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BEYOND 311 x 和田中学校「よのなか科NEXT」コラボレーションプログラム

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e65b77e12546ed787be18ccbb80ee2ab.png和田中学校「よのなか科NEXT」コラボレーションプログラム活動報告書
(PDF形式 2.3MB)

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プログラム概要

東北出身の学生、南相馬市役所職員を交え、杉並区立和田中学校「よのなか科NEXT」とBEYOND 311がコラボレーションし、パネルディスカッション形式で風評被害について考える機会を設けました。
震災を乗り越え高い志を持つ東北出身の学生と、首都圏の学生とがディスカッションをすることにより、先の震災の風化を防ぐとともに、若者のイニシアティブによる社会変革を推進するためのきっかけとなつことを目的とし、このようなプログラムを実施しました。

参加者

今井 友理恵
佐藤 滉
船越 絵雅
増子 光希

日時・場所

2012年4月21日 杉並区立和田中学校

プログラムの流れ

パネルディスカッションに先立ち、参観の保護者に対し「福島の野菜を買うか否か」について意識調査を行いました。保護者への意識調査を踏まえ「なぜ保護者は福島の野菜を買わないのだろうか」という問いについて、中学生のパネラー6名にそれぞれの意見を発表して頂きました。それを踏まえ、風評被害をなくすために今後どのようなアクションが考えうるか、会場の生徒全員に意見を求めました。

BEYOND 311参加メンバーの声

mashiko-m.jpg増子 光希
私は、正しい情報の連鎖が風評被害をなくすことに繋がると信じています。そのためにも、また震災を風化させないためにも、今回の授業のような取り組みを推進すべきだと思います。


funakoshi-e.jpg船越 絵雅
パネラーだけでなく会場にいるすべての中学生がディスカッションに参加していたことで、考えようとするその姿勢に感動を覚えました。
そういった学生の姿勢にふれて、自分自身も積極的に世の中の問題について考えることと向きあわなければと思えました。


和田中学校生徒の声

・震災から1年以上が経ちますが、未だに復興は終わらず、被災地の物資や人たちが避けられいます。本当はただの噂なのに、表では日本は助けあい、支えあおうと語られているのに、裏では差別が生まれていることを知り、とても心が痛みました。今回学んだことをこれからの生活に生かし、家庭でも話し合ってみようと思いました。

・1年が経ち、だんだんと震災が昔のことになって来ました。自分の出来ることを常に考え、実行して行きたいと思います。

・震災から一年が過ぎて、今になって深く考えてみると、あの震災が私たちの生活にどれだけ影響しているかがわかった。

・私の出来ることは、放射線に対しての知識を持つこと、マスコミの報道をただ受け止めるだけでなく、自分で考え正しい情報を導き、それを他の人に発信することを心がけることだと思いました。

メッセージ

funabashi.jpg船橋 力さん
BEYOND 311アドバイザー
株式会社ウィル・シード 代表取締役社長


このプロジェクトの良さは、被災学生が「伝書鳩」のごとく、全国を飛び回り発信をする機会を自らが立ち上げていること。私もこの機会を皮切りに、自分もよりイニシアティブを取り、出来る以上のことをやって行きたいと思う機会となった。

matsuko.jpg松古 樹美さん
(財)教育支援グローバル基金 BEYOND Tomorrow 発起人
野村HDコーポレート・シティズンシップ推進室長 マネージングディレクター
ニューヨーク州弁護士

和田中学校の生徒さんたちの事前勉強と準備、指導された代田校長先生は素晴らしかった。情報発信する側のBEYOND Tomorrowの学生の方が大いに刺激を受けたようだったこと・・・
こんな出会いもいいですね!

shirota.JPG代田 昭久
杉並区立和田中学校 校長



被災状況や今後の日本のあり方など、彼らが中心となって情報発信をしていってくれることを期待しています。これから、若者同士が対話をし、刺激しあっていって欲しいと思います。

ご協力くださった方

西川 朋子様(トレンダーズ株式会社)
 マスメディア各社へのプログラム告知にお力添え下さいました。

梅澤 亮様(世界経済フォーラム グローバル・シェーパーズ)
 当日の様子を梅澤様のブログに記事として取り上げて下さいました。
 杉並区立和田中学校での「風評被害をなくすには」パネルディスカッション https://bitly.com/K2m5lZ

小岩 希未様(盛岡第一高等学校出身、東京情報大学)
 プログラムの写真撮影にご協力下さいました。

皆様に厚く御礼申し上げます。



本企画はビヨンドトゥモロー(運営:一般財団法人教育支援グローバル基金)のプログラムに参加する学生有志によって運営されており、ビヨンドトゥモローの事業ではありません。但し、東北被災地発のリーダーを応援するという観点から、ビヨンドトゥモローに関わる各界で活躍するリーダーたちがメンターとしてアドバイスを提供し、応援しています。