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「日本のお金持ちが通う学校はどこ?」「お金持ちが通う学校の偏差値や校風ってどうなってるの?」このような疑問を持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、日本のお金持ちが通う学校ランキング、お金持ちが通う学校の特徴、お金持ちが通う学校の選び方をまとめました。

この記事の目次

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日本のお金持ちが通う中学校ランキングTOP3【日本一のお嬢様学校は?】


全国各地にお金持ちが通う、いわゆるお金持ち中学校と言われる学校は数多くあります。



一度入学してしまえば、エスカレーター式に付属の高校・大学へ進学できるところがほとんどです。



中には幼稚園・小学校から一貫教育を行っている学校もあります。



受験勉強のプレッシャーや環境の変化などを避けることができるので、お金持ちの親御さんやその娘さんには人気があります。



以下の記事では、環境や校風、偏差値や進学実績などをもとに、お嬢様たちに人気のある中学校のベスト3を選んでみました。

第3位:雙葉中学校

  • 雙葉=「ふたば」と読みます。
  • 所在地:東京都千代田区六番町
  • 偏差値:66
  • 校風:中高一貫校で、偏差値も高めのエリート学校です。自由な校風が特徴ですが、高い学力とマナーや身だしなみを大切にする教育方針です。特に語学力に力を入れています。
  • 進学実績:東大(8)、京大(1)、早稲田(55)、慶應(57)、MARCH(138)
  • 学費:約94万円(初年度)
※MARCHとは、※M:明治 A:青山 R:立教 C:中央 H:法政 を指します

第2位:聖母女学院中学校

  • 所在地:京都市伏見区深草田谷町
  • 偏差値:57
  • 校風:教育方針が、キリスト教の教えにもとづいています。一人ひとりの個性を尊重する教育を行っています。また授業は、種類の豊富なコース体制をとっており、その内容も充実しています。
  • 進学実績:京大(1)、その他の国公立大学:(18)、関西大(10)、関西学院大(14)、同志社大(24)
  • 学費:約90万円(初年度)

第1位:立教女学院中学校

  • 所在地:東京都杉並区久我山
  • 偏差値:68
  • 校風:中高一貫校です。自然豊かな雰囲気の中で、キリスト教の教えにもとづいた教育を行っています。品格と知性のある女性を育てる方針のもと、現代社会の問題に対する授業や卒業論文の提出など、独自のカリキュラムを受けることができます。立教大学へ進学する者が、123名と圧倒的に多いです(2021年)。
  • 進学実績:国公立大学(8)、早稲田(16)、慶應(22)、MARCH(166)
  • 学費:約115万円(初年度)

日本のお金持ちが通う高校ランキングTOP3


お金持ちの通う高校も中学校と同じく、中高一貫校が多いです。



中には、完全中高一貫校というところもあり、高校では入学募集をしないので、中学校に入学しないと高校へ行けないという学校です。



やはりエスカレーター式に付属の大学に進学できる学校も多く、それが人気の理由にもなっています。



また創立が古く歴史や由緒のある学校もあり、それが魅力となって生徒が集まる学校もあります。



お嬢様高校は特色もさまざまです。



以下の記事では、全国でも人気のお嬢様高校のベスト3を紹介していきます。

第3位:聖心女子学院高等科

  • 所在地:東京都港区白金
  • 偏差値:52
  • 校風:キリスト教の教えをもとに、「人と社会の役に立つ人材育成・自ら学ぶ力をつける」という目標を掲げています。そのため、海外留学や海外体験プログラムなどを実施しています。緑豊かな環境に恵まれ、美智子上皇后さまの出身校としても有名です。
  • 進学実績:国公立大(7)、早稲田(15)、慶應(22)、MARCH(52)
  • 学費:約108万円(初年度)

第2位:学習院女子高等学校

  • 所在地:東京都新宿区戸山
  • 偏差値:61
  • 校風:皇族の方が通う学校として有名です。「本物にふれることの大切さ」「過程を大切にし、表現力を身につける」ことが、教育方針です。また、校則は厳しく、髪を染める・携帯電話の持ち込みなども禁止されています。大半の入学者が学習院大学へ進学する傾向にあります。
  • 進学実績:東大(3)、早稲田 (9)、慶應(17)、MARCH(33)、学習院大(130)
  • 学費:約125万円(初年度)

第1位:東洋英和女学院高等部

  • 所在地:東京都港区六本木
  • 偏差値:67
  • 校風:キリスト教の教えにもとづく教育方針。国際的な教育に力を入れており、海外研修や留学制度が盛んです。都内の学校の中でも、アクセスは抜群であり、校舎の外観もお嬢様学校らしい趣があります。高等部からの編入は受け付けておらず、中等部までに入学をしなければなりません。
  • 進学実績:早稲田(37)、慶應(22)、MARCH(121)
  • 学費:約118万円

お金持ち学校に共通する特徴


お金持ち学校には、以下の特徴があげられます。

  • 校舎が大きく、敷地が広い
  • 英語教育に熱心である
  • 多国籍の生徒が多い
  • 学費が高くなる傾向にある
  • ブランド力で就職しやすい
では、例をあげながら、解説していきましょう。

➀校舎がきれいで大きい

これはある私立学校の話ですが、学校全体の敷地の広さは、ディズニーランドがすっぽり入るほどの広さがあります。



その中に、幼稚園から大学までの建物があり、それに伴ういろいろな施設(体育館・博物館・プール・グラウンド)が建てられています。



そして、その校舎も施設も、どれもがきれいで洗練されています。

②英語の授業が充実している

これも同じ学校の話なのですが、英語の授業は小学校3年生から始まります。



小学3・4年生は、帰国子女による日本人先生による英語の授業、5・6年生は、それに加えて外国人講師による完全英語の授業があります。




これが、今から20年前の話だというのですから、驚きです。

③外国人の生徒が多く国際的

生徒の国籍もさまざまです。


台湾・韓国・イギリス・パキスタンなど、さまざまな国の生徒がいます。資産家の子息が多いということです。


国籍が違えば宗教も違います。ふだんはお弁当なので、問題はないのですが、例えば修学旅行の食事などで、肉を他のおかずに換えるなど、柔軟に対応してくれます。

④学費が高い

普通の私立学校にくらべて、お金持ち学校は学費が高いです。



その理由は、独自の寄付金や留学費用がかかってくるからです。



また、先進的な教育を行う学校が多く、校舎や設備の改修費・リニューアル費が学費に反映されてくるからです。

⑤ブランド力が強く就職に有利

お金持ち学校は、歴史的に続く伝統ある学校が多く、そこを卒業したことでブランド力がつき、就職活動をするうえで、学歴が有利に働く傾向にあります。

お金持ち学校に通っている生徒の特長


お金持ち学校に通う生徒には2つのパターンあり、富裕層のお嬢様か一般のご家庭の娘さんかに分かれています。 



 一般のご家庭の生徒は、高校や大学から入学した子が多く、お嬢様である場合は幼稚舎からエスカレーターで通っている子がほとんどです。



そんなお金持ち学校に通う生徒は、本物のお嬢様であっても学校内ではいたって普通の子であることがほとんどです。ただ、立ち振る舞いや言葉づかいについては、一般家庭の子とは違うと感じることも多いです。



どんな違いがあるか、以下の記事で解説します。

➀言葉遣いが上品

お金持ち学校では、学校の内外でも品格を保つことを重視しています。



幼少の頃からしっかりと言葉遣いやマナーに関してしつけられている子が多いため、言葉遣いがとてもきれいです。話し方も女性らしく落ち着いた子が多いのも特長的です。



「ごきげんよう」というあいさつが、日常的に交わされています。

②社交的

お金持ち学校に通う生徒は、幼い頃から大切に育てられている子が多く、人を疑ったりすることも少ないため、社交的である傾向が強いです。



素直で上品な子が多い為、話しやすい子も多いです。



また、クラスメートとの交流の中で、豊かな人間性が育まれるのも、お金持ち学校の特徴の一つです。

お金持ち学校の選び方を解説!


今までの記事を通じて、何を基準にどんなお金持ち学校を選んだらよいのか?判断に迷う方もいらっしゃるでしょう。



 お金持ち学校多くは、キリスト教の教えに基づいた教育方針がベースになっています。



しかし、学校における教育方針もさまざまです。



以下の記事では、学校を選ぶ際の5つの基準を示しますので、親御さんや娘さんに合った学校に入学するための参考にしていただきたいです。

➀偏差値

まずお金持ち中学・高校・大学を選ぶ際のポイントは、「偏差値」です。



どのお金持ち学校に入学するにしても試験があるので、偏差値が大切な要素になってきます。



 偏差値の高いお金持ち学校は、高い学力を更さらに身につける教育を行うため、そのレベルに追いつけないときは、本人が辛くなってしまうでしょう。



本人の学力に合った偏差値であるか、入学後も自分のペースで勉強をしていけるか、見極めることが大事です。

②校風

お金持ち学校を選ぶ際の2つめのポイントは「校風」(学校の雰囲気)です。



お金持ち学校は、中高一貫校が多いので、入学してから長い期間をその学校で過ごすことになります。



そのため、学校の雰囲気はとても大切になってきます。



学校のホームページやパンフレットに目を通すことはもちろん、気になる学校は、実際にしっかり見学をしてから選ぶようにすることをおすすめします。

③知名度

お金持ち学校を選ぶ際の3つめのポイントは「知名度」です。



知名度が高い学校であれば、本人のやる気や自信につながり、向上心を育てることができるからです。 



 また、知名度の高い学校を選べば、将来の就職活動が有利に行える可能性が高くなります。



そのため、本人の能力に合わせて、できるだけ知名度の高い学校を目指すことがいいでしょう。

④学費

お金持ち学校を選ぶ際に、学費は重要な基準となります。



年間どれくらいの費用がかかり、また仮にエスカレーター式に大学まで進学した場合、どれくらいの額になるのかも計算しておく必要があります。 


 

お金持ち学校は、一般の学校と異なり、寄付金や留学費用などかかってくることがあるので、多額の費用が必要になってきます。



このことは、前もってしっかり理解しておかなければなりません。

⑤通学にかかる時間や距離

お金持ち学校は、中高一貫教育のため、長い期間学校へ通わなければなりません。



そのため、「通学距離・時間」も重要な要素となってきます。



自宅からの距離やアクセスのしやすさも学校を選ぶ上で考慮しなければなりません。



自宅から電車で通える距離なのか、あるいは親御さんが車で送り迎えしなければならない距離なのか、しっかり見極める必要があります。

お金持ち学校に通っていた方の体験談を紹介!

30代女性


夢の国

20年以上前、私は⼤学の付属校の⼩学校に通っていました。広い敷地に近代的な校舎設備、私にとってはまさに夢の国でした。同級生にも好ましい子が多かったです。私が別の中学に進学してから、私の夢の国は壊れました。この世に私の想像以上に悪意があると知ったからです。ずっと前、小学校の同窓会に出席しましたが、みんな羽振りがよくて、私は場違いなところにいる気分でした。私の夢の国はどこへ行ってしまったのかな。

40代女性


お金持ち学校の教師経験

私は、昔一年だけ私立高校の教師を勤めたことがある。 私は公立出身の人間だから、生徒にひどいことも言った。でも、生徒たちは好意的に受け入れてくれた。確かにぬるま湯の環境に慣れてしまって、自立性に乏しい子もいた。でも、通好みの外国作家の小説を読む子やプロ並みに機材を扱い、学園祭で映画上映をする子や苦労して専門的な論文を書く子もいた。そんな彼らを見ると、私は「育ちがいいんだな」という印象を受けるのだった。

20代女性


お嬢様学校に通った経験

ごく普通の家庭だったけれど、両親が無理をして、私は中学高校時代にお嬢様学校に通っていた。でも、学校へ行くのが嫌で、どうしてこんなところに入れたんだって、親を責めたこともあった。卒業して、10年以上経ったけれど、今はあの学校に通ってよかったと思っている。あの経験がなければ、精神的に子どものままだし、世間知らずだったろうから。同級生にはいろんな子がいた。自分の気持の持ちようで何事もなるようになる、と今は分かった。

番外編:海外のお金持ちが通う学校も紹介【世界一のお金持ち学校は?】

  • 校名:「Le Rosey(ル・ロゼ)」
  • 所在地:スイス(ジュネーブから30キロ)
  • 学費:8万ポンド(約1650万円 年間)
  • 入学必要条件:まず将来大学に進学できるレベルの頭脳を持っていること。
  • 語学スキル:17~18歳 英語かフランス語力が必須、14~16歳 この2か国語のどちらかを話せること、8~13歳の児童 特に語学の制限を設けていません
  • 学生生活: 大半は寄宿生活
  • 敷地面積:28ヘクタール
  • 設備:射撃場、アーチェリー場、全長約12メートルのヨット、30頭の馬を備えた馬術場、テニスコート10面、2つの25メートル・プール、3つのフットボール場、ラグビー場、コンサートホール、校舎の中には、53の教室、8つの科学実験室、音楽室、オーケストラ室、美術室、ITルーム、13のゲームルーム、2つのヘルスセンター、コンピューター制御の温室
【解説】
アラブの王族やセレブなど、世界中のお金持ちの子息たちが集まるといいます。 寄宿舎には住み込みの教師が居て、生徒に日常の規律を教えるほか、大小問わず悩みの相談にものってくれるそうです。 

番外編:お金持ちがたくさん通うボーディングスクールとは?

ボーディングスクール(Boarding School)とは「寄宿学校」を意味しており、次世代のリーダーを育成する場所になります。



寮生は集団生活を3年間営むことが求められます。



食事以外の身の回りのことは基本的に自分で管理し、家族以外と長期間一緒に生活することで、自ずと主体性を高めることを目的とします。



校舎・寄宿舎は、通常山の中や海の近くに位置しています。



学習支援や健康管理については、専門のスタッフが常駐しています。



カリキュラムは、ローカル言語(例えば日本なら日本語)での学修/生活での公用語になる場合は、自ずと進学先も国内になります。

他方、公用語が英語であれば世界中に可能性は広がります。



全寮制高等学校の場合は、授業料と寮費(家賃、食費、水道光熱費、諸活動費)がセットになります。

日本にあるお金持ちが通う学校まとめ


いかがでしたか、いわゆるお金持ち学校の中学・高校をいくつか紹介しながら、その特色・選び方などについて紹介してきました。



今回の記事のポイントは、

  • お金持ち学校の中学・高校において、特色・校風・教育方針はさまざまであり、他校に劣らぬ独自性を打ち出している。
  • ランキングの上位校は、各校とも異なる魅力を持っている。
  • 合格実績がデータとして記載されている。
  • お金持ち学校は、校風・教育方針が、キリスト教精神にもとづくものが多い。
  • お金持ち学校に共通する特長は、校舎の壮麗さを始め、全部で5項目ある。
  • お金持ち学校の生徒は、独自なキャラクターを持っている。
  • お金持ち学校を選ぶ際の注意点は、偏差値を始め、全部で5項目ある。
でした。



これからお金持ち学校の入学を考えている方、あるいは単なる好奇心をお持ちの方、いずれにしろ、ここで解説した情報をもとに、学校の選定、及び一般的知識として、役立ててください。


また、実際に入学を検討している方は、くれぐれも慎重にご決定ください。
記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。