2021
テレビ熊本ドキュメンタリードラマ
宇良田唯は幼いころから勉学に励む向上心のある女性だったと言われています。医師になることを熱望していた唯は、猛勉強を続けわずか1年半で医術開業試験に合格します。その後、独学でドイツ語を学びドイツ・マールブルク大学に留学。日本女性初の西洋女医すなわちドクトル・メディツィーネの称号を得ることになります。帰国後は中国に渡り医院を開業し、貧富を問わず20年以上にわたり病に苦しむ人々を助けます。その世界を股にかけて活躍した宇良田唯の人生は決して順風満帆ではなく、女性の地位が低いとされた時代にその立場に悩み、また支えてくれた父、夫を相次いで亡くす波乱に満ちた人生でした。番組では日本の女医の開拓者のひとりでもあった宇良田唯の生きざまを描くことで、「人がどう生きるべきか」を今の時代に投げかけます。
■脚本:樋口徹■総合プロデュース:伊藤典昭(テレビ熊本)■プロデューサー:山本健太(テレビ熊本)/小林和紘(FCC)■総合演出:松田竜介(テレビ熊本)■制作会社:テレビ熊本
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松下由樹(宇良田唯・旅人(2役))/中村里帆(若い頃の宇良田唯)/桑路ススム(中村小三郎)/甲斐まり恵(濱﨑美枝)/西ノ園達大(中村常三郎)/佐々木晴花(竹井キゲヨ)/米村秀人(保七・青年(2役))/渡辺裕之(宇良田玄彰)/ナレーション:尾谷いずみ(テレビ熊本アナウンサー)