[掲示板に戻る]
レス送信モード
E-mail
コメント[トップページへ][DL]
削除キー(記事の削除用。英数字で8文字以内)
  • 添付可能:GIF,JPG,PNG,WEBM,MP4. 3000KBまで. 現在4428人くらいが見てます.
  • スレッドを立てた人がレスを削除してスレッド内のみアク禁にできます.
  • メール欄に「id表示」と入れてスレッドを立てるとid表示にできます.
  • 削除依頼が閾値を超えるとidを表示します.
  • 政治はだめ. 同人関連のアップロード依頼はだめ.
  • 1スレッド最大1000レス,最低1時間保持.
  • 管理人への連絡は準備板 ご意見へ. 削除依頼は記事番号を押しdelを押して下さい.
  • スマホ・携帯ふたば入口 この板の保存数は20000件です. 規約
  • 新しい板: ホロライブ
fu802734.txt


画像ファイル名:1644760857669.jpg-(261200 B)
261200 B22/02/13(日)23:00:57No.896988524+ 00:01頃消えます
やあアンタか、久し振りだな。ん?ここ最近見なかったがどうしたのかって?あぁ、実はなかなか重い風邪引いてしまってな。しばらく寝込んでたんだよ。今?今はすっかり元気さ。いじらしい看護のお陰でな。

詳しく話聞かせろって?またかよ、アンタ面白がってるだろ。まぁ完治祝いにコーヒーでも奢ってくれたらいいぜ。このところ粥しか口にしてなかったからな。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
削除された記事が3件あります.見る
122/02/13(日)23:01:25No.896988716+
「っ、ゲホッ、ごほっ」

トレーナー室のソファでいつも通り担当バの温もりと重みを膝で感じながら書類作業をしていた時に不意に出た咳。

「おい、唾飛ばすんじゃねぇぞ」
「あ、ごめん」

下を向けば持っているスマホから目を外して此方を睨み上げる彼女。その眼光は人1人くらいなら射殺せそうなものだが、慣れた身からすれば軽いジャブみたいなものだ。

「ん、ん゛っ。乾燥してるのかなぁ」
「そんな乾燥してねぇだろ」

テーブルの上の湿温度計は正常値。トレセンの空調設備は優秀で湿度管理もしっかりしている。真冬でも真夏でも室内は快適だ。
222/02/13(日)23:01:52No.896988887+
「じゃあ何だ、う、ゴホッ、ゴホッ!」
「あっぶね!テメェこの!」
「おぐっ!?」

喋ってる途中で迫り上がってきた咳に咄嗟に横を向いた。手で押さえたし唾は飛んでない筈だが、膝の上のお嬢様は気に食わなかった様で横っ腹に1発貰う。酷い。

「いたた……風邪でも引いたかなぁ」
「風邪ぇ?んだよ、だらしねぇ」

そう言って彼女は身体を起こし此方に向き直ると。

「デコ貸しな」
「え、なに……!?」

俺の後頭部をむんずと掴んで引き寄せると俺の額に向かって頭突き、ではなく、優しくぴとりと自身のおでこをくっ付けた。
322/02/13(日)23:02:12No.896989033+
視界いっぱいに迫る彼女の顔。鼻にかかる彼女の吐息。きめ細やかで滑らかな肌。ナチュラルにほんのりと朱が差す頬。ぱっちりとした二重まぶたに生える栗毛色のまつ毛は蛍光灯の光を反射して煌めき、その奥には大きくて吸い込まれそうなブラウンの瞳。
ふと気付く。いつも強引に組み敷かれて首筋に噛み付かれ、彼女に好きな様に蹂躙されるがままだったのだが、ここまで彼女の顔に近付いたのは初めてだった事に。
そして小さくもふっくらとした薄桃の唇に目が向かう。いつも首筋に噛み付き吸い付くそれがふるりと震えて。

「ん、熱ぃな」

そう言って彼女はあっさりと離れる。ふわりと香る甘い香りを残して。

「体温計どこだ?」
「あ……あぁ、た、確か2番目の引き出しの中、ゲホッ」

彼女の言葉にようやく金縛りに遭っていた様に固まっていた身体が動く様になった。はぁ、と一つ溜息を吐けば自分の動悸がやけに早い事に気付く。近寄られてドキドキするとか高校生かよ、と軽く自己嫌悪。その間に彼女はデスクの引き出しから体温計を見つけ出した様だ。
422/02/13(日)23:02:34No.896989188+
「ん」

と、差し出される体温計を脇の下に収めれば、数秒でピピッという電子音。表示されたのは平熱より少し高い温度。

「ほらな」

ふふん、とドヤ顔の彼女。可愛い。

「微熱なのに良く分かったね」
「妹が身体弱くてしょっちゅう熱出してたからな。それで大体覚え…」

そこで動きを止めた彼女。何故かみるみるうちに顔が赤く染まり。

「っ、うるせぇ!!」
「ぅごっ!?理不尽!?」
522/02/13(日)23:03:28No.896989567+
「アンタはさっさと帰って寝やがれっ!!」

と、凄まれて書類の片付けもそこそこにトレーナー室から追い出されてしまった。トレーニング後に鍵は掛けといてくれるとは言っていたが、あの傍若無人なお姫様の事だ。果たしてどうなる事やら。風邪と自覚した途端に段々と重くなり始めた身体を引き摺って、どうにかこうにかトレーナー寮の自室に戻ったのだった。

 🐎………

「げほっ、ごほっ、ごほっ!」

部屋に戻って一時程。彼女に言われるがままベッドに入っていたのだが、夕方から寝れる訳もなく。徐々に咳も寒気も酷くなり、ますます寝付ける状態では無くなっていた。
とその時、ピンポーン、と玄関のチャイムの音。こんな時に宅配か?とのっそり起き上がり普段の半分の速度で玄関に向えば、ピンポーンピンポーンピンポピンポピンピンピンピピピピピピガチャガチャガチャガチャガチャガチャドンドンドンドンドン!と大パーカッション。

「今出ます、出ますから!」
622/02/13(日)23:03:56No.896989767+
慌てて揺れる玄関の鍵を開けて内向きのドアを開けば。

「オラァ!!」
「どわぁっ!?」

低い位置に強烈な勢いの前蹴りが飛んで来た。尻餅をついてギリギリで避けれたが、当たれば打撲どころでは済まない勢いだった。

「お、開いた開いた」
「開かないからって蹴破ろうとしないでくれません!?」

家主の悲鳴も無視して靴を脱ぎ、勝手知ったる我が家とばかりにズカズカと室内に入って行くちびっ子怪獣。寮というよりはアパートに近い1DKの部屋をぐるりと見渡して一言。
722/02/13(日)23:04:21No.896989938+
「小汚ねぇ部屋だな」
「入るなりそれ!?いやまぁ、多少は散らかってるけどさ……」

書類やらファイルやらが散らかってはいるが、それ以外は男1人暮らしの常識的な範囲で片付けている、はず。

「よし、キッチンは使えるな」
「キッチン?」
「アンタは寝てな」

手に提げていたビニール袋をシンク横の作業台にドン、と置いた彼女は此方に振り向いて。

「このドリームジャーニー様が、飯作ってやるよ」

ニヤリ、と不敵な笑みでそう宣言したのだった。
822/02/13(日)23:04:49No.896990115+
「ジャーニー、飯、作れるのか……?」
「それは一体どういう意味だぁ?あぁ?」

ガチンガチンと歯を鳴らす彼女をどうにか宥める。破壊のイメージしかない彼女に料理ができるのだろうか。不安しかないが任せるしかない様だ。大人しくベッドに入って待つ事にする。

もぞもぞと布団に潜り込むも、不安で聞き耳を立てればトントントン、と小気味良い包丁の音にコトコトと何かが煮える音。そしてBGMには、彼女の上機嫌な鼻歌。曲は彼女が勝利した朝日FSのライブ曲「ENDLESS DREAM!!」だろうか。

(なんか、懐かしい感じ)

熱で朦朧とする脳裏に映るのは幼少期の頃、今と同じように風邪を引いて学校を休んだ日の事。リビングに敷かれた布団の中から見たキッチンに立つ母の後ろ姿。聞こえる調理音と母の鼻歌。

そう、ちょうど今と同じ様な感じで……——
922/02/13(日)23:05:11No.896990252+
「おい、起きろ」
「ふがっ」

ゴン、とベッドを蹴る音で意識が戻る。彼女の鼻歌を聴いてる内にどうやらいつの間にか寝てしまった様だった。ベッドから起きてテーブルに付けば、彼女が持ってきたのは実家から送られてそのまま戸棚に眠っていた土鍋。よく見つけたなと思いつつ彼女が布巾で蓋を開ければ、もわっと湯気が立ち。

「お~、卵粥」
「風邪といえば、これだろ」

現れる白と黄色のコントラストと添えられたネギの緑のアクセント。炊き立ての米の香りが食欲をそそり、思わずごくりと唾を飲む。どんな暗黒物質が出てくるか、と覚悟していたが真逆の方向に裏切られた。彼女が手際良くお玉で茶碗によそい、スプーンを付けて渡してくれる。

「じゃあ、いただきます」
「ん」
1022/02/13(日)23:05:28No.896990355+
見た目は良いが果たして味は、と拭えぬ不安を抱えつつスプーンで卵粥を掬い口に運べば。

「あ、あふっ、ほふ」

熱々の米ととろとろの卵が舌の上を滑り、塩味が良い塩梅に効いていて、舌の上で程よく冷めれば正に飲める様に喉奥に滑り落ちていって、これは。

「……美味い!」
「……ん」

当初の不安は何処へやら、後は途切れなくお代わりし風邪で弱っているはずの胃腸で土鍋のお粥全てを食べ尽くしたのだった。彼女は俺がお代わりを要求する度に初めて見る優しい笑顔で、はいよ、と応えてくれた。
1122/02/13(日)23:05:45No.896990473+
カチャカチャと食器の洗う音。なんと彼女は後片付けまでしてくれていた。水に浸けといてくれれば、とは言ったのだが、片付けまでが料理だろうが、と言って彼女は譲らなかった。

「美味しかったよ。ありがとうジャーニー」
「食ってる時に散々聞いたっつーの」
「お粥、作り慣れてるのか?」
「前も言ったろ、妹が身体弱かったって。それで風邪引くたびにしょっちゅう作ってやってたんだよ」

ウチは両親とも共働きだったからな、と彼女は洗い終わった食器を拭きながら事もなげに言った。両親が居ない中、幼い妹が病気に罹って弱ってしまって、自分もまだ子供だったろうに看病しなくてはいけなかった幼い彼女は、一体どれだけ心細かったのだろうか。今ではもう計り知る事は出来ない。

「良い、お姉ちゃんだったんだな」
「仕方なくってヤツだ。アイツも今じゃすっかり可愛げが無くなっちまったしな」
1222/02/13(日)23:06:03No.896990578+
「さて、と。飯も終わったし、アンタはさっさと寝ろ」

食器を拭き終わった彼女が此方に向き直る。

「あぁ、そうするよ。ありがとうな、薬買ってきてくれて」
「念のために買ってきといて良かったわ。常備薬も無いとか社会人としてどうなんだよ」
「あはは……風邪なんて滅多に引いた事無かったからね」
「ったく。オラ、さっさと寝ろ」
「あぁ、今日は本当にありがとな。明日には治ってると思うから、また明日からよろしくな」
「ん」

そうして俺はリビングから寝室に戻り、何処か幸せな気分でベッドに潜り込んだのだった。
1322/02/13(日)23:06:28No.896990728+
「おい、もうちょっと詰めろ」
「何でまだ居るの!?」

一時間後、俺はベッドの上で上下スウェット姿の彼女にグイグイと奥に押し込まれていた。おかしいとは思ったのだ。玄関の扉を閉める音もせず、何故かシャワーの音が聞こえてきた時点で。今から寮に戻ってもお風呂に入れないから借りてくだけだきっとそうだ、と自分を納得させようとしてみたものの、やはり無駄だった。

「ちょ、帰らなくていいの!?寮の門限は!?」
「んなもん、外泊届出したに決まってんだろ」
「んなっ……!?」

俺を端に追いやり空いた布団のスペースに堂々と潜り込んだ彼女は俺の顔を見てニヤリと笑い。

「知ってるか?風邪引いた時は身体を温めると直ぐ治るらしいぜ?だから」
1422/02/13(日)23:06:55No.896990905+
彼女は、俺に抱き付いて。

「アタシが、“直接”温めてやんよ。トレーナーぁ」
「ちょ、待って、風邪の時は安静が絶対……あっ——!」

俺の悲鳴は、トレーナー寮の完全防音の壁に阻まれて外に漏れる事は決してなかった。
1522/02/13(日)23:07:16No.896991040そうだねx6
コーヒー無くなっちまった。じゃあ、話はここまでだな。その後?言わずとも分かるだろ、無茶したお陰で悪化したさ。更に俺が治ったと思ったら次は彼女の番さ。まぁお陰で世にも珍しい弱ったちびっ子怪獣が見れたんだがな。

アンタも気を付けろよ。今年の風邪は厄介だからな。
1722/02/13(日)23:08:20No.896991432そうだねx3
ウワーッ!姉貴!
1822/02/13(日)23:08:31No.896991519そうだねx13
姉貴へ向けるイケナイ気持ちを表現しました
姉貴に看病してほしいし添い寝してほしい
1922/02/13(日)23:08:48No.896991631+
ロリ暴君いいね…もっとコーヒー飲んで行け
2022/02/13(日)23:09:15No.896991833+
いい…強い姉貴だ…
2122/02/13(日)23:09:42No.896992012そうだねx3
姉貴怪文書久しぶりに見た
だいぶ掛かってない?
2222/02/13(日)23:09:58No.896992120+
こいつらうまぴょいしたんだ!
2522/02/13(日)23:13:09No.896993519そうだねx4
見た目完璧に児ポっスね……
2622/02/13(日)23:13:40No.896993725そうだねx6
前までのtxtあげる
fu802734.txt
2722/02/13(日)23:14:12No.896993938+
姉貴幻覚ありがたい
2822/02/13(日)23:14:58No.896994259+
昔のも貰えるとはこれは…ありがたい…
2922/02/13(日)23:15:31No.896994474そうだねx5
風邪引いてるのにうまぴょいしちゃだめだよ!?
3022/02/13(日)23:17:29No.896995406そうだねx4
>今年の風邪は厄介だからな。
コロナでしっかり感染対策とかしてて
それ突破してくる風邪は本当にキツい
3122/02/13(日)23:17:59No.896995666そうだねx4
>風邪引いてるのにうまぴょいしちゃだめだよ!?
いいだろ……春秋グランプリウマ娘だぜ?
3222/02/13(日)23:18:45No.896996048そうだねx2
姉貴の卵に粥みたいなのを出すから卵粥……!?
3322/02/13(日)23:19:24No.896996509そうだねx5
>姉貴へ向けるイケナイ気持ちを表現しました
>姉貴に看病してほしいし添い寝してほしい
もっとイケナイ気持になれ
3422/02/13(日)23:22:26No.896998066+
ツンデレなのか暴力ヒロインなのか分からんがいい姉貴だ
3522/02/13(日)23:22:53No.896998255+
>姉貴の卵に粥みたいなのを出すから卵粥……!?
さすがに鋼の意志は装着してる…はず…!
3622/02/13(日)23:28:21No.897001481+
これだけ小さいんだ…きっと来てない
3722/02/13(日)23:31:25No.897003265そうだねx4
こんなカラダで赤ちゃん作れるの反則でしょ……
3822/02/13(日)23:32:01No.897003553そうだねx4
>これだけ小さいんだ…きっと来てない
でもこんな小さいのにママになれる身体の姉貴も素敵だと思いませんか?
3922/02/13(日)23:37:55No.897006602+
これは…ありがたい…
4022/02/13(日)23:42:50No.897009162そうだねx2
ヤる事ヤってるのにキスしてない関係が好きなんですよ
4122/02/13(日)23:47:29No.897011587そうだねx1
姉貴ちんちん全部入るのかな…途中までしか入らなそう…
4222/02/13(日)23:49:38No.897012685そうだねx2
>姉貴ちんちん全部入るのかな…途中までしか入らなそう…
奥までゆっくり慣らして挿れるのもいいし一気に突き上げてもいい
4322/02/13(日)23:51:06No.897013631+
風邪のときのぴょいは悪化の一途間違いなしなのにこのトレーナーはすごいな…
4422/02/13(日)23:51:18No.897013773そうだねx1
>姉貴ちんちん全部入るのかな…途中までしか入らなそう…
挿れるために前戯だけでトロトロにされちゃうから夜は立場逆転しちゃうんだよね…
4522/02/13(日)23:52:37No.897014528そうだねx3
夜はにゃんついた声出しそうだよね姉貴
4622/02/13(日)23:53:57No.897015241そうだねx1
大きな声では言えないが私はこうウマ娘一人に対してトレーナーは一人みたいなのが好きなんだ……心が弱いから負ける子とか見たくないんだ…
4722/02/13(日)23:54:37No.897015544そうだねx3
>ヤる事ヤってるのにキスしてない関係が好きなんですよ
キスされると蕩けちゃって恥ずかしくなるからしない姉貴いいですよね
4822/02/13(日)23:55:30No.897016212そうだねx2
>夜はにゃんついた声出しそうだよね姉貴
ロリ声でも普段はオラついてて低く出してるんだけど夜はめっちゃ可愛く鳴いてくれそうよね
4922/02/13(日)23:55:47No.897016388そうだねx5
>大きな声では言えないが私はこうウマ娘一人に対してトレーナーは一人みたいなのが好きなんだ……心が弱いから負ける子とか見たくないんだ…
アプリでも個別ストーリーとメインストーリーは別だからいいんだ
5022/02/13(日)23:59:15No.897018213+
我そういうの好き!!
5122/02/13(日)23:59:20No.897018253+
次はバレンタイン姉貴かな
5222/02/14(月)00:00:08No.897018654+
昔のも見たよ…よかった…おあずけの話好きだ…
5322/02/14(月)00:00:33No.897018883+
ありがとう……

[トップページへ] [DL]