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スポーツ強豪の私立高で生徒が大麻、副校長ら警察に届け出ず隠蔽
大阪市天王寺区の私立興国高校の校内で生徒が大麻を吸引したのを見つけて没収したのに、警察に届け出ずに隠したとして、大阪府警は18日、副校長(70)と、生徒指導部長だった教諭(45)を大麻取締法違反(所持)と証拠隠滅容疑で、それぞれ書類送検した。2人は容疑を認め、副校長は「学校の評判が下がると思って隠した」と供述しているという。
捜査関係者によると、2人は昨年10月上旬、3年の男子生徒が校内のトイレで、大麻リキッドと呼ばれる液体大麻(約0・4グラム)を電子たばこで吸引しているのを見つけて没収したのに、12月下旬まで副校長室などに隠し持っていた疑い。
ホームページによると、同校は1926年に興国商業学校として設立され、61年に現在の校名に変更した男子校。サッカー・Jリーグの有名選手を多く輩出している。68年夏には野球部が全国高校野球選手権大会で優勝した。
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