神奈川県警が取り扱った遺体の搬送を巡り、遺族に葬祭会社を紹介する見返りに、会社側から現金や金券を受け取ったとして受託収賄罪に問われた元警部補の加藤聖被告(48)は15日、横浜地裁の初公判で起訴内容を認め、「私の知る限り(県警の)ほぼ全ての警察署で金券を受け取っていた」と述べた。
検察側は懲役2年6月を求刑。弁護側は県警の悪習が被告の意識を鈍らせたとして執行猶予付き判決を求め、即日結審した。判決は3月15日。
加藤被告は被告人質問で、ほぼ全ての警察署がビール券を受け取っていたなどと証言した。
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