世界大百科事典 第2版「おしくらまんじゅう」の解説 おしくらまんじゅう 子どもの遊びの一種。地方によって〈おしあい〉〈おしあいしんじ〉〈おしくらまんぞ〉などの別称がある。《嬉遊笑覧》に〈めじろおし〉とあり,江戸期にはこの名もあったらしい。きわめて素朴な遊びで,壁や塀などに沿って1列になるか,円の区画内で相互に押し合い,列外,区画外に出た者は失格となる。地方によって多少異なるが,次のようにはやしながら遊ぶ。〈おしくらまんじゅう押されて泣くな,あんまり押すとあんこが出るぞ〉。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報