岡山市の建設会社で、ベトナム人技能実習生の男性が暴行を受けたと訴えていた問題で、出入国在留管理庁と厚生労働省は18日、暴行など人権を侵害する行為があったとして、建設会社の技能実習計画の認定を取り消しました。
この問題は、2019年に来日し岡山市の建設会社で働いていたベトナム人技能実習生の男性が、約2年に渡り複数の日本人従業員から暴行や暴言を受けたと訴えていたものです。
入管庁と厚労省は18日男性への暴行など人権を著しく侵害する行為を行ったとして、岡山市南区の建設会社、シックスクリエイトに対して、技能実習計画の認定を取り消し、今後5年間、技能実習生の受け入れ停止の処分にしました。
シックスクリエイトの代理人はOHKの取材に対し、「事実関係を認めてすでに本人に謝罪している。補償のために示談交渉中」としています。
入管庁は引き続き実習生を管理する団体にも問題がなかったか調査する方針です。