挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
妹のために魔法少女になりました 作者:槻白倫

あふたーすとーりー

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
161/161

ハッピーバレンタイン 2022

滑り込みセーフという事で

 バレンタインデー。それは、恋する乙女たちの日。


 好きな女子が、好きな男子にチョコを上げる日。逆でも可。


 ともあれ、好き合った者同士がイチャイチャするためのイベントだと、俺は思っている。


 そして、大抵イケメンが得をする日だとも思ってる。


「今年も山のようですな」


「そうですな」


 深紅の机の上に山のように置かれた包装されたチョコレート達。


「わぁ、凄いね、深紅さん」


「いつもの事よ、カレン」


 休み時間になり、俺達のクラスに遊びに来たかれんとカレンが山の上に更にチョコを置いて行く。


「言うまでも無く!」


「義理だからね」


「まぁ、聞くまでも無く。でもありがと」


「いえいえ!」


「ついでだから」


 深紅の山の標高を上げた後、二人は俺にチョコを渡してくる。


「はい、おにーちゃん! 本命だよー!」


「はい、兄さん。家族チョコ」


「あ、かれん日寄った~! 本命の癖に~」


「うるさい」


 からかうカレンに、かれんが頬を赤らめて反論する。


「ありがとう二人とも。じゃあ、俺からも、はい、どーぞ!」


 実は俺も二人にチョコを用意していたのだ。といっても、二人だけにではないけれど。


「おお! 兄チョコだ~!!」


「兄チョコって……」


「お兄ちゃんからのチョコ! 略して兄チョコ!」


「いや意味は分かるけど……まぁ、良いや。兄さん、ありがとう」


「ありがとう、おにいちゃん!」


「いえいえ。二人もありがとねぇ」


 バレンタインにチョコを貰えない事に特に焦りは無いけれど、チョコを貰えると少し安心するのは、貰った相手が特別だからだろうか? まぁ、深紅に上げて俺には無かったら一年中落ち込む自信はある。そして、深紅を一年中呪う自信もある。


「命拾いしたな、深紅」


「どうした急に?!」


 おっと、心の声が漏れてしまった。


「深紅さん、また何かやったの?」


「また、って何かな? 俺何もしてないけど……」


 もの言いたげに俺を見る深紅。


「受付対応時間外ですので」


 何も言う事は無いと首を振りながら言う。


「やかましいわ」


「いてっ」


 軽くチョップを繰り出す深紅。


 白刃取りを試してみたけれど見事に空ぶってしまった。


「く~ろ~な~さ~ん!!」


 四人で戯れていると、廊下の方から声が聞こえてくる。


 廊下の方を見て見れば、そこには桜ちゃんが――


「……何それ?」


 超巨大な箱を持って現れた。


 俺の質問に、桜ちゃんは満面の笑みで答える。


「チョコです!」


「んな馬鹿な……」


 桜ちゃんはチョコだという箱を抱えている。けれど、それは人一人分くらい大きい箱だ――って、今気づいたけど桜ちゃん変身してない!? 変身しないと持てないって事!?


「よっこいしょ……ふぅ……重かったです」


「いや、そりゃそうでしょうよ……」


「この重さイコール愛の重さだと思ってください!!」


「文字通り愛が重い……」


 これ、どうやって持って帰れば良いんだろう?


「……深紅、変身して――」


「嫌だ」


「持って……返事早くなーい?」


「自分で持って帰れよ。お前のチョコなんだから」


「俺の変身が不完全なの知ってるだろ? 変身時間も短ければ、力だって前より弱いんだぞー?」


「でも十分だろ」


「ではわたしが持って行きます! と、言いたいとこですが、チョコの形が悪くなる前に少しでも食べていただければと!」


「えぇ……この量を……?」


 開けないでも分かる、でっかいやつだ。


 きらきらと期待した目で俺を見る桜ちゃん。


 聞かないでも分かる、開けなきゃいけないやつだ。


「じゃあ、開けるね……」


 俺は綺麗にラッピングされた人サイズの箱に手をかける。


 ていうか、どうやって用意したんだろう、この箱……。


 リボンを解いて、箱の包装を外す。


 クラスの皆がその様子を興味深げに見ている。とても恥ずかしい……。


「あ、箱は一緒に持ち上げましょう!! ささ、黒奈さんはそっちを持ってください!!」


「もう嫌な予感しかしない……」


 桜ちゃんと箱を挟むように持つ。


「せーの!」


 の掛け声で、二人でゆっくり箱を持ち上げる。


「うわぁ……」


 近くで様子を見ていた乙女がドン引きしたような声を出す。乙女だけではない。このクラスに居た全員が同じようにドン引きしたような顔をしている。


 俺も、予想以上の物が視界に飛び込んできて思わず言葉を無くす。


「じゃじゃーん!! わたし特製!! ブラックローズ1/1スケールチョコ象です!!」


 桜ちゃんの言葉通り、箱の中から出て来たのは、等身大サイズのブラックローズのチョコレートで出来た象だった。


「わぁ、桜ちゃんすっごぉい!!」


 カレンだけは唯一はしゃいだようにぱちぱちと拍手をしている。


 確かに凄いけど……俺に、俺を食べろって事?


「桜ちゃん……」


「はい!!」


「すっごい食べづらい……」


「え!? そうですか? わたしならぺろりといけちゃいますけど……」


 それは量的な意味なのか、それともビジュアル的に問題無いという意味なのか。


「まあまあ遠慮せずに食べちゃってください!!」


「えぇ……自分を食べるって抵抗があるんだけど……」


 そもそもどこを食べれば良いんだ? どこをとっても食べづらい。


「まぁ、自分を齧るのって抵抗あるよな」


 言って、クリムゾンフレアの形のチョコレートを食べる深紅。この間の戦いで人気に更に火が付いたらしく、チョコレート会社から子供向けのチョコとしてオファーが来たそうだ。市販で売られているらしく、俺も今朝コンビニで見かけた。


 ちなみに、ブラックローズのデフォルメチョコもある。すっごい恥ずかしいけど、深紅が一緒ならと思ってオファーを受けた。売れ行きは良いらしい。


「深紅、先陣斬って」


「なんで俺だよ」


「深紅なら容赦無く行ってくれそうだから」


「流石にお前のために作ったチョコレートにがっつけねぇよ。自分で行け」


「むぅ……じゃあ乙女!!」


「は!? なんで私!?」


「乙女なら容赦無く行ってくれそうだから」


「あんた私をなんだと思ってんの!?」


 喧嘩した仲良しの友達。


 とは、ちょっと恥ずかしくて言えない。


 しかし困った。桜ちゃんはずっとわくわくした表情で俺を見ている。


「……あー、黒奈。ちょっと」


「ん、何?」


 ちょいちょいと乙女に手招きをされ、いったん乙女の方へと行く。


「誰も傷付かない回避方法を思いついたわ」


「え、本当!?」


「ええ。耳を貸しなさい」


「うん!!」


 乙女がごにょごにょと耳打ちしてくる。


「えー……それ、すっごい恥ずかしいんだけど……」


「良いから。そうすれば丸く収まるわ」


「そうかなぁ……?」


「そうよ」


 自信満々に頷く乙女。


 確かに、桜ちゃんならそれで解決しそうだけど……。

「……まぁ、乙女が言うなら、信じるよ」


 言って、俺は自身のチョコ象の後ろに隠れる。


「桜ちゃん、前に立って」


「え? はい、分かりました」


 疑う事も無く、桜ちゃんはチョコ象の前に立つ。


 えぇ……改めてやると恥ずかしいなぁ……。


「マジカルフラワー・ブルーミング」


 小声で変身をし、おほんっと咳払いを一つしてから乙女に言われた台詞を一言一句間違えることなく言う。


「桜ちゃん。私を、食・べ・て?」


「はいよころんで!!!!!!」


 俺の言葉を聞いた直後、鼻息荒くチョコ象に齧りつく桜ちゃん。


 がじがじがじがじ。ヒマワリの種に夢中になるハムスターのように齧る。


「あぁ……」


 俺の目の前でみるみるうちに体積を減らしていくチョコレート・ローズ。


「私が……桜ちゃんに食べられていく……」


 細い身体のどこに人一人分のチョコレートが入ると言うのか。貪り尽くす桜ちゃん。


 深紅、かれん、カレン、乙女、俺、クラスメイトがドン引きしてしまっているのに、桜ちゃんは気付いていない。


 ものの数分で全てを食べ尽くした桜ちゃん。


「ふぅ!! 食べきりましたよ、ブラックローズ!!」


「え、ええ……そうね……」


 一瞬の躊躇いも無かったな……。


「あ、桜ちゃん」


「はい?」


 俺は桜ちゃんのほっぺについたチョコの欠片を摘まみ取る。


「チョコ、付いてるわよ」


 そして、ぱくりと食べる。うん、美味しい。


「あ、あぁ……ぁぁ……」


 その様子を見ていた桜ちゃんは、大きく口を開け、わなわなと震える。


「黒奈……」


「ん、なに?」


 呆れたような表情をする乙女。


 乙女だけでなく、深紅も、かれんとカレンも同じような表情をしている。


「オーバーキルよ」


「え?」


 乙女の言葉の意味が分からず、小首を傾げたその瞬間。


「ぶはぁっ!!」


「え、桜ちゃん!?」


 桜ちゃんは顔を真っ赤にしながら、勢いよく鼻血を噴出して倒れ込んだ。


 それを、かれんとカレンが支える。


愛の過剰摂取(オーバードーズ)だねぇ」


「ええ、用法用量は守らなくちゃね」


 訳の分からない事を言うかれんとカレン。


 とりあえず変身を解いて、桜ちゃんの鼻血をハンカチで拭く。


「くーちゃーん!!」


 と、廊下から碧の声が聞こえてくる。


 がらがらと小さな車輪が回る音が聞こえ、少しだけ嫌な予感を覚えながら、俺は廊下のほうを見やる。


「見て見て!! アタシ特製!! くーちゃん1/1スケールチョコレート象だよ~!!」


 予感は的中し、碧は黒奈()の1/1スケールのチョコレート象を運んできた。


 すかさず、俺は自身のチョコ象の背後に隠れる。


「碧」


「なぁに、くーちゃん?」


「俺を、食・べ・て?」


「はがぁっ!? も、ももももも勿論望むところだよ!!!!!!!!! 据え膳食わぬは女の恥ぃぃぃぃ!!!!!!!!」


 碧は半狂乱になりながら自身が作ったチョコレート象に齧りつく。


 桜ちゃんの時も思ったけど、ちょっと怖い。


 がじがじとチョコを齧る碧を見て、俺は冷や汗を拭う。


「ふぅ、危機は去った……」


「お姉様~!! 私の作った1/1スケールお姉様と私チョコを――」


「皆どうして等身大にするのかなぁ!?」


 美針ちゃんの声が聞こえてきて、俺は思わずそう声を上げてしまう。


 そんな俺を見て、四人は苦笑する。


「ま、それが愛情表現って事だろ」


「ひゅーひゅー! モテるお兄ちゃんはつらいねぇ!!」


「よっ、今日の主役ー」


「人たらしよね、本当に」


「んもう!! 来年は絶対自重してよね!!」


 俺の言葉に、四人は楽しそうに笑う。


 結局、美針ちゃんの持って来てくれたチョコレートはクラスの皆で食べた。


 これ、絶対俺の知ってるバレンタインじゃないよ……。


  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
いいねをするにはログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。

― 感想を書く ―

1項目の入力から送信できます。
感想を書く際の禁止事項をご確認ください。

※誤字脱字の報告は誤字報告機能をご利用ください。
誤字報告機能は、本文、または後書き下にございます。
詳しくはマニュアルをご確認ください。

名前:


▼良い点
▼気になる点
▼一言
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

転生前は男だったので逆ハーレムはお断りしております

【書籍化のお知らせ】 アーススターノベル様より書籍化されました(*´▽`*) 令和2年1月16日1巻・令和2年12月16日2巻発売中です。 ――――転生したら//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全189部分)
  • 576 user
  • 最終掲載日:2022/01/12 21:39
Only Sense Online

 センスと呼ばれる技能を成長させ、派生させ、ただ唯一のプレイをしろ。  夏休みに半強制的に始める初めてのVRMMOを体験する峻は、自分だけの冒険を始める。 【シ//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全359部分)
  • 621 user
  • 最終掲載日:2019/04/19 18:00
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

男が主役の悪役令嬢物!? 異世界に転生した「リオン」は、貧乏男爵家の三男坊として前世でプレイさせられた「あの乙女ゲーの世界」で生きることに。 そこは大地が浮か//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全176部分)
  • 606 user
  • 最終掲載日:2019/10/15 00:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 590 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
くまクマ熊ベアー

アニメ2期化決定しました。放映日未定。 クマの着ぐるみを着た女の子が異世界を冒険するお話です。 小説17巻、コミック7巻まで発売中。 学校に行くこともなく、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全699部分)
  • 597 user
  • 最終掲載日:2022/02/13 00:00
美少女になったけど、ネトゲ廃人やってます。

 愛の告白に大失敗した高校生、訊太郎。  彼の災難は続き、ニュースで話題の性転化病を発症してしまう。性別が逆転し、銀髪美少女に変貌した彼は、ショックのあまりVR//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全358部分)
  • 969 user
  • 最終掲載日:2022/01/04 20:45
夜伽の国の月光姫

とある小国にアルエという美しい王女がいました。けれど、この国には隠されたもう一人の美姫、第二王女のセレネという少女も居たのです。セレネは、その異質さにより忌み子//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全109部分)
  • 695 user
  • 最終掲載日:2020/12/24 19:59
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全304部分)
  • 749 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 00:00
英雄の娘として生まれ変わった英雄は再び英雄を目指す

英雄と呼ばれた六人のうちの一人レイドは、単独で魔神と戦う羽目に陥り、相打ちとなって果てた。 怪しい神の導きの後、再び彼が目覚めた時、彼は赤ん坊として生まれ変わっ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全631部分)
  • 705 user
  • 最終掲載日:2020/09/15 12:00
野生のラスボスが現れた!

時はミズガルズ暦2800年。かつて覇を唱え、世界を征服する寸前まで至った覇王がいた。 名をルファス・マファール。黒翼の覇王と恐れられる女傑である。 彼女はあまり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全201部分)
  • 735 user
  • 最終掲載日:2019/04/15 20:00
転生吸血鬼さんはお昼寝がしたい

丁寧系無気力少年が異世界で転生したのは、吸血鬼の美少女だった。 剣も魔法もある異世界に、チート能力盛りだくさんで転生した主人公が求めるもの、それは――! 「三//

  • コメディー〔文芸〕
  • 完結済(全283部分)
  • 779 user
  • 最終掲載日:2019/05/08 19:00
シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜

世に100の神ゲーあれば、世に1000のクソゲーが存在する。 バグ、エラー、テクスチャ崩壊、矛盾シナリオ………大衆に忌避と後悔を刻み込むゲームというカテゴリにお//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全842部分)
  • 620 user
  • 最終掲載日:2022/02/07 14:04
マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

【書籍版 マジエク6巻2/1発売です】 日本の紳士の間で一世風靡した伝説の美少女ゲームがある。 それは『マジカル★エクスプローラー』通称マジエク、マジエロだ。 //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全164部分)
  • 664 user
  • 最終掲載日:2022/02/01 23:39
英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~

※2021/12/01 書籍第6巻発売です! ぜひよろしくお願いします! 英雄王イングリス。 彼は女神の加護を受け『神騎士』となり、巨大な王国を打ち立てた。 や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全269部分)
  • 601 user
  • 最終掲載日:2021/11/28 19:53
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全433部分)
  • 682 user
  • 最終掲載日:2022/02/12 18:00
Free Life Fantasy Online ~人外姫様、始めました~

フリーライフファンタジーオンライン……通称FLFO。 βテストの大会で貰った入賞景品を、妹の秋菜からのプレゼントされやり始める月代 琴音。 キャラクリで選んだ種//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全117部分)
  • 575 user
  • 最終掲載日:2021/12/02 00:00
ネタキャラ転生とかあんまりだ!

バイトをし、食費を削り、青春を犠牲にして課金を繰り返す。そんなゲームだけを武器に孤独と退屈に抗う、それが相川徹の人生だった。そんな徹はバイト帰りに暴走するバスか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全167部分)
  • 595 user
  • 最終掲載日:2020/04/23 00:00
賢者の弟子を名乗る賢者

仮想空間に構築された世界の一つ。鑑(かがみ)は、その世界で九賢者という術士の最高位に座していた。 ある日、徹夜の疲れから仮想空間の中で眠ってしまう。そして目を覚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全457部分)
  • 918 user
  • 最終掲載日:2022/02/14 12:00
俺が魔法少女になるんだよ!

人類は「魔法」というものの実証に成功し、そして制御に失敗した。 「災厄の日」と呼ばれた事件から10年、ゲームや漫画で見るようなモンスターと“魔法少女”が闊歩する//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全638部分)
  • 672 user
  • 最終掲載日:2022/02/14 14:00
よくわからないけれど異世界に転生していたようです

事故で前世のおっさんの記憶を思い出した少女が特に目的も無くふらふらする話。 【講談社 Kラノベブックスより書籍1~4巻・シリウスKCよりコミカライズ1~10//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全146部分)
  • 716 user
  • 最終掲載日:2022/01/07 00:00
【アニメ化企画進行中】陰の実力者になりたくて!【web版】

【web版と書籍版は途中から大幅に内容が異なります】  どこにでもいる普通の少年シド。  しかし彼は転生者であり、世界最高峰の実力を隠し持っていた。  平//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全204部分)
  • 685 user
  • 最終掲載日:2021/03/05 01:01
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全551部分)
  • 705 user
  • 最終掲載日:2022/02/15 00:00
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

本条楓は、友人である白峯理沙に誘われてVRMMOをプレイすることになる。 ゲームは嫌いでは無いけれど痛いのはちょっと…いや、かなり、かなーり大嫌い。 えっ…防御//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全400部分)
  • 610 user
  • 最終掲載日:2022/02/14 13:50
悪役令嬢、庶民に堕ちる【web版】

殺された俺の次の人生は世間から嫌われた資産家のお嬢様!? しかも死んでから数年後の未来とかどうなっているんだ。それに女性の生活なんて知らない。俺は男だったんだぞ//

  • ヒューマンドラマ〔文芸〕
  • 完結済(全218部分)
  • 578 user
  • 最終掲載日:2022/01/11 07:00
リビティウム皇国のブタクサ姫

リビティウム皇国のオーランシュ辺境伯にはシルティアーナ姫という、それはそれは……醜く性格の悪いお姫様がいました。 『リビティウム皇国のブタクサ姫』と嘲笑される彼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全313部分)
  • 619 user
  • 最終掲載日:2022/02/06 23:44
ゆりてん!~勇者として召喚されたのに理不尽な呪いによって女の子として生活することになった件~

神様に泣きつかれ、不死の王を倒すために異世界に召喚されたナオキであったが 不死の王が最後に放った呪いにより幼げな少女の姿に変えられてしまった。 周囲には元勇者で//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全317部分)
  • 675 user
  • 最終掲載日:2021/02/07 21:19
【本編完結】コントラクト・スプラウト ~ おじさんでしたが実在合法美少女エルフになったので配信者やりながら世界救うことにしました ~

仮想空間とバーチャルアバターを駆使した、新時代の動画配信者……通称『仮想配信者(アンリアル・キャスター)』、人呼んで『URキャス』。 この『ユアキャス』ブーム//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全544部分)
  • 580 user
  • 最終掲載日:2021/09/09 18:06
転生したら剣でした

気付いたら異世界でした。そして剣になっていました……って、なんでだよ! 目覚めた場所は、魔獣ひしめく大平原。装備してくれる相手(できれば女性。イケメン勇者はお断//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全992部分)
  • 601 user
  • 最終掲載日:2022/02/14 08:00
葉隠桜は嘆かない

【書籍版第1巻が2021年8月18日より発売中です!】 魔獣という怪物が日本に現れるようになってから30年。鎖国に追い込まれた日本は独自の発展を遂げていた。 一//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全163部分)
  • 816 user
  • 最終掲載日:2021/10/19 23:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全600部分)
  • 786 user
  • 最終掲載日:2022/01/28 00:00
魔法少女アリウムフルール!! 魔法少女を守る魔法少女の話 + 魔法少女を守る妖精の話

※第一部完結しました。このあらすじは第一部のものです※ 魔法少女。10年前、魔獣という人類最大の天敵の出現と同時期に現れ、見事世界を救った彼女達は世代を交代し//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全988部分)
  • 647 user
  • 最終掲載日:2022/02/14 18:00