コール(Nat “King” Cole)
こーる
Nat “King” Cole
(1917―1965)
アメリカのジャズ・ピアノ奏者、歌手。アラバマ州生まれ。少年時代にプロ入りし、1939年にギターとベースを加えたトリオを結成、スマートな演奏で好評を博した。48年にレコード『ネイチャー・ボーイ』がヒットして彼の歌唱の人気が高まり、51年トリオを解散、歌手活動に専念。『モナ・リザ』ほかの大ヒットでポピュラーなスターになり、映画にも出演した。温かい人間味と洗練されたセンス、黒人らしい哀愁感が魅力。長女ナタリー・コールも歌手として知られる。
[青木 啓]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例