みなさん、コロナウィルスのワクチン接種はおすみですか?昨日、東京都の足立区では、予約なし、足立区在住以外の人でも受け付けるようになりました。
打つ打たないは、個人の自由ですが私は打つ派。2回目も無事終了しました。2回目は、経験したことのない高熱(39度台)が出て一日中苦しみました。
半年前は、日本のワクチン接種率が低いと大騒ぎでした。オリンピックの前だったので、当然ですよね。その時、思いました。欧米で見るようなドライブスルー方式や公園や体育館、学校で一斉にすればあっという間に終わるのに・・・と。そこが、律儀な日本人。ワクチン一本打つのにとっても「丁寧」だったのです。
まず、入り口で手の消毒と検温。接種券を見せて一人係りの人が、「こちらです」と手を差し伸べます。手の指をきちんと揃えて平手を上に進む方向へ突き出す・・・。エディ・マーフィー主演のコメディ映画――『星の王子ニューヨークへ行く』でお世話係が王子の行く先にバラの花弁をまくような、そんな仕草にも思えます。
ちょっと気分が良くなってきました。
次に、机でアンケートを記入し、係りの人が「こちらです」と手を差し伸べます。また、です。「執事、ご苦労さま」。気持ちは、少しVIP気分。レッド・カーペットは敷いていないけれど。
その次に、椅子が並べられた広い体育館の入り口で「こちらです」とまた手を差し伸べ誘導されます。「うん、苦しゅうない」。自分の順番まで椅子で待機。パイプ椅子がフカフカのソファーに思えます。
その後、またまた「こちらです」と、パーテーションの横へ誘導され、いよいよ最終段階の直前。「この先には大ご馳走かしら?」。ワクワク。
そして、最後に「こちらです」とうやうやしくゴールへ。接種場所には、お医者さんと看護師さん。ご馳走は待ってはいませんでした・・・・。その代わり、チクッと。
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ちょっとふざけたようなネーミング、ぷにぷに電機。謎の女性です。たまたま知ったこの曲。陳腐な言葉ですがグルーヴ感があっていいです。バークリー音楽大学でもともとジャズをやっていたとか・・・。雰囲気のある女性です。
punipunidenki
ずるくない?(feat. Kan Sano)/ punipunidenki
ずるくない?(feat. Kan Sano)/ぷにぷに電機
ぷにぷに電機とKan Sanoのコラボ曲。ぷにぷに電機は、グループ名、ユニット名ではなく謎の女性一人の名称。インターネット発のSSW、プロデューサー。ジャズ、ボッサ、ラテンをベースにした電子音を駆使した楽曲は、海外でも評価が高い。Kan Sano(1983年~)は、日本のギーボーディスト、音楽プロデューサー。
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接種が終わってから出口まで、「こちらです」と手を差し伸べられること数回。体育館は広いので、進む方向の所々に執事の方たちがいます。締めは、接種後の待機所へ誘導され、10分待って外へ出ました。お土産のウチワとともに。
何度「こちらです」と手を差し伸べられたか・・・。こんな経験あまりないかも。当然ですが、VIPではないので。あまりに丁寧にされたので、こちらも恐縮です。一流ホテルだったらきっとホテルマンにこんな風に誘導されるのかしら?
よくよく考えると、ご丁寧な執事の方たちは、市の職員さんとか保健所の方たちですよね。日ごろの業務とは打って変わってご丁寧すぎます。(失礼!)
もし、全員同じ制服を着たなら、りっぱなサービス業としてやっていけそうです。でも・・・ちょっと待った!執事の方たちのお給料は、私たちの血税も含まれているのです。それでしたら、接種の時のうやうやしさを通常の業務でも続けて欲しい、と少しだけ思った気の弱い小市民です。
選挙は、近いですね。
今日もお読みくださりありがとうございました。