分プライバシーは、個人に関する情報を一切明かすことなく、有用な知見やサービスを提供できるようにする技術です。データ プライバシー デーである今日(元記事公開当時)は、その作業に関する最新情報をお知らせします。プライバシーを考慮した設計のプロダクトによって、すべてのインターネット ユーザーにとって安全なエコシステムを作るために、業界を前進させることができれば幸いです。

この記事はプライバシーとデータ保護オフィス、プロダクト マネージャー、Miguel Guevara による Google Developers Blog の記事 "Expanding access to Differential Privacy to create a safer online ecosystem" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

Google は、プライバシー技術へのアクセスを拡大し、あらゆる人が利用できるものにしたいと考えています。私たちは、研究者、政府機関、非営利団体、企業などのデベロッパー コミュニティが、差分プライバシーに対応した新しいアプリケーションを作って公開するうえで役立つ無料ツールを作成しています。差分プライバシーは、個人に関する情報を一切明かすことなく、有用な知見やサービスを提供できるようにする技術です。データ プライバシー デーである今日(元記事公開当時)は、その作業に関する最新情報をお知らせします。プライバシーを考慮した設計のプロダクトによって、すべてのインターネット ユーザーにとって安全なエコシステムを作るために、業界を前進させることができれば幸いです。

差分プライバシーを利用できるデベロッパーを増やす

C++、Java、Go によるオープンソース版の基本差分プライバシー ライブラリを公開したのは、2019 年のことでした。そのときの目標は、透明性を実現し、研究者がコードを調査できるようにすることでした。自分たちのアプリケーションでこのライブラリを使いたいというデベロッパーから、大きな関心が寄せられ、その中には、さまざまな医療機関がプライバシーを保護しつつ、医療データから学習できるようにした Arkhn のようなスタートアップ企業もあれば、プライベートであることを証明できるデータを通して科学的発見を加速したオーストラリアのデベロッパーもありました。

その後も、私たちは差分プライバシーを広く利用できるようにするために、さまざまなプロジェクトや新手法に取り組み続けています。今回は、オープンソース デベロッパー団体 OpenMined と連携して 1 年間の開発を行ってきた結果として、差分プライバシー フレームワークの新たなマイルストーンを発表いたします。それは、あらゆる Python デベロッパーが差分プライバシーを用いてデータを処理できるプロダクトです。

これまでの差分プライバシー ライブラリは、3 つのプログラミング言語で利用できました。しかし、Python で利用できるようになった今、世界中のデベロッパーのほぼ半数にお届けできることになります。つまり、膨大な数のデベロッパー、研究者、企業が、業界をリードするプライバシー技術を使ったアプリケーションを作り、個人のプライバシーを保護、尊重しつつ、データセットから知見を得たりトレンドを観測したりできるようになります。

すでにこの新しい Python ライブラリを使い、新たなユースケースの実験を始めている組織もあります。たとえば、匿名で集計し、サイトで最もアクセスされているページを国ごとに表示するユースケースです。このライブラリの特徴は、大規模データ処理エンジンを代表する 2 つのフレームワークである Spark と Beam を使っており、柔軟な利用や実装ができることです。また、新たな差分プライバシー ツールとして、差分プライバシー情報を生成するために使うパラメータの視覚化やチューニングを行えるツールもリリースします。さらに、差分プライバシーをペタバイトとそれ以上のデータセットに効率的にスケールアップする技法をまとめた論文も公開します。

すべてのオープンソース プロジェクトと同じように、技術と成果がどれほどのものになるかはコミュニティ次第です。社内では、モビリティ レポートや Google マップの混雑状況機能を支えるインフラストラクチャなど、差分プライバシー ソリューションを開発するチームのトレーニングを行っています。私たちは目標を実現する一環として、差分プライバシー技術の導入方法を学びたい方を助けるために、OpenMined が Google 外部のエキスパート チームを編成することもサポートしました。

今後に向けて

世界中のデベロッパーの皆さんには、この機会を活用して、統計分析や機械学習などの差分プライバシーのユースケースを試してみることをおすすめします。しかし何よりも、フィードバックをお送りいただけることを願っています。皆さんが開発できるアプリケーションや、その過程で私たちが提供できる機能について、ぜひお知らせください。

私たちは、今後も重要なプライバシー強化技術へのアクセスを拡大する努力を続けるとともに、デベロッパーの皆さんがユーザビリティを向上し対象範囲を拡大する作業に加わっていただけることを願っています。先ほども述べましたが、世界中のすべてのインターネット ユーザーがワールドクラスのプライバシーに値するというのが私たちの考えです。その目標に向かうために、これからも多くの組織と連携を続けてゆきたいと思います。


Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

この記事は Google Maps Platform プロダクト マネージャーの Matt Brightman による Google Cloud Blog の記事 "Announcing Quick Builder, a new low-code tool for you to build location-based experiences" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
この記事は Google Maps Platform プロダクト マネージャーの Matt Brightman による Google Cloud Blog の記事 "Announcing Quick Builder, a new low-code tool for you to build location-based experiences" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

Google では、Google Maps Platform においてローコード開発の取り組みを進めています。15 年以上にわたり、Google はロケーションベースのカスタム ソリューションをスクラッチから開発して ArgosDunzoRedfin などのお客様を支援してきました。このアプローチは高いレベルのカスタマイズを想定したものですが、すべてのお客様がこのような実装を行うだけのリソースやパワーを持っているわけではないことも理解しています。Google において最も重要な理念のひとつが「誰でも利用可能」とすることです。その理念にもとづき、予算や専門知識の有無にかかわらず優れたロケーションベースのソリューションを簡単に構築できる Quick Builder を開発しました。まずは、ローコードとは何か、またなぜそのムーブメントに賛同しているのかについて説明します。

ローコード開発とは

ローコードとは、できるだけコードをゼロから書かなくてもよいよう、視覚的にソフトウェアを開発できるようにしようというアプローチです。ローコード ツールは、コードの書き方を知らなくても、誰でも使用できる直感的な自然言語ベースのインターフェースにコーディングを抽象化するため、これを使用することで、高度なテクノロジーを簡単に利用でき、データや設計、機能に関する重要な決定を行えるようになります。ステークホルダー向けのデモを作成したり、なんらかの決定事項のトレードオフを具体的に示したりするような作業は、ほとんどの場合にユーザー インターフェースのボタンをクリックするだけで実行できます。

その結果、自分でコードを書く場合よりも短時間で、デプロイ状態でのテストを完了することができ、本番環境に対応したカスタムのコードを作成できます。出力されたものをそのままコードベースにコピーして貼り付けることや、テンプレートとして使用することで、自由にカスタマイズや拡張をすることができます。

ローコード ツールを使えば高品質なソフトウェアの設計と開発がこれまでになく簡単になることから、世界中の組織がローコード ツールを重視しています。ガートナーのレポートでは、ローコードは今後も進化し続け、2025 年までにローコードの新たなクライアントのうち半分を IT 業界以外の事業者が占めるようになると予測しています。ローコードなら、たとえコードの書き方を知らなくても、アプリケーションを構築でき、設計上の決定を簡単かつ迅速にすることができます。

Quick Builder のご紹介

直感的なツールである Quick Builder を活用すれば、マッピングのニーズに適した API を見つけて試し、デプロイすることができます。過去の技術スキルや経験のレベルにかかわらず、このツールをビジネスの成長に役立て、本番環境に短時間でデプロイし、学習やテストにかかる時間を短縮することが可能になるのです。

Quick Builder の住所選択ソリューションのデモ


Google は、さまざまなエクスペリエンスを蓄積しています。Google Cloud Console の Google Maps Platform セクションにはローコード テンプレートのライブラリがあります。サンプルとして、一般的なロケーションベースのエクスペリエンス例を 3 つご紹介します。

  • 店舗の集客数を増やす : Locator Plus
    Locator Plus はユーザーが地図上で店舗の場所を見つけられるようにします。店舗側は営業時間や利用可能なサービス、ユーザーのレビュー、各場所の写真といった主な詳細情報を簡単に記入できます。ユーザーは Locator Plus を使って簡単に最適な行き先を見つけることができるので、小売業者がオンライン購入品の店舗受け取りオプションを導入する場合や、銀行が利用者に案内したい ATM がわかりにくい場所にある場合などに役立ちます。

  • 購入手続きを高速化してコンバージョン率を増やす : Address Selection
    ユーザーが自分の住所を手入力しなくてはならない場合、間違いがあると、コンバージョンの低下や、荷物が届かない、クレジット カードの請求ができないなどユーザー エクスペリエンスの低下につながることがあります。Place Autocomplete API で動く Address Selection を使えば、数文字を入力するだけで正確な住所が適切な形式で提示されるので、利用者がログインや購入手続きをすばやく簡単に行うのに役立ちます。

  • 地域に密着した情報で地図を強化する : Neighborhood Discovery
    不動産会社や旅行会社の利用者にとって、職場に近い場所にあるかやお気に入りのレストランやカフェが近くにあるかなど、近隣の情報は大きな関心事です。Neighborhood Discovery を使用すれば、利用者の好みに合わせておすすめの施設やアトラクションを動的マップで表示して、地域密着型のエクスペリエンスを提供できます。

Quick Builder は、ローコードによる学習を好む方にとっては便利なツールです。データを追加し、リアルタイム プレビューで確認して、提案されたデザインの中から自社のビジネス ニーズに最適なものを選択します。気に入るものができたら、カスタムのサンプルコードをエクスポートするか、Google の クラウド ホスティング機能を使用することにより、たった 1 行のコードでウェブサイトにソリューションを埋め込むことができます。Quick Builder を使って、かつてないほど短時間で本番環境対応のカスタマイズ されたコードを取得して、本番環境にデプロイしましょう。

将来を見据えて

これは始まりにすぎません。Google は、お客様がデプロイした Google Maps Platform を最大限に活用できるようにするにはどうすればよいかを常に模索しています。今後、ローコード ソリューションのテンプレートを Quick Builder ライブラリに追加していきますので、ぜひご期待ください。Quick Builder の詳細については、MapsOnAir ウェビナーをご覧ください。

Google Maps Platform に関する詳しい情報はこちらをご覧ください。ご質問やフィードバックはページ右上の「お問い合わせ」より承っております。



Posted by 丸山 智康 (Tomoyasu Maruyama) - Developer Relations Engineer