此処の山は亀岡市東本梅地区に有ります。近くには大内が有り北の
南丹町園部地区には芦谷が有り大内の南、宮川を隔てた場所には
朝日山で合い石成りの層が走っています。丸尾山は本石成りの層と
合い石成りの層が混じった唯一の山だそうです。又聞きしたので真相は
判りません・・・仮説ですが丹波では八木乃嶋や神崎を扱っている卸元が
本石成りと言っていましたが八木乃嶋や神崎では合さや千枚・八枚の
赤ピンの石を見掛け無いので中石成りで本石成りは月乃輪辺りが
北及び西の端だと思います。
合い石成りの巣板に該当する白系統は巣が無いのを富田日照り山を
採掘し扱っていた人から聞いています。丸尾山の巣板には巣が有り
丸尾山の合い石成りでは引っ掛かる部分が有りました。同じ東本梅地区に
イザリ山の石が有り此方は中石成りです。一本松や御廟山は神崎地区に
有り神前は中石成りとすると一本松・御廟山と丸尾山は中石成りの
可能性が高いです。大平を採掘していた卸元は大平は中石成りは承知をして
いるのですが巣板の間に有る並砥層は戸前層だと怒っていました。
層の名前は掘った本人しか判ら無いのと山等も名前を自由に付けても
法的には問題無いです。こんな事を書けばT氏からクレーム付きそうですが・・・
京都天然砥石組合には東物の本石成りを採掘していた人は現在も
いるので丸尾山の中を見て貰い判断して貰えれば一番、手っ取り早いのですが
無理でしょう。
閑話休題・・・
此処の石は仕上げ砥で唯一、採掘されている石です。全層の石が入手可能です。
此処の山の特徴は菖蒲や大平に比べると若干柔らかい様です。
包丁の仕上げには最適です。今後の入庫は御座いません。最後の御提供です。
養生必要。
品 名:丹波産(京都)仕上げ砥
商品名:丸尾山 本戸前 昆布切り
寸法:約(縦×横×高さ)165×95×35mm
重量:約1,375g
数量:1丁
販売価格 |
30,000円(税込33,000円)
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型番 |
nishi0190 |