大ヒットジブリ映画『千と千尋の神隠し』にはたくさん見どころがありますが、その分疑問もたくさんあります。
たとえば、最後のシーンで、千尋は豚の中に両親がいないことを見抜きますが、なぜいないとわかったのでしょうか?
千尋がたくさんの豚の中に両親がいないと見抜いた理由について考察しました!
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千尋が両親が豚の中にいないとなぜ見抜いた?理由は?
そもそも、千尋は当初豚になった両親を探しに豚小屋に行ったりしましたが、結局その時は自分の両親がいるのかどうか、どの豚なのか、など全然見分けがつかずわかりませんでした。
しかし、湯婆婆が用意した豚たちのなかですぐに「ここにはいない」と即答するのです。そして「大当たり~」と言われ、見事、油屋の世界を抜け出すことに成功するのですよね。さて、なぜすぐに両親がいないと見抜いたのか、考察していくつか考えられる説をあげて見ます。
考察①銭婆の髪留めの魔力
まず、1つ目に考えられるのは、
銭婆が千尋に与えた髪留めが
現実の世界に戻れるようにあらゆる方法で手助けした
という説です。
本作『千と千尋の神隠し』では、銭婆のところに尋ねた、千尋と坊とカオナシは、現代の若者の特徴を表していると一部では言われています。一方で、彼らを迎え入れた銭婆は、達観した大人の役割です。
銭婆が千尋たちを成長に導いたとしたら、髪留めに込められた魔力で千尋が両親を見抜けるように助けたとも考えられます。
千尋が最後の橋を渡った後、絶対に振り返っていけないとハクに言われたのに振り返りそうになるシーンがありますが、そこで銭婆がくれた髪留めが光って、千尋が思いとどまります。元の世界に戻れるように、銭婆が魔力があらゆる場面で守ってくれたのかもしれませんね。
考察②千尋が食べた苦団子の魔力
千尋が油屋で働き始めてすぐのころ、川の神様を献身的にもてなして、川の神様から苦団子をもらっていましたね。
この苦団子の半分はカオナシに与えて、カオナシが飲み込んだ人たちを吐き出させて元の姿に戻しました。またもう半分は瀕死状態のハクに与えて、悪さをしていた呪いを吐き出させて治癒させました。つまり、この苦団子にはとても大きな魔力があるのです。
そして、千尋はこの苦団子をもらってすぐに少しかじっていましたね。
千尋がかじった苦団子が作用して
千尋に両親を見分ける力を与えた
とも考えられるのです。
どのように作用したのかはよくわかりませんが、銭婆の髪留めと同じように、ものごとがうまくいくように魔力が働いたのでしょう。
考察③千尋が油屋での経験で成長した
本作は、頼りなくてどこか無気力の若者を象徴した千尋の成長物語でもあります。当初は、挨拶もできず鈍くさいだけの女の子ですが、湯婆婆のもとで働いたり、銭婆のもとを尋ねたり、さまざまな経験を通して、どんどん積極的、能動的に動けるようになります。
宮崎駿監督も、本作については、「10歳の症状が世の中ともいうべき中へ投げ込まれ、修行し、友愛と献身を学び、知恵を発揮して生還する物語」と言っているようです。
そんな千尋が物語終盤で、そこに至るまでに
身につけた行動力や判断力を活かすことができれば、
わりと簡単に両親がいるかどうかは見抜けるようになっていた
のかもしれません。
それはともすると、「生きる力」とも言えますね。やっと自分の足で立つことができるようになり、自分で大切なものを見極める力がついたのでしょう。
考察④特に明確な理由はない
4つ目の考察は、
特に明確な理由、深い理由はない
という説です。こういってしまうと元も子もないですが…宮崎駿監督が、千尋が両親を見分けることができたシーンについて、次のように話しています。
最後の豚の集団を見て、千尋がお父さんとお母さんがそこにいないとなぜわかったのか説明していない。理論としておかしいと、説明を求めるタイプの人たちがいる。でも、僕はそういうのを大事だと思っていないから。
これだけ経験を経てきた千尋は両親がいないことがわかる。なぜわかるか、でもわかるのが人生ですよ。それしかないんですよ。
そんなにここが欠けていて、あそこが欠けていてって、指摘ができるなら、観客が自分で埋めればいいんだから。
僕はそんなところに無駄な時間を費やしたくないんですよ。
つまり、宮崎監督はあえて意味を与えていないと思われます。それは、
観客が自分の考えで自分で埋めればいい
という意図ですね。あえて、劇中で説明していない、ということです。観た人の想像にお任せ、ですね♪
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まとめ
大ヒットジブリ映画『千と千尋の神隠し』で、千尋がなぜ最後の豚の中から両親がいないと見抜けたのか、その理由について考察してきました。考えられる説として、
- 銭婆の髪留めの魔力が作用したから
- 川の神からもらった苦団子が作用したから
- 千尋が成長したから
- 特に明確な理由はなし
というのがありましたね。
『千と千尋の神隠し』以降のジブリ映画作品については特に、観客自身が欠けている部分を埋めていくものが多いように思います。観たときに感じたことを素直に受け止めるだけでいいのかもしれませんね♪