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●第五話 『武家の守護神Ⅰ 源氏』
      8月28日(土)21:00~21:55放送 / 9月4日(土)21:00~21:55再放送

 中世、武士が台頭してくると、武士団を作り上げる中で、その精神的な結びつきの象徴としての氏神「守護神」が特定されるようになります。 武士の始まりとされる源氏、その守護神としてまつられたのが「八幡神」でした。 八幡神は、第15代応神天皇の御神霊とされる神さまになります。 鎌倉幕府初代将軍・源頼朝が創建した、神奈川県鎌倉市に鎮座する「鶴岡八幡宮」を訪ね、源氏の守護神の成り立ちを紐解きます。
 

 鎌倉の中心に八幡神を据えて、武士の町を作った頼朝、そこに込められた思い・願いを、鶴岡八幡宮神職の話、そして、神社宝物殿に残る品々から考えます。 また、鶴岡八幡宮のある相模国、現在の神奈川県の古くから信仰は、どのようなものだったのでしょうか。 鎌倉時代、寒川神社にも、源氏の強い願いが祈願されていました。 源氏の守護神として確立されていく八幡神、その信仰の成り立ちと変容をたどります。

 
[出演]
 白洲 信哉(文筆家)
 阿久津 卓也(鶴岡八幡宮 権禰宜)
 小野 俊之(寒川神社 権禰宜)
 岡野 友彦(皇學館大学文学部長国史学科教授)
 千種 清美(皇學館大学非常勤講師/番組脚本担当)
[ナレーション]
 向 ますみ