よしの満開日和 -テレ玉アナウンサー 塩原 桜のブログ-

アナウンサーブログ

2020.12.07

先月26日のニュース545では「社会とつながるデイサービス」について特集でお伝えしました。

全国的に進む高齢化。今まで若い県といわれてきた埼玉県も例外ではありません。

県内の高齢者は年々増加傾向にあり、2015年には4人に1人高齢者という状況です。

また、高齢者のみで暮らす世帯も多くなっています。

今回の特集ではこうした高齢化の中、高齢者たちにもいきいきと過ごしてもらうために上尾市のデイサービスが始めた取り組みをお伝えしました。

 

上尾市にあるお弁当屋さん「彩りスマイル・キッチン」では近くのデイサービス「アクティブキッチン一歩」の利用者がボランティアで働いています。

 

利用者のみなさんは、店のスタッフが見守る中で野菜の下ごしらえをしたり、お弁当を見本通り詰めたり、洗い物をしたり……テキパキと役割をこなしていました。
なんと、100歳を超える女性も元気にお弁当作り!

 

取材中も、楽しそうな様子と、利用者のみなさんの元気さが伝わってきました!

ボランティアを通して、「家族との会話が増えた」「症状が改善した」など本人や家族からも喜びの声が届いているそうです。

高齢者同士だけでなく店のスタッフやお客さんとの会話などを楽しむことで地域社会とつながっているんですね。

 

このほかにも併設された保育園「みんないっしょのいっぽ」の園児と施設の利用者が一緒に生活をするデイサービスもあります。

 

利用者たちは園児が登園してから帰るまで、遊んだり、食事をしたりとほとんどの時間を一緒に過ごしています。

 

利用者の中には保育士として働いた経験がある女性もいて、みなさん、子どもたちの寝かしつけや、後片付け、おもちゃの消毒作業も慣れた手つきでした。

 

高齢者も障碍者も、大人も子どもも、生きがいや役割をもって暮らしてほしいという思いで生まれたデイサービス。

高齢化が進む中で、どのように暮らしていくか、そして老後をどのように過ごしていくかを考えるのが楽しみになる取り組みでした。

 

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https://youtu.be/rS39uJtPrGU