取引業者から受け取ったリベートなど計約1億1800万円を税務申告せず、計約5200万円を脱税したとして所得税法違反の罪に問われた日本大学前理事長の田中英寿被告(75)は15日、東京地裁の初公判で起訴内容を認めた。被告人質問では「事件を起こしたことは申し訳なく、反省している」と謝罪した。
元理事の背任事件で日大などが家宅捜索を受けた21年9月以降、田中被告による公の場での発言は初めて。
検察側の冒頭陳述によると、被告は妻が経営するちゃんこ料理店などで、元理事井ノ口忠男被告(64)=背任罪で起訴=らから、妻を介するなどして現金を受け取り、自宅に保管していた。
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