東京都議選期間中などに無免許運転を繰り返したとして、道交法違反の罪で在宅起訴され、議員辞職した元都議木下富美子被告(55)に東京地裁は15日、「条例制定に携わる都議として、法令をより順守すべき立場であった。責任は重い」とし、懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)の判決を言い渡した。
平出喜一裁判官は判決理由で、4年弱の間に計12回の交通違反をし、4回の免許停止処分を受けた点を挙げ「道交法の規範意識に問題がある」と指摘。社会的非難を受けて都議を辞職したことなどを考慮し、執行猶予を付けた。
木下被告は公判で起訴内容を認め、弁護側は寛大な処分を求めていた。
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