「西城秀樹伝説」輝き増す…ファンもメディアも愛した“レジェンド”の偉大な功績

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 きっかけは、ロッド・スチュワートがスプリームスのシングル「キープ・ミー・ハンギン・オン」を自曲のように歌っているのをライブで見たこと。「こんなすてきな遊びをどうして日本ではしないんだろう」とはじめ、ヒデキのカバーを聴いて洋楽を知った者が相次いだ。洋楽の伝道者でもあったわけだ。

「そこで重視していたのが、誰をカバーするにしても、真似することなく、自分のスタイルで歌うことだったそうです。今では普通にやられていることが、ヒデキさんの開拓したものだったりする。驚くべき先見性であるとともに、ワールドワイドな歌唱・表現力があった稀有な存在なのです」(加藤氏)

 日本の音楽シーンにこれだけのレジェンド歌手がいたのである。昭和世代なら胸を張りたくなるだろう。

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