Google Ads API への移行をサポートするための RMF の削減について
Google Ads API v9 以降では、Google Ads API を使う際の必要機能の要件(RMF)を大幅に削減しています。これは、2022 年 4 月 27 日の AdWords API の提供終了の前に新しい API への移行を推進しつつ、エンジニアリング チームの負荷を減らすための方策です。AdWords API の要件は変わりません。
影響されるツールは以下のとおりです。
- フルサービス
- ショッピング専用、スマート ショッピング専用、ホテル専用、アプリ プロモーション専用の API ツール
- キャンペーンの作成や管理機能を提供する特殊目的ツール
- レポーティング専用ツール
厳密な内容については、Google Ads API の更新版の必要機能の要件をご覧ください。
以下の機能は変更されず、今後も必須となります。
アイテム番号 | 機能 |
---|---|
C.10 | キャンペーンの作成 |
C.96 | 入札オプションの設定 : 目標コンバージョン単価(ポートフォリオと標準) |
C.97 | 入札オプションの設定 : 目標広告費用対効果(ポートフォリオと標準) |
C.98 | 入札オプションの設定 : コンバージョン数の最大化(標準) |
C.120 | 予算の設定 |
C.260 | キーワードの追加 |
C.300 | キーワードのマッチタイプの設定 |
M.96 | 入札オプションの編集 : 目標コンバージョン単価(ポートフォリオと標準) |
M.97 | 入札オプションの編集 : 目標広告費用対効果(ポートフォリオと標準) |
M.98 | 入札オプションの編集 : コンバージョン数の最大化(標準) |
M.110 | キャンペーンの一時停止 / 有効化 / 削除 |
M.130 | 広告の一時停止 / 有効化 / 削除 |
M.140 | キーワードの一時停止 / 有効化 / 削除 |
R.40 | 広告グループ広告 |
R.50 | キーワード ビュー |
R.70 | 検索キーワード ビュー |
R.130 | 入札戦略 |
以下の機能が必須である点は変わりませんが、簡素化またはスコープの縮小が行われています。
アイテム番号 | 機能 | 変更 |
---|---|---|
C.20 | 地域ターゲッティングの有効化 | 必須。ユーザーベースに 1 つの国のみが関連する場合、ユーザーへの公開は任意。 |
C.30 | 言語ターゲッティングの有効化 | 必須。ユーザーベースに 1 つの言語のみが関連する場合、ユーザーへの公開は任意。 |
C.65 | ウェブサイト / 通話コンバージョンの作成とコード スニペットの生成 | 少なくとも 1 種類のコンバージョン トラッキングが必須。 |
C.75 | コールアウト表示オプション | アカウント レベルのみ必須。 |
C.80 | コールアウト表示オプション | アカウント レベルのみ必須。 |
C.190 | 広告グループの作成 | 任意 : 複数の広告グループを作成する機能。 |
C.270 | 広告グループ除外キーワードの追加 | 広告グループレベルからキャンペーン レベルに変更。 |
M.10 | キャンペーン設定の編集 | 作成時に必須の設定のみが変更時に必須(例 : C.50 は必須でなくなるので、編集時に NetworkSettings は必須でなくなる)。 |
R.10 | 顧客 | 1 つのキャンペーンを実施する場合のみ任意。 |
R.20 | キャンペーン | segments.ad_network_type と segments.device の要件を削除。 |
R.100 | 動的検索広告検索キーワード ビュー | 動的検索広告を実装する場合のみ必須。 |
以下の機能は必須ではなくなります。デベロッパーは(すでに提供が終了しているものは除き)これらの機能を使い続けても構いませんが、Google Ads API の利用規約に準拠する上で必須ではなくなります。すでに提供が終了しているものは除き、これらの機能はすべて任意と見なされます。
ショッピング専用機能(* 印)は、ショッピング専用ツールに必須である点は変わりませんが、フルサービスのツールには必須ではなくなっています。
アイテム番号 | 機能 |
---|---|
C.14 | モバイル プラットフォームの入札単価調整の設定 |
C.15 | タブレットとパソコン プラットフォームの入札単価調整の設定 |
C.21 | 距離ターゲッティングの有効化 |
C.25 | 地域入札単価調整の設定 |
C.41 | 拡張動的検索広告の設定 |
C.42 | キャンペーン DSA 設定の設定 |
C.50 | ネットワークのオプトイン / オプトアウト |
C.70 | 住所表示オプション |
C.72 | アプリリンク表示オプション |
C.90 | 入札オプションの設定 : 個別クリック単価 |
C.95 | 入札オプションの設定 : 拡張クリック単価 |
C.101 | 入札オプションの設定 : クリック数の最大化(ポートフォリオ) |
C.140 | 配信方法の設定 |
C.191 | 広告グループ上限クリック単価入札の設定 |
C.192 | 広告グループ上限コンバージョン単価の設定 |
C.193 | 広告グループ目標広告費用対効果の設定 |
C.200 | 拡張テキスト広告の追加 |
C.290 | キーワード上限クリック単価の設定 |
C.311 | キーワード最終ページ URL の設定 |
C.320 | アカウントレベル トラッキング テンプレート |
C.321 | キャンペーンレベル トラッキング テンプレート |
C.325 | キャンペーンレベル カスタム パラメータ |
C.326 | 広告グループレベル カスタム パラメータ |
C.328 | アカウントレベル最終ページ URL サフィックス |
C.329 | キャンペーンレベル最終ページ URL サフィックス |
C.500 | ショッピング キャンペーンの作成 * |
C.505 | 販売者識別子の設定 * |
C.506 | 販売国の設定 * |
C.510 | 商品フィルタの設定 * |
C.520 | 商品広告の作成 * |
C.525 | 最初の(ルート)商品パーティションの追加 * |
C.530 | ローカル在庫広告 * |
C.610 | 電話専用広告 |
C.700 | ユーザーリストを対象とする / 除外した広告グループ / キャンペーン条件の作成 |
C.710 | 検索ネットワーク キャンペーンと広告グループでのユーザーリストをターゲットとする入札単価調整の設定 |
M.15 | モバイル、タブレット、パソコン プラットフォームの入札単価調整の編集 |
M.20 | 広告グループ設定の編集(作成機能での広告グループに関連するすべての必須設定) |
M.25 | 地域入札単価調整の編集 |
M.35 | 広告のローテーションの有効化 |
M.40 | キーワード上限クリック単価の編集 |
M.100 | 拡張テキスト広告の編集 |
M.101 | 入札オプションの編集 : クリック数の最大化(標準) |
M.120 | 広告グループの一時停止 / 有効化 / 削除 |
M.150 | 商品フィルタの編集 * |
M.160 | 分類(商品パーティションの追加)* |
M.170 | 商品パーティションの削除 * |
M.180 | 商品パーティションの上限クリック単価の編集 * |
M.190 | 商品パーティションの除外(委譲)* |
M.320 | 作成機能のすべてのトラッキング テンプレートの管理 |
M.325 | 作成機能のすべてのカスタム パラメータの管理 |
M.328 | 作成機能のすべての最終ページ URL サフィックスの管理 |
M.700 | ユーザーリストを対象とする / 除外した広告グループ / キャンペーン条件の編集 |
M.710 | 検索ネットワーク キャンペーンと広告グループでのユーザーリストをターゲットとする入札単価調整の編集 |
R.30 | 広告グループ |
R.80 | 地域ビュー |
R.110 | ショッピング パフォーマンス ビュー * |
R.120 | 商品グループ ビュー * |
R.150 | キャンペーン オーディエンス ビュー 広告グループ オーディエンス ビュー |
* フルサービス ツールでは、これらの機能は必須ではありません。ショッピング専用 RMF ツールでは、今後もこれらの機能を実装する必要があります。
RMF に関して具体的な質問がある方は、Google Ads API コンプライアンス チームにお問い合わせください。
API について、ご質問やさらにサポートが必要なことがありましたら、フォーラムからご連絡ください。