寝言と睡眠妨害


某月某日
 ある日夢の中でX社を非難していたら、大きな音でぽつぽつが鳴り目が覚めた
 私は寝言を呟いてしまったか、夢の中での喋りに引きずられて顔の筋肉も動いてしまった可能性を考えた
 寝言を盗聴され、それらを彼らに都合よく解釈されてしまうような可能性を私は恐れた
 例えば、うっかり私が夢で「私が盗んだ」のようなことを喋ってしまったら、それが真実だと解釈されて扇動に活用されるだろう
 私はそうならないように努めた
 夢の中で迂闊な発言をしかねない状況に追い込まれたら「俺はやっていない」という言葉を思い出して夢から醒めることを考えた
 そのためには起きているうちから練習する必要がある
 外出先で「俺はやっていない」と何度もつぶやく練習をしていると、男がせき込みながら私の前を通り過ぎる
 探偵なのだろうか。彼らは「俺はやっていない」を私から彼らに対する「嘘の」メッセージだと思い、私のことを諫めようとしているのか
 また、私はバイオテロのことを思い出した。これに関しては漏らしてはいけない。気を付けなければ

コンビニの箸


某月某日
 コンビニで手に入る使い捨ての箸を用いて相手に危害を加えることを考えた
 その辺でごく自然に手に入る箸が銃刀法や軽犯罪法に引っかかることはないだろう
 何種類か箸を入手する。一膳一膳を手に取り、曲げることで強度をテストする
 ものによってはそこそこの強度があるようだ
 命を奪うには至らずとも、目を突いて失明させる程度ならこなせると判断した

私の尾行癖


某月某日
 私の尾行癖はまだ続いていた
 深夜、通りを歩いていて人を見かけると追いかける
 探偵か一般人か、どちらの可能性もあった
 探偵だった場合彼らに脅威を与えることが出来た
 一般人だった場合、俺は一般人を探偵だと思い込むぐらい精神がやられているんだ、と監視者たちへのアピールになると考えていた

落とし物によるガスライティング


某月某日
 よく通る道の塀に財布が置いてあった
 普通であれば、誰かが道に落としたのを、持ち主が見つけやすいように善意の人物が塀の上に置いたのだ、とみなすであろう
 しかしながら、私は自分が試されているような気分になった
 この出来事が生じる前に次のようなことがあったからである
 ・自分のポストに201宛の高度にプライベートな内容の封筒が突っ込まれていた
 ・私が盗みに関するコンテンツを見かけると、上の階から騒音が送られていた
  特に、youtube上で、道に落ちている財布をネコババするような内容の動画がサジェストされ、これを注視してしまったことがあった
 彼らは私が財布を盗むことや、私が財布を盗もうと考えることを期待しているように感じられた
 財布を盗まないことは簡単である。しかしながら財布を盗もうと考えないことは難しかった
 私は財布を盗もうとする考えが起こらないように、また、起こったとしてもそれが表情などに出ないようにすることに気を付けた
 具体的には、下を向いて歩く試みをした
 財布を視界に入れないことで感情の変化を抑制できると考えた。また、表情を悟られるのを防ぐことも狙っていた
 
 後日、財布はなくなっていた。今度は近くの別の塀にカード入れが置いてあった
 財布よりは幾分ましだろうが、ICなど金銭的な価値のあるものが入っている可能性は残されている
 私は同じように警戒した
 
 さらに後日、また別の塀に帽子か手袋が置いてある。監視者たちは私を試したことをごまかそうとしているように思えた

音声送信に対する防御の試み


某月某日
 私は自分の挙動に合わせて騒音を送られるようになった
 例えばPCやスマートフォンを操作していて以下の情報を目にしたときに、私は自分の挙動が観察されていると感じた
 ・盗み
 ・嘘
 ・(私の)性癖
 私の動揺が挙動に現れてしまった、と私が感じるや否やポツポツ、鼾といったノイズが上から聞こえてくる
 お前は自分の秘密を覆い隠そうとしているが、身体から真実が滲み出ているとでも言わんばかりである
 
 私は自分の身体的変化をコントロールしようとした。具体的には次のようなものである
 ・呼吸
 ・脈拍
 ・手汗
 ・目線
 ・スマートフォンをスワイプする動き
 
 呼吸や脈拍の変化を覆い隠すために、あえて深く呼吸をして息を止め腹圧を上げる、という習慣を時々挟むようにした
 動揺したタイミングだけでこのような行為をしていたのでは逆に不自然である
 なので、何でもないタイミングでも行うように心がけていた
 呼吸や脈拍については寝ているときも意識することがあった
 例えば、夢精をしてしまったタイミングである。私は興奮状態から夢精を悟られるのを怖がった
 いざ意識してみると、自分はこんなに深く早く寝ているときに呼吸していたのかと感じる
 
 手の発汗はパームレストの一時的な変色に現れる
 私は汗で変色したパームレストを、ごまかしながらもとに戻すことをしばしば試みた
 掌でパームレストを覆い隠す。掌の汗が更にパームレストを濡らしてしまうのを防ぐため、掌とパームレストが接触しないように保つ
 さすがに指まで浮かせるのは疲れるので、お椀のような手の姿勢を維持することになる
 濡れている部分が上から漏れて見えてしまうのを防ぐために、手はなるべく動かしたくない
 あまり通気性がよくないこともあり、乾ききるまでには意外と時間がかった
 私はyoutubeでアニメを見るなどしてその時間を耐えた
 それでもごまかしきれず大きなポツポツ、鼾音が響き渡ることがあった
 
 目線の対処は難しい
 「盗」や「嘘」という文字を注視しないようにしたい
 また、そういったものから不自然に目をそらすのもいけない
 私が泥棒や嘘つきであることを身体で自白しているように解釈されるのを避けたい
 目線の動き自体を察知されないようにする。片手でPCを操作し、空いた手で遠くを眺めるように額に手を当てて上からの視線を遮る
 最終的には、動画鑑賞をするときなど両手が自由になる場合、両手をゴーグルのような形にして目の周りを覆っていた

 スマートフォンをスワイプする動きは昔からの課題である
 オンラインで漫画を読むときに意識することになる
 ファンタジー系の漫画を読んでいるときは、盗みに関する話題が度々上がる
 そのページを見ている時間がほかのページを見ている時間より不自然に長いと、私が泥棒のようである
 目線もあまり動かさずにほとんど一定の速度でパラパラとめくるようになるような状態を経由しながら、
 最終的には漫画を読むこと自体を控えるようになった


 また、共通する努力として、そういった身体的変化をもたらすきっかけを排除することを行った
 PCやスマホの画面を通して原因となるようなものを認識してしまうことを避ける
 
 PCでyoutubeの動画を見る際は、右側に表示される関連動画を視界に入れないようにする
 youtubeのトップページは覚悟しながらスクロールする
 臆した様子を見せてはいけないと思い、リスクを承知でスクロールすることも重要だと考えていた
 
 まとめブログを読む際は、おすすめ記事欄を見ないようにする
 沢山の記事がまとめられている以上、「盗」や「嘘」を含むタイトルが混ざっている確率が高いからだ
 当然ながら、私の読むまとめブログがそのような記事をまとめているときがある
 youtube同様覚悟しながらスクロールを行った


凝った睡眠妨害


某月某日
 いつものようにポツポツで睡眠妨害される
 私は自分が寝ているときに何をされているのか知りたかったので、寝たふりをすることにして様子を伺った
 ポツポツといった雨の音が徐々に洗濯機の音に変わっていくのを感じる
 このような音声加工にはモーフィングという名前がついているらしい
 私は彼らが技巧的な試みを楽しんでいるといるように思えた

盗み見ゴブリン


某月某日
 私は集合ポストを覗く習慣を止めていた時期があったが、何かの拍子でまた覗いた
 まもなくしてyoutubeのトップページを開くと、見慣れないジャンルの動画がサジェストされる
 ゴブリンという遊戯王のカードに出てくるキャラクターについての動画で、「転落人生」「盗み見ゴブリン」「再発」のような文字列がサムネイルから読み取れた
 (不思議なことにこの動画は今調べても見つからない、似たようなものはいくつかあるようだが)
 私は遊戯王に興味がなかった。そのようなジャンルの動画について視聴した記憶もない
 たまたまこのタイミングで、このようなコンテンツがサジェストされてしまうような可能性はどれほどあるだろうか
 ブラウザの出力が改ざんされたことを疑う

凝った睡眠妨害2


某月某日
 よく覚えていないが、何かに急かされるような嫌な夢を見ていた
 目を覚ますと自分の心臓音に合わせて洗濯機の音が聞こえるようだった
 自分が経験的に不快に感じるような音を、自分の生体リズムに合わせて送ることで嫌な思考を想起させるような試みに思えた

威嚇か殺人企図か


某月某日
 騒音が激化するにつて、私は201、202や102の住人に対する威嚇と報復を考えた
 私は彼らがローリスクで自分のことを監視や嫌がらせをしていることが耐えられなかった
 (時折足音を立てないように気を付けながら)2階に上がって鍵の様子、電気メーター等を調べた
 具体的なタイミングは失念したが、彼らの自宅に侵入することを考えていた際には、タイトルに「強盗」が含まれる動画がサジェストされた
 
 2階の住人から出窓のポツポツ音で嫌がらせされた際には、2階の廊下に上り、傘を持ちながら出窓を観察するそぶりをしていた
 傘は彼らの目を狙うための道具であった。また、単に彼らを階段から突き落とすことも考えていた
 (このようなときに彼らは自分の前に姿を現さなかったので、これが殺人計画だったのか、単なる妄想だったのか区別がつかない)
 
 102の住人に対しては、ベランダから包丁を持って侵入することを考えていた
 そう考えた翌日に身代わり役の女性があいさつをしてくる
 (ちなみに私はなぜかこの女性が自分に好意を持っていると思い込んでいた。似た女性がニコニコしながら自分のことを尾行していたことがあったため)
 (仮にニコニコしていた人物と同一人物だったとしても、それは私への好意ではなく単に観察を楽しんでいただけかもしれない)
 
 また、「混ぜるな危険」の薬剤を購入して、玄関ポストからほかの溶液と混合すると同時に投入し、毒ガスで殺すことも考えていた
 youtubeでそのような動画(よく覚えていないがあるキャラクタがアへ顔で溶液を混合している内容だった気がする)がサジェストされる
 バールを購入して家に置いておくことを考え、ホームセンター巡りをしたりもした

試し


某月某日
 ある日、201の郵便受けを覗くと不審な封筒が入っていた
 特定を避けるため詳細は伏せるが、201の住人のプライベートにかかわるものである一方、体裁に不自然な部分があった
 私が201のプライベートに興味を持って封筒の中身を盗み見ることを誘導しようとしたのか

 後日、私の郵便受けに201宛の別の封筒が突っ込まれていた
 先日よりも強烈な印象の郵便物であった。私は201のプライベートにはそこまで興味がなかった
 何より、自分が犯罪行為をする様子をとらえるための誘導と監視が行われているという疑念を強めていた
 私はただ201の郵便受けにその封筒を突っ込んだ

やはりコロナだったか


某月某日
 1回目のワクチンを打つ前日に、コンビニで私に向けてわざとらしくくしゃみをする人物が現れる
 翌日ワクチンを打ち帰宅すると1回目なのに高熱が出た。比較的落ち着いているときで38.6度だったか
 身体が非常に重たかった。ベッドの中でうなされていた記憶がある。この時はもっと高い体温だったのかもしれない
 目を覚ますとどこかから男が電話で会話をするような声が長々と聞こえていた
 (誰かが近所に住む監視者に対して、私があまりにも不憫なので本日の嫌がらせはやめるように電話をかけてくれているのだと考えていた)
 (が、長電話をするほどの議論は必要はないはずである、とこれを書いているときに思った。)
 通常ワクチンで1回目から高熱が出るのは珍しいようだ
 自分は最近本当にコロナに感染していて、すでに出来上がった免疫によってこのような強い反応が生じているのだと考えた

youtubeのサジェスト


某月某日
 youtubeを見ているときに、ブラウザの表示する内容が改ざんされた
 次の部分に恣意的なサジェストを感じた
 ・トップページのランダムで表示される動画
 ・動画視聴ページの右側に縦に並ぶ関連動画
 
 ある日、同じ動画(私の特定を防ぐために詳細は伏せる)がトップページに2つ同時に出現した
 通常あり得ないことだと思われるので、ハッキングによる改ざんを強く疑う
 この動画はその後も頻繁にサジェストされる。さすがに2つ同時にサジェストされることは二度となかったが
 
 この他にも、窃盗に関する内容が頻繁に登場する
 例えば、漫才をやるようなチャンネルを好んで見ていると、盗みをネタにするような動画がサジェストされる

 私の性癖(フェティシズム)を細かく調べられているように感じたことがあった
 対象の部位に関する日本語や外国語の動画が不自然にサジェストされる
 このアカウントではそのような動画を閲覧した記憶はなかった
 私の性癖の大まかなことは彼らに既に知られていただろう
 そのうえで細かい質や行為、性別等について色々変えながら提示してきた
 それに対して私がどの程度興奮を示すのか観察していたのだろうか
 
 私は身体に現れた動揺が都合よく解釈されることを恐れ、対策を講じようとした
 
 また、動画を見ている最中にも嫌がらせを受けたことがあった
 音楽や大喜利の動画を見ているときにハムノイズを混ぜられた
   

遭遇


某月某日
 徘徊していると私の知り合いと不自然に遭遇するようになる
 彼らは私に話しかけてくることはなかった
 深夜に出会うこともあった。彼らは言葉を発することはなかったが、私に深夜徘徊や、深夜徘徊を起点として事件を起こすようなことを控えてほしいと考えているように見えた
 彼らがZらに駆り出されていることをすまなく思い、せめてZに手当をもらえているとよいのだが、と思いつつ深夜徘徊を控えるようになる
 
 また、知り合いと遭遇した翌日に、容姿や声が似た他人と遭遇するということがあった。奇妙な現象である
 私が私自身の認知を疑うように仕向けるガスライティングの一環だろうか、
 もしくは、その知り合いが私に近づいてしまったという認識を私から取り除くように望んでいたのか。例えば、次のように
 「(私)と会って話をしようと思ったが、実際に(私)を目の当たりにして自分は(私)に失望した。(私)が自分に関心を持たないように今回の出来事を誤魔化してほしい」

衝動


某月某日
 監視者たちによって苛立つ出来事があって、包丁を服に隠して通りにまで出たことがあった
 ある男性が「ヤバイ」と言いながら通り過ぎる


某月某日
 鼾の嫌がらせが始まる
 ある日、上階から鼾声が聞こえた
 私は最初、上にいる監視者が寝たのかと思った
 もしくは、「俺はもう眠いから、俺の監視対象であるお前も寝ろ」というメッセージだと受け止めた
 珍しいこともあり、私は何かの作業を中断したような気がする
 彼らはそれから鼾をよく使うようになる。昼夜を問わず、私の行動に合わせて鼾は聞こえた
 あたかも私に対して気に食わないことがある、というメッセージのようだった
 鼾は不快な重低音であるので、それ自体心理的な圧迫感が強い

 私はヘリコプターや飛行機が発する重低音も恐れるようになった
 より正確には音が聞こえて、その音に対して恐れを抱いているのを察知されるのを恐れた

実行


某月某日
 私は監視を受ける前から騒音を上げることが多かった。具体的にはいらついて壁ドンをすることがあった
 また、ベッドがきしむ音がある程度むこう側に伝わっていたと思う
 従来の隣人からしたら私の存在自体が迷惑だったとは思う
 上の階から物音が聞こえるようになってから(この時点で隣人が入れ替わっていた可能性はある、念のため)は、逆に向こう側から壁ドンを受けるようにもなった
 ベッドがきしむ音を出したら上の部屋と横の部屋からほぼ同時にドンという重量音がしたことがあった
 また、ある日私が結構大きな声で殺してやると叫んだら、ドアの音や足音から102から201に人が移動するように感じた
 (一人でいることに不安になったのだろうか。彼女からしたら、壁を隔てても聞こえるような音量で殺してやると叫ぶような私は全く恐ろしい隣人だろうと思われる)
 なので102に住んでいる人物と監視者との間には何らかのつながりがあるのだろうと思った
 
 隣の部屋が誰の名義で契約されているか気になったので、集合ポストの中を覗き見た。名義は女性のようだった
 数日後(翌日だったかもしれない)、ドンドン隣の部屋から壁を叩く音が聞こえる
 そのさらに数日後(同じく翌日だったかもしれない)、建物に救急車が着て誰かが運ばれていったようだった
 救急隊員が体温の話をしていた。急患はコロナだったのかもしれない
 
 監視者のうちの一人が頭のおかしな人物が引っ越していった旨の仄めかしをする
 私はぼんやりと次のようなことを考えた
 隣人が自室を離れたのは病気による一時的なものではなく、長期間に及ぶものであり、
 その人物が自分に常軌を逸した行動をとるような異常者である、と見せかける意図がある、と
 
 自分はそれから風邪気味のような症状が続く
 具合が悪くなりながらも、集合ポストを確認する作業は続けていた。一度にすべての部屋のポストを覗き見ることもあった
 また、ごみから個人を特定する試みも行った。具体的には資源ごみとして出された段ボール箱に張られた、宅配便のシールから部屋番号と氏名の確認を行った(その際にどこからともなく「キチガイ」という声が聞こえた)
 
 しばらくすると嗅覚が鈍くなっていることに気づく
 コロナにかかるはずがないと考えていた
 散歩、買い物、自慰程度の外出しかしていない、3密は避けているつもりだ
 私はツイッターの仄めかしを思い出した
 102の人物が私にコロナを移したか、もしくは監視者が私にコロナを移しその罪を102の人物に擦り付けようとしたのでは、と考えた
 前者の可能性については、私に名前を憶えられたことで半永久的なリスクに晒されることになり、当面の間は引っ越さざるを得なくなった102の人物が、私に仕返しをしたと考えると合点がいく
 後者の可能性については、Zらが私の徘徊を抑えるために、私の体調を崩そうとしたと考えると合点がいった
 
 私は報復を考えた
 最初、キッチン用ポリ袋に自分の唾液を入れ、冷蔵庫で保管することを考えた。都合のいいタイミングでX社の関係者にウイルスをばらまけるように
 台所から袋を出そうとすると上の階から物音が聞こえる
 どうにかして私の意図を察しているのだろうか
 私は外にキッチン用ポリ袋を持ち出す行為の不自然さをごまかそうとした
 具体的には、台所にある他の道具を意味ありげに触って動かしてみたり、確かめてみたりするような行動をとった
 果たして、外出したのちに袋の中に唾液を吐きだした。しかし、人目と監視カメラの目を避けることの難しさを感じる
 どこからか見られているような気がするのだ。結局この方針は諦めることにした
 証拠隠滅のため唾液がついた袋は公衆トイレのシンクで洗い、袋自体は普通のゴミとして出す
 
 しかしながら、彼らに一矢報いてやるという気持ちは変わることはなかった
 201と202のポストのダイヤルに直接私の唾液をつけることにした
 ただし、郵便受けの辺りを監視できるカメラがどこかに仕掛けられている可能性はあった。私の犯罪行為の証拠をつかまれると困るので対策を講じる
 まずは監視カメラが仕掛けられている範囲を目視で絞り込む
 (もっとも、このじろじろ周辺を見渡す行為自体がかなり不審ではある)
 (また、このときは色々なものを透視できるカメラの存在を知らなかった。)
 結果、集合ポストを腹にしたときに左側となる方向にのみ、監視カメラが仕掛けられている可能性があると判断した
 私は集合ポストの左端に立ち、集合ポストに斜めに向き合って、なるべく手元を体で隠すようにしながらダイヤルに手で唾液を塗りたくることにした
 手元さえ見られなければ、仮に監視を受けていたとしても、私がいつものように郵便受けを物色しているのだなあとしか思われないだろう
 仮に手元がばれたとしても、ダイヤル錠の解読を試みているように解釈されれば大丈夫だと思っていた
 私が触った後のダイヤルが濡れていたり、私の手が濡れている様子が撮影されていたりしても、雨が降っている日に行えばさほど不自然ではないはずである
 確か最初の日は雨が降っていた
 散歩や買い物から部屋に戻る道中、掌に唾液をたらし、指先まで伸ばしてダイヤルを触る
 罪悪感はあまり感じなかった。彼らが新型コロナに感染する確度を上げるため、日を跨ぎながらそのような行為を2,3回行った
 
 行為の翌日に上の部屋からくしゃみが聞こえたときはうれしかった
 当時私は彼らがX社の従業員だと思っていた。彼らがX社に出社することでX社の従業員が次々と伝染病で苦しめばいいと考えていた
 このような日々を送っている中、迂闊にも布団の中でX社はコロナで云々、のような発言を行ってしまう

 後にyoutubeを利用しているとタイトルに「バイオテロ」の文字列が入る動画がサジェストされた

情報収集


某月某日
 私は同じ建物で自分の監視や嫌がらせを担当している人物たちの情報を集めたかった
 集合ポストから自分あての郵便物を回収しようとする人物を観察する
 どの部屋番号の郵便受けから回収しているのか直接見ることができなくとも、郵便物を回収されたポストは空かそれに近い状態になっているはずである
 集合ポストはダイヤル式であったが、ダイヤル錠を解く番号を知らなくても取り出し口を手で押して中身を確認することは可能だ
 姿形はインターホンのカメラ越しでもある程度観察できるので、ポストを開け閉めする音、階段を下りる音が聞こえたらインターホンのカメラを起動して張り付くという習慣が始まった
 
 ある日、201から人が外出するような気配がした
 後姿を確認すると男性のようだった
 また、音を観察していると彼は集合ポストから荷物を取る際にガサガサ音を立てることが多かった
 ある日、集合ポストからガサガサ音がするときに外に出る
 正面から姿形を確認すると、中年の男性のようだった
 私は201の男に報復を考えるようになっていた
 
 私は201の男がいつ外出するかをインターホンのカメラ越しに観察するようになる
 そんな時、不審な人物を見かける
 一見201の男に似ているが、違う人物だ。服装と背格好は似ているが、容姿は異なる
 また、彼はわざわざこちらに顔を見せるような挙動をしていた
 彼は201の男の身代わりであると私は考えた
 身代わりであるのであれば、相応の心得があるはずである
 私は彼を201の男であると誤認して攻撃すると、返り討ちに遭ってしまう可能性を考え、恐れた
 
 そうしているうちに、隣の102に男女二人組が出入りしていることを確認した
 男は険しい顔つきでいることが多かった。私は内心怯えた一方で、私を怯えさせるための演技にも感じられた
 また、女性の容姿が私の知る隣人のそれとは異なったので、不審に思った
 私は隣人が監視の輪に加わった上でこの女性に身代わりを依頼したか、もしくは監視者たちに部屋を明け渡したのだと考えた
 インターホンのカメラに張り付く習慣を継続していると、男のほうは度々姿を現すようになった
 階段の足音からして上の階に住んでいるようだ
 足音から男が部屋に戻るのを確認して、郵便受けのチェックを行うと202が空になっている
 男は202の住人のようだった

 ある日、201の男を再度見かける。髪を切っていた。私に攻撃されないように外見を変えようとしたのだろうか
 また、201の身代わりの人物はかつらをかぶった202の男だった可能性を疑った(なぜだかは忘れた)。 


音声送信


某月某日
 上階から聞こえる騒音は激しくなっていった
 
 ズリズリ、といった何かを引きずるような音は数十秒続く
 この音は一日に何度も聞こえるようになる
 時間が経過するにつれこの騒音の頻度は増えていき、最終的には一日に10回以上聞こえるようになる
 睡眠しようとベッドに向かった際や、起床後数分~十数分したタイミングで音を送られることが多かった
 監視者が私と同じような生活リズムを送っているということを主張したかったのだろうか
 
 
 また、カチカチといったスイッチ音が頻繁に聞こえるようになった
 そしてこれはポツポツといった雨の音に移行するようになる
 
 私の部屋はもとから雨が降るとうるさかった
 騒音の発生源としては私の部屋の出窓と、上の階のベランダである
 まず出窓から聞こえだし、後から上の階のベランダで聞こえだすということが多かった
 また、出窓の方が上の階のベランダよりもうるさかった
 
 カチカチ、ポツポツの音質やタイミングについては以下のような変化を辿って行った
 
 1.雨が降り出すと、雨がポツポツ鳴る音に合わせてカチカチといったスイッチ音を、上の階のベランダから聞こえるように鳴らす
  ポツポツ、カチカチは容易に判別することができた

 2.雨が降り出すと、雨がポツポツ鳴る音に合わせてポツポツとカチカチの中間の音を、上の階のベランダから聞こえるように鳴らす
  自然の音と、悪意を持って鳴らす騒音との判別をしづらくなった
  出窓で雨が鳴り出す前に上の階のベランダから鳴り出すことがあったときは、
  私は経験則から、それを人工的な騒音であるということを見抜くことが出来た

 3.雨が降り出すと、ポツポツといった雨の音を、私の部屋の出窓から聞こえるように鳴らす
  私が元から出窓の方から聞こえる騒音の方を気にしているということを何らかの方法で知り、実行に移したと思われる
  私の部屋において、自然に発生する騒音を測定して大きさを比較したのだろうか
  音自体は今まで私が聞いてきた自然な雨の音に似ていた。しかし、私は作為を見抜くことができた
  雨が降り出してから出窓からポツポツ聞こえるまでには、本来時間を要した。上の階の出窓が雨で滴って、零れ落ちるまでの間である
  ある日、出窓からの雨音が鳴り出すタイミングがあまりにも早すぎることを不審に思い、私は実際に出窓の天蓋が濡れているかどうか見に行った
  濡れていなかったので、人工的な音であることを知ることができた
  この騒音は寝ていても目を覚ます程度にはうるさい
  真夜中に騒音を送ってこられて睡眠妨害を受けることが数回あった

 4.雨が降っていなくても、ポツポツといった雨の音を、私の部屋の出窓から聞こえるように鳴らす
  3.を私に看破されたので開き直ったのだろうか
  ズリズリと同様に純粋に嫌がらせのための騒音として利用してくるようになった

 5.外出中やもポツポツといった雨の音を、私の近くの建物の屋根などから聞こえるように鳴らす
  私の出窓に細工をしているのではなく指向性スピーカーを用いているのだなと考えた

 上の階から洗濯機の音が頻繁に聞こえるようになる
 ポツポツや鼾とは異なり、なんでもないようなタイミングでも送られてくることが多かった
 一日に10回以上聞こえることがあった
 ポツポツほどではないがまあまあうるさかった
 私が深夜に目を覚ましたときにこの音が聞こえてくることが度々あった

深夜徘徊


某月某日
 深夜徘徊でX社、Z宅の周りもうろつくようになる
 また、買い物をする際にX社、Z宅に近いスーパーを使うようになった
 
 なお、この時点ではまだZ宅がどのあたりにあるのか知らなかった
 ある範囲をうろうろしたときに限り、私に対して「キモ」などと言う人物が現れる
 また、そのときにtwitterでの仄めかしが激しくなる
 私はこのことから、計画を首謀している人物がその範囲に住んでいることを予想する
 別の手法でZの在処を絞ってみると、その範囲にZが住んでいるようだった
 以前からZが私を追い詰めることを首謀している疑惑が頭にはあったが、疑惑が確信に変わる
 
 当初私は自慰をするために監視網から逃れる必要があった。街や公園をうろついた後、適当な便所を見つけて自慰に使っていた
 その延長線上で徘徊も長時間に及ぶようになる
 
 イライラが募るとX社、Z宅に近い公園の中をぐるぐる歩き回るようになる

監視への対抗策


某月某日
 監視のコストを増やすために不規則な生活を送るようになる
 他人に不安や、それを解消するための出費をもたらすには、制御不能性や不確定性のような要素を増やすことが重要である
 特に私が深夜に行動しうることにより、以下の効果を狙った
 ・監視が24時間体制となることで、工数が増える。工数の増加は経済的損失に繋がる
 ・Zをはじめ私の行動圏内に住む監視者に、寝ているときに私が自宅に押しかけてくるかもしれないという不安が生じうる

統合失調症


某月某日
 複数の監視者がtwitterで統合失調症というワードを用いる
 別段悪意は感じなかった
 私が自身を統合失調症だと思うように誘導しているのか

監視下での性処理


某月某日
 自慰について
 家で致すことができないので、外で致す
 基本的には駅や公園、コンビニ、商業ビルの便所を利用した
 トイレに何か仕掛けられているのではと考えて野外で致したこともあった

 自宅で自慰をすることができないことから、自慰の頻度は減少した
 何度か夢精をした
 ある時は台所で水を飲み、股間にこぼしたことにしてごまかそうとした
 また、じっと布団の中で我慢したこともあった
 そのようにしていても、ばれてしまい上の階から「臭い」と聞こえてくることがあった
 屈辱の極みである

ツイッターと扇動


某月某日
 私はツイッターの閲覧を再開していた。もはや自分の端末が情報窃盗に会っている可能性は気に留めていなかった
 そうすると、私が観察している人物がアカウントを消したり、仄めかしのようなことを行うようになる
 
 私は、例えば次のような情報が彼らにもたらされていると考えた
 「(私)は自分が危害を加える予定のある人物を観察している
 あなた方は今(私)に観察をされている。なのでこれから(私)に何かされるかもしれない。」
 私はこれを扇動ととらえた
 私の人生を大きく変えてしまった人物たちを差し置きながら、ただ単にツイートの観察対象だという理由で、私が攻撃対象として彼らを選んでしまうという話は不自然だ
 彼らが私に対して仄めかしをするように仕向け、それを見た私が彼らに対して実際に憎しみを抱くように誘導しているのだろうと考えた
 私と新しい監視者たちが憎みあうことにより、従来の監視者たちには利益が生まれると考えた
 私が新しい監視者らに対して、憎悪やそれに起因する行動のリソースを割くことにより、従来の監視者たちの身の安全は確保されやすくなるだろう
 また、第三者の安全確保という名目で、私のことを監視する大義名分も増強できるだろう
 
 私は彼らを興味本位で見ているだけだった。妙な誤解を与えたくなかったので、対策を講じることにした
 私は通常「死ね」などの独り言を吐くことが多かったが、ツイートを見る前後は意図的に黙っているようにした
 自分の怒りとツイッターの観察行為との間には因果関係がないということを示したかったのだ

はじめに


・この日記は本来の日記の一部を抽出したものです
 特定を避けるために、一部の出来事について断片的な記述を行うのみに留めています
 なので、読んでいて「これはどういうことか」「なぜこのように言えるのか」というような疑問が生じてしまう文章になっていますが、ご容赦ください
 例えば「X社は何だ」「Zとは誰か」「仄めかしとはどういった内容か」「私がなぜ窃盗の容疑をかけられているのか」といった疑問を持たれることは想定していますが、今は詳細を記述しません
・日記は現在も推敲中です
・他の記事の内容は全て数か月前の出来事についての記録です
・私は現在、監視を行う人物を身体的に加害する計画を立てていません
・しかし、騒音はこれを書いている現在も発生しています。私は彼らを恐れています。彼らも私の行動を警戒していると思います

私について
・ある集合住宅の一角に住んでいる
・ある集団に監視や嫌がらせを受けている